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今月の特集

品川女子学院

品川女子学院は今年、創立91周年を迎えました。振り返れば、関東大震災から2年後、復興に向けて一丸となっていた品川の地に「社会で活躍する女子を育てる学校」として誕生。その後時代が変わっても創立者の意志を受け継ぎ、古きよきものを大切にしながら、新しいものを恐れずに取り入れたことで、現在では多くの受験生からの支持を獲得しています。
卒業から10年後の自分を見据えて、社会で役立つ力を磨くライフデザイン「28プロジェクト」が定着。「社会で活躍する女子を育てる学校」というスクールカラーがより一層鮮明になり、いまや「1都3県(東京・神奈川・埼玉・千葉)、さらには茨城、栃木、静岡からも通学する生徒がいる」という人気校になりました。2016年入試から、第3回入試(2月4日)に「表現力・総合型」を導入するなど、とどまるところを知らない品女の教育について、広報部長の平川 悟先生に伺いました。

 
 

教育目標

私たちは世界をこころに、
能動的に人生を創る日本女性の教養を高め、
才能を伸ばし、夢を育てます。

品女DNA ~創立の理念から大事にしていることは~

・まず行動
・人の喜びを自分の喜びにする心
・失敗を恐れずに一歩を踏み出す勇気
・チームで物事を成し遂げる

 
 
品女の教育をひも解くキーワード ①

「28プロジェクト」
逆算して能動的に人生を設計できる力を養う

平川先生:本校では、「世界をこころに、能動的に人生を創る日本女性の教養を高め、才能を伸ばし、夢を育てる」という教育目標を実践するために、「28プロジェクト」というライフデザイン教育に取り組んでいます。結婚や出産を考え、大きな決断をする時期として「28歳」を仮のゴールとし、さまざまな取り組みを通して、生徒が自ら考えて、決断し、人生を拓く力を育むことに力を入れています。

 
品女の教育をひも解くキーワード ②

「世界をこころに」
世界の中の日本、あるいは自分を認識する

品川女子学院_
3週間の海外体験「ニュージーランド修学旅行」

平川先生:「28プロジェクト」を実践する上で大切にしていることがあります。それは、「世界をこころに」置いておくことです。中1から3年間かけて「地域」⇒「日本」⇒「世界」と視野を広げます。そして中等部28プロジェクトの集大成として、「ニュージーランド修学旅行」を全員参加で実施します。8日間コースと3週間コースがありますが、例年、9割以上の生徒が3週間コースを選択。修学旅行をきっかけに、海外留学をする生徒も10〜15%います。

 

【意識づけ】
平川先生:「ニュージーランド修学旅行」を実のあるものにするために、中1から意識づけを始めます。例えば中1の「地理」ではニュージーランドのことを調べます。中2ではニュージーランド出身のアシスタントティーチャーから現地の話を聞いたり、ホームステイで使える英語のフレーズを勉強したりしています。

 
品川女子学院_
晴れた日はテラスで仲良くお弁当♪

【英語を学ぶ】
平川先生:英語の授業は週7時間です。そのうち1時間が英会話で、クラスを2分割して行っています。「ニュージーランド修学旅行」が学習の目的となるため、生徒は一生懸命取り組みます。英検取得率も高く、中3で準2級をもっている生徒は例年5~6割います。中3、高1はTOEIC Bridgeも受けています。

 
品川女子学院_
約4万6千冊の蔵書を誇る図書館。



【グループ活動】
平川先生:学校として、主体性を持たせたいという目標があるので、中1からグループ活動を積極的に取り入れています。例えば、中1の「情報」の授業では、動画作成ソフトを使い、グループでストーリーを考えたり、絵コンテを描いたりして地域のCMづくりを行っています。中2の鎌倉校外学習では訪れる場所をグループで話し合い、計画を立てて、外国人観光客にインタビューを行いました。また中2では新潟の農家で民泊もします。中3の「ニュージーランド修学旅行」では、グループごとに企画してオークランド市内を散策します。グループ活動にも慣れておく必要があるので、中1から学習や行事の中にグループ学習を積極的に取り入れています。いろいろな行事があり、班も入れ替わるので、誰でもリーダーになるチャンスが巡ってきます。こうして、大人しい子でも抵抗なく参加できる雰囲気を作ることで、生徒たちの自主性を培っています。

 

【海外留学プログラムも充実】
平川先生:修学旅行で世界に目が向いた生徒のために、「海外留学プログラム」の充実にも力を入れています。ニュージーランド、オーストラリア、アメリカ、イギリス、カナダなどの姉妹校・提携校に通う、3ヶ月または1年間の留学プログラムがあり、今年は22名が参加。3ヶ月のプログラムは帰国後も学習への影響が少ないため、理系志望の生徒も積極的に参加しています。

 
品女の教育をひも解くキーワード ③

「エンパシー」
人を尊重し合い、自分の思いや考えを伝える

平川先生:世界の人々と接した時に、互いに尊重し合い、自分の思いや考えを伝えることができるように、本校では「エンパシー」(共感力)を大事にしています。中等部では、自国の文化を知り、誇りに思ってほしいという願いから、さまざまな体験機会を設けています。

品川女子学院_
世界を知るためには自国文化も学びます。

【日本文化教育】
平川先生:中1では礼法(小笠原流)、中2では茶道(遠州流)、華道(草月流)、着付けを通して、日本の伝統や美しい作法を身につけます。技術を身につけることも大事ですが、それ以上におもてなしの心や、日本文化を誇りに思う気持ちを育んで、「ニュージーランド修学旅行」で伝えることをめざしています。

 
品川女子学院_
もはやタブレットは品女生の必須アイテム!

