受験情報ブログ

次年度共学化を前に人気増加! 芝浦工業大学附属中の強まる求心力。

東京・神奈川の中学入試がスタートした2月1日(土)。芝浦工業大学附属中の第1回入試が行われました。

東京・神奈川の中学入試がスタートした2月1日(土)。まだ真新しい豊洲の新キャンパスで行われた芝浦工業大学附属中の第1回入試には、この日、448名の男子受験生が出願。次年度2021年入試からの共学化を前に、今年も前年より104名志願者が増加する人気を見せています。(取材・撮影・文/北 一成)

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次年度からの中学共学化を前に再び人気増加!

東京・神奈川の中学入試がスタートした2月1日(土)。板橋の旧キャンパスから2017年4月に移転して4年目を迎える豊洲の新キャンパスで行われた芝浦工業大学附属中学校の第1回入試には、この日、448名の男子受験生が出願。次年度2021年入試からの共学化を前に、今年も前年より104名志願者が増加する人気を見せています。

この日の受験生集合時刻は8時30分まで(開場は7時30分)ということでしたが、7時40分頃には東京メトロ有楽町線「豊洲駅」から同校に向かう親子の姿が見られ、その前からすでに多くの受験生親子が到着していた様子です。

新交通ゆりかもめ「新豊洲駅」にほど近い、まだ真新しい新校舎の入場口の両脇には、40〜50名ほどの塾の先生やスタッフが受験生の激励に駆けつけています。

板橋からこの豊洲の新キャンパスに移転した年からさらに人気を高め、志願者の増加とともに難易度も上昇してきた同校だけに、どの塾とも受験生の応援にも熱が入ります。

校長の大坪隆明先生も自ら入場口前で、「豊洲駅」と「新豊洲駅」の両方から向かってくる受験生の親子に挨拶の声をかけ、校舎内に迎え入れています。

8時前後には、両方の駅から校舎入り口に向かって来る受験生親子の数がピークになりました。

両側に並ぶ塾の先生、スタッフによる激励の花道では、受験生に声をかける姿と、受験生の方から先生を見つけて駆け寄る姿が交錯します。

それでも、ほんの少しの時間、励ましの言葉と握手をもらった受験生は、付き添いの保護者とともに、気負いこむように次々と勢いよく校舎に入って行きます。

受験生と保護者は2階で別れ、いざ試験教室へ!

校舎内に入った受験生と保護者は、手伝いの在校生から当日の案内のペーパーを受け取り、そのまま2階へ。この日は2階の大教室と隣接した2教室、1階のカフェテリアが保護者控え室に設定されています。

そのため、付き添いの保護者とはここで別れ、受験生は一人で3階より上の試験教室へと向かって行きます。

親子で最後の持ち物チェックをする姿や、励ましの声をかける姿、階段を上っていくわが息子の背中に手を振り、見送る母親の姿が見られます。

わが子の入場を見送ると、ほとんどの保護者はいずれかの保護者控え室へ向かいます。8時過ぎには最も広い2階大教室や1階カフェテリアはほぼ満席に近くなっていました。

ただ、入試本番の朝を迎え、これまでよりもちょっぴり逞しく感じられる息子の後ろ姿を見送った後、少しだけホッとしたのか、2階フロアの廊下脇の長椅子に腰かけて休憩する母親や、温かい飲み物を買い求める保護者の姿が印象的でした。

8時30分には校内放送が入り、8時40分試験開始!

生徒集合の8時30分ちょうどには、一斉に、試験に関する注意事項などの校内放送が入りました。その瞬間、やはり校内にはピンと張り詰めた空気が流れます。

そして8時40分からは、1時間目の国語の試験が開始。ここからは、もう受験生が一人で、目の前の入試問題と正面から向き合い、力を発揮すべき時間帯です。

この日、芝浦工業附属中では、前夜2時頃の地震の影響で、暖房に不具合が出た教室があったそうですが、早朝からの先生方による試験教室の追加準備によって、無事に受験準備を整えられたといいます。

そして、万全な体制で受験生を迎え入れたこの校舎で、いよいよ初日の第1回入試は始まります!

待ち時間に1階「鉄道ギャラリー」の展示を見学する家族の姿も!

8時40分、試験が開始されると、校内の空気が一瞬ぴんと張りつめた気がしましたが、あとは保護者も、わが子の力と健闘を信じて、試験終了まで落ち着いて待つしかありません。次第に雰囲気もゆっくりした感じになりました。

なかには、この時間に、芝浦工大附属中高の名物ともいえる、1階フロアのかなりの広さを占める「しばうら鉄道工学ギャラリー」の展示を見学する保護者や、小さな弟、妹さんなどの家族の姿がありました。

9時からは大坪校長からの挨拶とお話が…。

試験開始から20分たった9時ちょうどから、メインの保護者控え室となった2階大教室では、保護者に向けた大坪校長先生からのご挨拶と、この数年の芝浦工大附属中高の生徒の成長ぶりなどについてのお話がありました。

豊洲の新キャンパス移転から今年までの入試の状況や、高校の共学化に続く来年2021年度からの中学共学化、そしてこの数年の人気と難易度の高位安定の様子、最近の在校生の活躍や成長のエピソードなどのお話のなかで、この日の保護者に向けて、新たな入学者との出会いへの期待と、受験生の健闘を願うメッセージが伝えられました。

来春2021年中学入試では、共学化とともに大胆な入試改革も!

現在の小学校5年生が受験する来春2021年入試からは、2017年からの高校共学化に続く中学共学化にともない、1学年160名の募集定員を男女で分け合う形になることから、いっそうの人気上昇と入試の難化が予想される芝浦工大附属中ですが、この期に大胆な入試改革に踏み切ることをすでに公表しています。

来春2021年入試では、2018年から3年間実施してきた独自のユニークな形式の「第1志望校入試」は、2月2日午後に行う第2回午後「特色入試(選択)」に形を変え、「英語+算数」もしくは「言語技術+算数」の選択で男女15名を募集する形になります。

2/1と2/2日の第1回、第2回では、国・算「聴解(リスニン...

さらに注目したいのは、2月1日の第1回と2月2日の第2回では、従来の国・算・理の3教科のなかで、国・算に「聴解問題(聞いて解くリスニング問題)」を導入するという点です。

まだ詳細はお聞きできていませんが、とくに算数のリスニング問題は、(すくなくとも筆者の知る範囲では)この30数年の中学入試の歴史では初めてではないでしょうか?

そのほかにも、帰国子女入試に「英語+算数」型を選択で追加、シンガポールでも入試を実施するなど、新たな入試改革で、受験生と保護者をはじめ、世の中にメッセージを発信し続ける芝浦工業大学附属中の、さらなる進化と発展が楽しみになってきました!