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受験情報ブログ

日大豊山女子中学校の2/2実施「プレゼン(課題解決)型入試」レポート

世界に貢献できる、アントレーナーシップ(起業家精神)の育成を目指し、独自の中高6ヵ年一貫カリキュラムを実施し、人気を博している日大豊山女子(東京都板橋区)。そんな豊山女子で、2月2日(木)午後に行われた、プレゼン(課題解決)型入試をレポートします。


(写真:23年2月2日入試の風景)

2/2(木)プレゼン(課題解決)型入試が実施されました

▼14時開門。少し緊張した表情の受験生たちを、スタッフの生徒や教員があたたかくお出迎えしていました。また、赤羽駅と練馬駅より、スクールバスもあり、受験生と保護者を学校全体でサポートしています。

▼入り口で生徒と保護者が別れます。大きな荷物を抱え校舎に入っていくわが子の背中を、見えなくなるまで見送る保護者の姿に、親子で共に歩んできた受験だということがわかります。保護者には、控室も準備してあり、暖かい部屋の中で受験生が戻ってくるのを待つことができ、学校の保護者様への心配りも感じることができました。

▼校舎の中に入ると、各所に焚かれたストーブでとても暖かく、靴をはきかえるスペースや検温・消毒スペースもしっかり確保されており、受験生ファーストの環境です。

入試取材【日大豊山女子】(プレゼン)230202 (4).jpg

▼受付では、先輩からカイロが配られました。そのカイロには、在校生から受験生への応援メッセージが。配布していた在校生も「自分も入試の時にこのカイロをもらってとても勇気付けられました」と話します。もらったカイロを今でも飾っている在校生もいるそう。緊張していた受験生も、メッセージ入りのカイロを見て表情が和らぎます。応援カイロを握りしめ、いざ受験会場へむかいます。

(写真:23年2月2日入試の風景)

プレゼン(課題解決)型入試とは

日大豊山女子中学校の入試は、4科・2科、適性検査型、算数1科、2科選択型、英語インタビュー型、プレゼン(課題解決)型など多彩です。ひとりひとりの可能性をみつけたいという想いから実施されています。その中でも最も特徴のある「プレゼン(課題解決)型入試」を紹介いたします。


プレゼン(課題解決)型入試とは

【プレゼンテーション】+【質疑応答】による選抜となります。事前に与えられた課題に対する解決策を提案をします。受験生1名に対し、試験官2名で実施。プレゼンテーションに使用するものがある場合は事前に用意し持参します。手作りの作品、既成のモノ、パソコン・タブレットを使用したプレゼンテーションなど特に形式の指定はありません。



入試取材【日大豊山女子】(プレゼン)230202 (23).jpg

(写真:23年2月2日入試の風景)

プレゼン(課題解決)型入試(1)【プレゼンテーション】

【プレゼンテーション】では、事前に与えられた課題に対する解決策を提案します。23年度はSDGsの目標16に関する内容が事前に与えられた課題となりました。


23年度入試のプレゼンテーション課題

SDGs17の目標の16番は「平和と公正をすべての人に」です。もし、あなたが日本のリーダーになったとして,SDGsの目標16番「平和と公正をすべての人に」を実現し、世界中の人々が平和で幸福な生活を送ることができるようにするために何をしますか。あなたの考えをプレゼンテーションしてください。



プレゼンの形式は決まっていないので、スケッチブックや模造紙、パワーポイントやキーノート、また課題を解決するためのアイディアを工作してくる受験生も。思い思いの方法で、自らの考えを全力でプレゼンテーションをしていました。

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(写真:23年2月2日入試の風景)

プレゼン(課題解決)型入試(2)【質疑応答】

【質疑応答】では、試験官が受験者のプレゼンテーションの内容に関して、いくつかの質問をします。質問内容もとても具体的で、その質問に受験生たちも一生懸命答えていて、どの受験生もプレゼンテーション内容について、とても深く調べたり考えたりしてきたことが伝わってきました。評価は【日大豊山女子の考えるルーブリック】に基づいて実施されました。

(写真:23年2月2日入試の風景)

日大豊山女子中学校の新タイプ入試

日大豊山女子中学校では、前述したプレゼン(課題解決)型入試のような、一人ひとりの可能性をみつける「新タイプ入試」が積極的におこなわれています。「新タイプ入試」の効果として、「受験しやすさ」や「教育の入口」「多様性溢れる教室の実現」があげられています。様々な得意分野を持つ生徒たちが、互いに刺激を受け合う環境づくりが「新タイプ入試」の実施目的です。豊山女子の新タイプ入試は、これからの社会で必要な力を入試を通して体現していると言えるでしょう。



日大豊山女子の中高6ヵ年一貫教育

日大豊山女子では、世界にcontribute(貢献)できるためのアントレプレナーシップ(起業家精神)を育成しています。中学校では、広い世界を自らの目で見て体感する国際交流教育と、未来を見据えて自分の可能性を広げるキャリア教育を推進。広い視野で未来を見つめられる自立した女性を目指して、体験型の授業で学んでいきます。

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日大豊山女子の放課後「学習メンタープログラム」

日大豊山女子では、自発的に学習する習慣と基礎学力の定着を徹底し「確かな学力」を身につけるサポートをします。放課後、女子大学生の「学習メンター」(メンター:助言者)6名が教室に常駐し、いつでも学習のアドバイスが受けられます。学習メンターは、分からない問題の質問対応だけでなく、学習方法や進路の悩みなどにも親身になって相談に乗ってくれる「学びのロールモデル」です。各自の予定(部活動や習い事など)に合わせて利用することができることが特徴です。長期休暇中を含め、年間200日開室しています。

「新タイプ入試」を通じて入学した生徒たちは、学校生活の中でその得意を活かし、様々な場面で活躍しています。一方で、保護者の方からは学力がついていけるか心配だという声を聞くことも稀にあります。日大豊山女子中学校では、中学校1年生で「学習メンタープログラム」の積極活用によってそのような心配を解消し、更なる高みを目指しています。個性や得意を活かし、一人ひとりが輝く学校生活を送り、世界に貢献できる人を目指せる環境は、ぜひ1度親子で見に行ってほしいと思います。

日大豊山女子中学校の情報リンク