【教え合う環境】
平川先生:これまで学習は個別に行うものでしたが、高1がタブレットを持つようになり、新しい形で教え合う環境が生まれています。生徒と教員がweb上で共有するワークシートを使って勉強する生徒もいます。ノートの貸し借りも形態が変わりました。ノートを写真に撮り、共有して、わからなければわかる子に教えてもらう「教え合い」も生まれ、知識やアイデアは自分のものだけにするのではなく、シェアしあうという意識も育っています。

 
品女の教育をひも解くキーワード ④

「コミュニケーション」
学校の内外で実践的に聞く・話す・書く

平川先生:本校では、「課題型解決学習」に以前から取り組んでいます。全教科で実施するため、グループで意見を出し合い、まとめて、発表する機会がたくさんあります。また、プレゼンテーションやインタビューなど、コミュニケーション力を磨く場をたくさん設けています。中1の「国語演習」では、国語科作成のオリジナルテキストを使い、基礎を学ぶとともに、学校の内外で実践して磨きをかけています。

【プレゼンテーション】
平川先生:プレゼンテーションで大事なことは、聞き手の心情や行動に変化が起こるよう意識して話すことです。私が担当している「国語演習」では、自宅から本を持って来て、「本を使った自己紹介」を1人3分行います。毎年、試行錯誤しながらですが、本そのものを紹介するよりも、その本が好きな理由や出会いを伝えたほうが、聞き手の心に響くようです。友達関係にもいい影響をもたらしています。

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品女では学園生活のあらゆる場面でプレゼンする機会が設けられています。
 

【インタビュー】
平川先生:中1の1学期にインタビューの理論(質問の種類や順番など)を学び、2学期に文化祭に向けて近隣の方々を取材します。インタビューで得た情報は、模造紙やパソコンを使ってまとめて、発表やプレゼンテーションをします。

 
品女の教育をひも解くキーワード ⑤

「非認知能力」
成績で測れない能力に光を当てて自信を育む

平川先生:本校では、成績で測れない能力を「非認知能力」と呼んでいます。「28プロジェクト」の、根幹ともいうべき「企業コラボレーション総合学習」と「起業体験プログラム」は、まさに「非認知能力」を発揮する学習そのものです。そこでは、チームの目先が変わるような意見を言える、チームの話し合いを活性化させることができる、話をまとめることができる、聞き上手、絵やデザインが得意など、日頃の授業ではなかなか見ることができない、生徒の持ち味を見ることができます。学力も積み重ねていきますが、「非認知能力」に光を当てて自信を育むことこそが品女の大きな特長ともいえます。

品川女子学院_
「企業コラボ」ではそれぞれが独自の案を
出し合い、時には議論が白熱することも!!

【企業コラボレーション総合学習】
平川先生:「企業コラボ」は毎年、1、2社の企業に協力していただき、商品やサービスの開発を行う取り組みです。長いスパンでリアルな社会体験をさせたいという思いから、2007年にスタートしました。クラスごとに社員の方に入っていただき、教員とのティームティーチングで進めています。授業ではゴールに向けて、まず個人で考え、それをもとにグループの中で話し合い、原案をまとめて、クラス内で評価し合います。そしてクラスの代表案を持ち寄り、学年コンペにより最優秀作を選びます。ロールモデルになるような若手の女性社員に来ていただくことで、働くことを身近に感じる機会になっています。また、通常の学校生活の中では出会うことがない社会人とのコミュニケーションは視野を広げ、モチベーションを上げることにつながっています。

 
品川女子学院_
「起業体験プログラム」でもプレゼンを実施。

【起業体験プログラム】
平川先生:「起業体験プログラム」は、高等部の1、2年生、合わせて10クラスが、「株式会社」を作って文化祭に参加する6ヶ月にわたる学習プログラムです。ただモノを仕入れて売るのではありません。実際の起業と同じ手順を踏み、一人500円の出資金を出して各クラスが株式会社を設立。事業計画書の提出、会社の設立登記に始まり、模擬店の場所やもらえる予算はコンペにより決まります。文化祭当日は販売を行い、翌日には株主総会を開いて収支や営業の報告、学んだことなどを発表し、会社を解散します。経済活動なので利益を追求することも必要となりますが、高校生の学習活動なので企業理念や社会貢献意識を重視して行っています。「起業体験プログラム」を体験し、女性の働き方として「起業する方法もあるな」ということを知っていれば、仕事と生活の両立がしやすくなるのではないかと思います。

