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1月10日(金)、埼玉入試初日。栄東中A日程には6,220名が出願!

1/10に行われた栄東中A日程入試の志願者は男女計6,220名。今年も日本一大規模な入試となりました...

1月10日(金)から埼玉エリアの中学入試がスタート。すでに年明け早々から茨城エリアなどで2020年の首都圏中学入試は始まっていましたが、首都圏入試の最初のヤマ場ともいえる埼玉エリアの入試の始まりによって、いよいよこの日から本格的な中学入試シーズンに突入しました。

1/10(金)埼玉入試初日。栄東中A日程は今年も6,200名...

1月10日(金)から埼玉エリアの中学入試がスタート。すでに年明け早々から茨城エリアなどで2020年の首都圏中学入試は始まっていましたが、首都圏入試の最初のヤマ場ともいえる埼玉エリアの入試の始まりによって、いよいよこの日から本格的な中学入試シーズンに突入しました。

この日行われた栄東中A日程入試には今年も男女計6、220名(男子4,050名・女子2,170名)もの出願者があり、変わらぬ首都圏最大規模、つまり日本最大規模の中学入試になりました。

最寄りのJR東大宮駅から学校までは延々と連なる大行列!

受験生の集合時間は9時10分。地元埼玉の受験生はもちろん、東京や千葉、神奈川からも多くの受験生親子が力試しも兼ねてチャレンジしてくるからか、中学入試としては比較的遅めの時刻に設定されています。

それでも、多くの受験生親子は余裕を持って家を出ているようで、例年、最寄りのJR東大宮駅には7時過ぎから受験生の姿が見え始め、8時を回ると、ホームから改札まで多くの人がひしめき、駅から学校までの道のりがまるで初詣のような大行列になります。栄東中高のキャンパスまで、ふだんならば8分ほどで歩ける距離ですが、時間帯によっては15~20分ほどかかった親子もいたようです。

学校までの道のりには、受験生親子の安全とスムーズな登校のために、学校側の教職員や警備のスタッフが、道案内と誘導に立って、親切に案内してくれます。途中の信号では、とくに安全に気遣い、交通事故などのないよう慎重な誘導が行われています。

例年、数名の当日欠席者を除いても6,000名以上の受験生が訪れるわけですから、付き添いの保護者や受験生の激励に駆けつけた塾関係者を含めると、この日だけで15,000名以上が東大宮駅から栄東中高に集ったことになります。この1月10日(金)の栄東中キャンパスは、今年も非常に活況に満ちていました。

在校生と先生方に導かれ、塾の先生の激励を受けて試験会場へ!

校門をくぐり、右手に順路を進む受験生家族をまず出迎えてくれるのは、入試の係を手伝う同校の生徒と係の先生方。寒空のなかを精一杯の声で丁寧な誘導をしてくれています。「受験生は受験票を確認して、自分の荷物を持って試験場に向かってください」、「保護者の控室は体育館になります」というアナウンスの声が各所で響きわたります。

正門を入ると、正面の校舎前の広場を右手前から左手奥に半周する形で移動する間に、受験生の親子は、受験票や筆記用具などの持ち物をあらためて確認しつつ、試験会場に向かっへ進んでいきます。ロープで仕切られた親と子の分岐点から先、受験生は左手の校舎の入り口に向かって進み、保護者は右手の体育館が待合室のため、ここでお別れです。

ここから先は、受験生自身が、自分の力で入試問題と向き合って、それに挑んでいく場所。別れ際には、肩を抱き合う親子、手を振りながら力強く歩き始める受験生など、その姿はさまざまですが、背中を向けて試験場に向かうわが子の後ろ姿を、祈るように見守る保護者がほとんどです。

正門脇から校舎まで塾スタッフの激励の列がびっしりと

その先、通路の左側に待ち構えるのは、受験生の激励に駆けつけた多くの塾のスタッフです。先頭から校舎に入るまでの数10メートルの道脇には、びっしりと各塾の先生やスタッフが並んで、教室生や教え子の姿を見守り、声をかけたり握手で激励したり…。

この塾関係者の激励の列は、試験会場(校舎)入り口となっている通用口まで延々と続いています。それでも、各塾ごとにまとまって位置取りをしているため、受験生が自分の通う塾の先生を見つけられないということはなさそうです。

これほど多くの受験生が挑戦してくる同校の入試はやはり厳しいものですが、インターネットと同校で翌11日の10時から行われる合格発表では、(例年は)4,300名前後の合格者が出されるので、実質倍率はおそらく1.5倍程度になることが予想されます。

保護者控室となる大体育館(大講堂)は2階席まで満席に近い状態...

受験生と別れた保護者の多くは、控室となっている大きな体育館(大講堂)に入っていきます。8時30分頃には、2階の体育館フロアはほぼ満席で、スタンド席に加えて、2階の観覧席も、すでに多くの保護者で埋まっていました。

朝の段階ではこの日の実受験者数は不明ですが、仮に約6,200名の受験生が一人の保護者の付き添いで来校したと数えても、1万2,000名近くの親子がこの日に訪れたことになり、これに応援の塾関係者や取材陣を含めると、およそ1万5,000名以上がこの栄東中A日程入試のために来校したことになります。

たくさんのライバルのなかで、ベストを尽くして!

この日、敷地内に3つある校舎内は、どの教室も受験生でいっぱいになります。このライバルの多さは受験生の誰もが覚悟してきたことでしょう。

これまでも大規模な模試などを経験してきたとはいえ、まだ小学校6年生である受験生たちにとっては、これほどの大きな規模感は未知の体験です。だからこそ、「いよいよ入試本番に挑む!」という強い気持ちを持つ初めての貴重な経験にもなります。

各自が入試に向けての体制を整えたのち、監督の先生からの説明などを受けます。その視線は真剣そのもののはず。しかし、緊張するのも怖いのも自分だけではありません。志望校合格に向けて、後悔のないように自分のベストを尽くして、すべての受験生が、実り多い入試体験をしてくれることを願っています。

自分の力を信じて、がんばれ、中学受験生!