中学受験 首都圏模試センター

マイページログイン/インターネット申し込み・志望校登録・連結処理



2014/10/17

入試

過去問チャレンジ特集〈第二弾〉

第一弾に続き、入試を出題した立場から東京農業大学・戦略室の村上先生に過去に投稿していただいた記事から、「入試答案をみて」「合格への学習」などの記事をご紹介したいと思います。

→第一弾の記事はこちら

 

3 入試の答案をみて 

(1)答案からわかる受験生の学習実態 

 ① よくできる問題 ○ 覚えている内容をそのまま答える  ○ 繰り返しやった問題(そのままの形で出題)
 ② あまりできない ○ 自分で考えを組み立てること  ○ 内容を確実に読み取ること  ○ 応用する力 
 ③ きわめて弱い ○ 手がかりを探して考える  ○ 工夫をしながら考える  ○ 状況に応じて考えを進める
 ※ 受験生の多くは入試問題の解き方が下手です。
 ① 塾で習ったことを習った通りに答える問題はよくできて、状況に合わせて考え判断する問題はできない。
 ② 問題文をしっかり読めない。
 ③ 勝手な解釈が多い。
 

(2) 入試の結果から得点差の要因を探る 

 ① 基礎基本となる学習情報の理解度
 ② 問題の設定や状況に応じて考えたり工夫したりすること
 ③ 出題内容や資料を読み取ること 
 ②、③のタイプの問題は、「自分自身の力によって考える」問題 
 ※ 考える問題とは、どこかで習って覚えたことを答えるものではなく、問題内容に応じて自分自身で考えたことを答えるもの。(受験生なりの考え方を求めるものであって、大人が考えて解説したものを覚えて、それを答えてほしいのではない。)
 
(3)合格者の教科ごとの得点 
 
 受験生が多く集まり、合格ラインが高い(平均点が高い)試験では、合格者が全体の半
分以下になるようだと、合格者の多くは各教科とも平均点以上の得点がある。特に 2 科目入試であればこの傾向はより強くなってくる。そして、合格ラインが高くなれば高くなるほどこの傾向は強くなる。
 つまり、『得意な科目で点を稼げば、苦手な科目ができなくても合格できる』という俗
説は否定されるのである。
 
 

4 合格への学習 

 合格するためにもっとも大切なことは、理解した内容を上手に使いこなして、自分自身の力によって考えていく姿勢を身につけることです。ことばや公式を暗記したり、説明や方法を鵜呑みにしたりすることではありません。また、考える力は日々の積み重ねによって高まっていくもので、1 日、2 日で鍛え上げることはできません。
 「使うことができる知識だけが問題に対応できる知識」であることや、「自分自身の力によって考える」ことを意識した学習が、合格を確かなものにしていきます。
 
① 知識の質の変換
 基本的な知識や考え方を整理し、上手に使いこなせるようにする。
 記憶している情報は、状況に合わせて使えるものでなければ、得点源にはならない。したがって、覚えただけの内容は積極的に使って理解を深める。
 
② できないこと、分からないことにしっかりと向き合う
 「学ぶ」とは、新たな知識を身に着けることだけではない。わからないことやできないことを自覚し、そこにしっかりと対応していくことでもある。 わからないことを恐れてはいけない。学べば学ぶほど、分からないことは増えていくのです。
 
③ 書きながら考えることの徹底
 手を動かし、目で確かめながら考えることは、問題を解く上でもっとも基本的な方法である。書き表せば考えていることは整理されるが、“頭の中だけ”では、いろいろな思いが堂々巡りをしているだけの状態であって、試験への対応力が高くなることはありません。
 
 
以上で、村上先生の記事は終わりです。
 
→第三弾へ続く(10/27頃掲載)
bnr_syutokenmosi.jpg

入試の記事一覧

【学校コード表・偏差値検索】志望校記入をお考えの方はこちら
【塾申込み】塾を通して申し込む方はこちら
【個人申込み】個人での申し込み方法はこちら