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受験情報ブログ

女子校座談会 パート2『敬遠されがちな女子校ってどんなところ? 入ってみたら、、、!』

【参加校:和洋九段女子&文京学院大学女子&京華女子&北豊島】
パート2 京華女子・北豊島

今回は女子校(高等学校)の意外?な魅力を先生や女子生徒の方々に直接お話していただきました。


ファシリテーター:青木 顕太 高校受験情報誌コラボリーダー


写真:【1枚目】京華女子【2枚目】北豊島


京華女子高等学校

学校のホームページはコチラ

ー学校概要ー 京華女子は文京区の白山にあります。京華(男子校)、京華女子、京華商業の3つで学園となっています。京華学園は125周年の歴史ある学校です。男子校もあるため部活動や放課後、課外活動などで一緒に活動することがある学校です。また本校は、独自の体験型授業と多彩なグローバル教育プログラムにより、学力と人間力をバランスよく伸ばし、深い知識と豊かな心を兼ね備えた「賢い女性」を育てていきます。

【平塚先生】

高校1年担任 教科は理科 部活動はバレー部と理科同好会の顧問

青木: 平塚先生の京華女子の印象をお願いします。

平塚: アットホームな雰囲気で優しい子や一生懸命の子が多く、良い環境だと思います。

青木: それではこれからお話していただくC子さんについてお願いします。

平塚: 担任をしています。性格は明るく前向きで何事にもチャレンジしてくれます。今回のインタビューも積極的に参加してくれました。課外活動にも参加し行動力のある生徒です。

【C子さんのプロフィール】

学年: 高校1年生

部活動: 写真部 国際交流部

好きな芸能人: K-pop ASTRO J-pop 藤井風 昭和女子でのコンサートに行き大学見学予定

キャラクター: 人見知りで感情が顔に出やすい 音楽好き

将来の夢: 通訳 外国の方と交流できる仕事 現在「世界合同プレゼンテーション」という企画に参加中 外資系の企業にも興味あり

青木: C子さんが京華女子を意識し始めたのはいつ頃ですか?

C子: 中学3年の夏頃です。その頃に受験も意識し始め、都立高校を第1希望にして併願校を探していた時、母からの勧めで京華女子の授業体験に行きました。その際、先輩方に学校を案内していただいたのですが、私はとても緊張していて不安でした。ですが、先輩方や先生から気軽に声をかけていただき緊張がほぐれ、体験を楽しく行うことが出来ました。それでここに入りたいと思いました。

青木: お母さんの勧めということですが、どのようなお話でしたか?

C子: 姉が京華女子を受験する際遅刻をしてしまい、慌てていたら「ゆっくりで大丈夫 落ち着いてね」と優しく声をかけていただき、無事に受験できたということでした。母はその対応を見て、ぜひ京華女子を受験するようにと勧めてくれました。

青木: 女子校に不安はなかったのですか?

C子: 不安はありました。いじめや陰口、内部生徒の壁や閉鎖的なグループなどがあるのではないかと心配でした。

青木: 入学してどのように変化しましたか?

C子: B子さんのお話にもありましたが、京華女子でも一貫生からの声かけがあり、趣味の話などをして盛り上がっています。陰口やいじめを体験したこともいじめられた人の話も聞いたことがありません。テストの話や恋バナなど、楽しく話しています。グループも閉鎖的ではなく、内部生と外部生の区別なく、みんなで仲良く過ごしています。

青木: 先生との関係はいかがでしょう?

C子: とても良好で、放課後に雑談したりして楽しく過ごしたり、分からない問題もすぐに答えていただけますし、職員室に気軽に入れる感じです。おもしろい授業もあります。私は地理、英語、体育が好きです。

青木: 男子との交流はいかがでしょうか?