 
品女の教育をひも解くキーワード ⑥

「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」
将来のグローバルリーダーを育成する

平川先生:2014年に文部科学省よりSGHに指定されました。SGHとは将来のグローバルリーダーの育成をめざす事業で、本校では「学校と社会が連携し、起業マインドをもつ女性リーダーを育成すること」をテーマに研究プロジェクトを実施しています。2016年の中間評価では「これまでの努力を継続することによって、研究開発のねらいの達成が可能と判断される」という高い評価を受けました。

【デザイン思考】
平川先生:子どもたちは親世代が知らない仕事に就く時代とも言われています。保護者の皆さんは、子どもの頃に今のような社会になると想像できたでしょうか。Webデザイナーやアプリ開発などという職業が生まれるとは思いも寄らなかったはずです。そう考えると、自分たちで会社を興すのもアリなのです。「共感⇒問題定義⇒解決策立案⇒プロトタイプ試作」という、考えをまとめて洗練させていく「デザイン思考」を中3から学んでいます。

 
品川女子学院_
体育祭では実行委員を全校生徒から募集!
生徒自治のもと、すべての運営を行います。

【リーダーの育成「立候補制」】
平川先生:三大行事(体育祭・文化祭・合唱祭)の実行委員はすべて立候補制です。小学校の時にリーダーを経験し「行事が好きで本校を選んだ」という生徒が、「(本校では)リーダーができないのではないか」と心配しますが、そんなことはありません。 実行委員は立候補制、人数は制限はなく中1の文化祭から参加できます。そのため文化祭実行委員は200名以上います。高2がリーダーとなり、5学年が縦につながって先輩が後輩を育てる風土。中学生は高校生からいろいろなことを教わります。中3の修学旅行も、各クラスから修学旅行委員が出て来て、生徒主体で進めるようにしています。教員は、安全に行われるよう見守るというのが基本姿勢です。

 
品川女子学院_
毎年保護者も楽しみにしている「合唱祭」♪
美しい音色がホールに響き渡ります。

【生徒像】
平川先生:校風からか、明るく活発な子が多いのですが、おとなしい子も居心地が悪いということはないと思います。部活動の参加率は9割を超えます。複数のクラブや委員をかけ持ちする生徒も少なくありません。特別講習で参加者を募れば、たくさんの生徒が応募します。チャンスが多い学校なので、勉強だけでなく、さまざまなことにチャレンジしたい子が多く入学してきます。保護者の方も、新しいことに寛容なので、生徒のためになることは積極的に取り入れていこうと考えています。

 
品女の教育をひも解くキーワード ⑦

「品川ファミリー」
在学中だけでなく卒業後も見守る

平川先生:卒業後もつながりをもつので、学年としてのまとまりを大事にしています。一つの例が体育祭です。学年対抗で行うので、中1対高3 という対戦もあり得ます。綱引きや大縄とびなどの種目では意外と中1が勝つこともあり、盛り上がります。

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全国大会常連のダンス部。ヒップホップからジャズまで、あらゆるジャンルに挑戦します。
 
品川女子学院_
人工芝を利用したコートが
自慢のテニス部!

【白ばら就職情報交換会】
平川先生:卒業生のためのイベントもいろいろ実施しています。その一つが「白ばら就職情報交換会」です。本校の生徒は高校を卒業後も、目的意識をもって大学生活を過ごしていると思いますが、就職活動に際し、品女で培った自分のよさを再認識してもらうために開催しています。校長のメッセージ、20代の先輩によるパネルディスカッションや個別相談などに加えて、「お父さんの会」の協力により模擬面接も実施。「品川ファミリー」で応援するため、内定の報告を受けるたびに皆で喜んでいます。大手企業やベンチャー企業に多くの卒業生が内定しています。

 

【28歳ホームカミングデー】
平川先生:「28プロジェクト」の集大成として、卒業した10年後に再会し、現状報告を行う「28歳ホームカミングデー」というイベントも開催しています。28歳になると、専門職に就いている子もいれば、店を立ち上げ、オーナーになっている子もいれば、結婚して子どもを連れてくる子もいます。生徒がどのように成長し、どのような人生を送っているのかを確認できるため、私たち教員も楽しみにしているイベントです。

6年間を思いっきり好きなことに費やせるのも中高一貫校の魅力
(左からバスケットボール部、弓道部、バトン部)
 
 

平川 悟先生からのメッセージ
2月4日の入試が変わりました!

品川女子学院_
広報部長 平川悟先生


2020年を目標に、日本の大学入試が変わり、思考力や表現力を重視した入試にシフトすると言われています。本校もSGHに指定され、全教科で課題解決型の学習を実施している今、多様な生徒に入学してほしいと考えて、2016年度から第3回入試(2月4日)を「表現力・総合型」に変えました。出題レベルは変わりませんが、解答は記述や論述がメインになります。普段から記述を意識した学習を行い、その場で与えられた条件を整理する、考えをまとめる、表現することなどに慣れておくことをお勧めします。読解問題では、本文を踏まえて記述することが大切ですが、300字程度の論述では自分の考えを存分に表現してください。個性あふれた受験生に出会えることを楽しみにしています。品川女子学院をよく理解して受験していただくためにも、ぜひ学校に足をお運びください。

 
 
 
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