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元日比谷高校校長石坂康倫さんの本をご紹介!

元日比谷高校校長石坂康倫さんの本今がスタートライン」「直角大好きおばあちゃん」を紹介いたします。

【今がスタートライン】


年齢を意識することは医学上は大事かもしれませんが、年齢を気にしすぎて、自分はまだ子供だからまだできないとか、この年齢だからもうできないとかと、やってみてもいないのに決めつけたりしてはいないでしょうか。 

大体、人の寿命ほど不確かなものはなく、それを理由にしたらできないことばかりになってしまいます。

産まれた赤ちゃんはその瞬間にスタートラインに立って親に見守られながらも人生への旅立ちをしはじめます。まさに、誰から見ても産まれたばかりの赤ちゃんはスタートラインに立っています。でも、すぐにその赤ちゃんにも変わらなければならないときがやってきます。母乳からの栄養から食べ物を食べることで栄養を摂りこみ、食べ物の美味しさを味わう時期がやってきます。また、新たなスタートラインに立つことになるわけです。そして、子供と呼ばれ、成人と呼ばれ、大人と呼ばれ、やがてはたくさんの人たちに揉まれながらも社会人として活躍することになります。そして、気づけば人のために、社会のためにと貢献している自分になっています。無我夢中で働き続けていると、いつの日か退職し、会社人間ではなくなるときがやってきます。

中には老人と呼ばれる年齢まで無事に生きて来れない人だっています。その人の人生だって、その時々でスタートラインに立っているのです。

だからこそ、その年、その時に常にスタートラインに立ってスタートする人生こそ素晴らしいではありませんか。特に、転機になるときは、まさにスタートに相応しいときです。

私は年齢などは気にしません。いつまでも、青春でありたいと思っています。

読者の皆さんも、一旦立ち止まって「今がスタートライン」だと思って何かをはじめてみてください。私たちは何歳になってもこれからの世界はすべてがはじめて経験するのです。そうではありませんか。人生に引退などはないのです。私は70歳になってそのことに気づきました。

だから、私を含め皆さんはいつでも「今がスタートライン」なのです。

年齢に関係なく、この本を読んで、常に今がスタートラインに立っていることを実感してくだされば著者としての喜びはありません。

ぜひ、楽しみながら読んでみてください。(石坂康倫)

【直角大好きおばあちゃん】

「直角大好きおばあちゃん」と称したエッセイに出てくるおばあちゃんはあくまで我が家のおばあちゃんのことです。おそらく認知症も人によって性格が大きく異なっているために、行動の仕方はまちまちであろうと思います。おとなしかった人が急に怒りっぽくなったり、場合によっては暴れてみたりすると思います。我が家のことを書かせてもらい、認知症の親御さんと暮らしている方々に少しでも参考にしていただければと思います。今では、執筆した時よりもっといろいろなことがわからなくなってきていますが、とりあえず元気でいてくれることは家族中が嬉しく思っています。人は必ず年を取りますし、自分自身が認知症にだってなるかもしれません。他人ごとではないのです。だから、自分自身の問題として捉えてみることも大事なのかもしれません。そこで後半では、これからの高齢者問題等に触れ、我が家に限らず高齢になっても人間としての尊厳を尊重され、また不自由なところが出てきても人のために役立てる人生であることを願って私なりに書いたエッセイです。ぜひとも、肩肘張らずにリラックスして読んでいただけたならばとても嬉しく思います。(石坂康倫)

著者:石坂康倫(いしざかやすとも)

1951年東京都生まれ
1976年に東京学芸大学を卒業後、都立高校の教員となる。
1999年4月から2004年3月末まで都立高校の教頭(副校長)を務める。
2004年4月から2009年3月末まで都立桜修館中等教育学校初代校長兼都立大学附属高等学校の校長を務める。
2009年4月から2012年3月末まで都立日比谷高等学校の校長を務める。
2012年4月から2021年3月末まで学校法人東洋大学京北中学校・高等学校、白山高等学校の校長、及び東洋大学京北中学高等学校の初代校長を務める。
2021年から東洋大学参与に就任し現在に至る。
校長に就任してからは、特に教員人材育成に力を入れて来ている。
専門は、数学・学校教育・学校運営である。