C子: 京華学園では3校合同の活動があります。 吹奏楽部はその中の一つで、3校で練習しています。また、京華祭という文化祭も3校合同で行われるため、男子との交流ができます。

青木: それではC子さんに、京華学園に興味を持っている受験生へ一言お願いします。

C子: 内部生と外部生に隔たりがあるのではないか、いじめなどがあるのではないかと不安なこともあるかもしれませんが、私たちの学校生活ではそのようなことはありません。気軽で楽しく会話や勉強をしています。ぜひ、志望校のひとつとして選んでいただきたいと思います。

青木: 平塚先生、一言お願いします。

平塚: 共学からの受験では、女子校のイメージがなかなか出来ないと思いますので、ぜひ女子校に見学や体験をしに来てください。考えているよりも明るい光景が、そこにあると思います。

青木: 平塚先生 C子さん ありがとうございました。

北豊島高等学校

学校のホームページはコチラ

―学校概要― 北豊島高等学校は荒川区にある女子校です。規模は全校で400人程の小さい学校ですが、そのため全教員が全校生徒の名前と顔が一致しており、大きな家族のようなアットホームな雰囲気の学校です。1クラス30名で少数精鋭の教育で、女子力をつけられるプログラム等学習にも配慮を惜しみません。

【塩川先生】

中学2年生の担任 部活動剣道部顧問 人数少なめの剣道部ですが雰囲気はとても良いです。

青木: 北豊島の印象をお願いします。

塩川: 今までお話があったように、気楽で楽しい女子校です。A子さんB子さんC子さんのようにハキハキとして積極的な生徒もたくさんいますし、ぎゃくに内気でなかなか自分を出せない子もいます。様々なタイプの子たちが集まり学んでいます。

青木: 高校からの女子校入学で不安や緊張している生徒さんたちに、工夫されていることは何でしょうか?

塩川: 入学してから3~4日間、オリエンテーションをとり中学校からいる生徒と高校から入ってくる生徒でグルーピングを行い、楽しく少しずつ関係を揉みほぐしていくようにしています。

青木: 先生から見て、休み時間の生徒の雰囲気はどうですか?

塩川: クラスでとても仲良くしていて、スキンシップも多く、和気あいあいとして楽しく過ごしているようです。

青木:A子さんB子さんC子さんの学校ではスキンシップはどうですか?

B子: 同じ椅子に座って動画を観ます。

A子: 気楽にねぇねぇといって話しかける時に、自然にスキンシップとっていることがあります。

c子: ハグなど挨拶のようにありますね。

塩川: こういったスキンシップは女子校だからできることではないかと思います。異性の目がない中だからこそ、気楽に素のままで学校生活を過ごせるのだと思います。そして特に深く考えてないこともあって、自然に友達と良い関係をもてているのだと思います。

青木: では最後になりますが、塩川先生 女子校受検を悩んでいる受験生や保護者の方に一言お願いします。

塩川: 女子校としてみると敬遠される方もいるかと思いますが、ぜひ1度見学に来てください。学校や生徒の穏やかな雰囲気を感じ取っていただければ、女子校の拘りが取れると思います。また、共学ではできないこと、女子校だからできることもたくさんあると思います。そして、女子校の先生方は無意識にかもしれませんが、女子がわかりやすい授業を行っていると思います。何事も女子のことだけ考えることが出来る、ここが共学とは違う点だと思いますので、ぜひ体験授業に来ていただき、違いを感じていただきたいと思います。

総括

青木: みなさんのお話を聞いていて、女子校は気楽で楽しく会話ができる良い環境を与えてくれるところだと感じました。女子校の不安要素である友達関係は、早い段階で仲良くなれそうです。マイナスイメージである、閉鎖的なグループや陰口などは、殆どないという印象です。女子校だから、ではなく、学校の特徴や力を入れている学習などを考慮していただいて、受験の選択肢の一つに加えていただきたいと思います。

今日はみなさん ありがとうございました。

また 受験生のみなさん、各学校への体験の申し込みお待ちしています。


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