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品川女子学院 文化祭「白ばら祭」をレポート!

2023年9月17日18日に開催!

2023年9月17日18日、品川女子学院(品川区・女子校)にて文化祭「白ばら祭」が開催されました。2023年度のテーマは「光祭奪目」。生徒全員が活き活きと輝く文化祭となりました。レポートします。

品川女子学院とは

品川女子学院の教育方針は、「私たちは世界をこころに、能動的に人生を創る日本女性の教養を高め、才能を伸ばし、夢を育てます」。「世界」「能動的」「日本」「女性」「教養・才能」「夢」がキーワードです。一人ひとりの能力をできるだけ大きく伸ばすことを一番のテーマとし、1年生から6年生まで各学年の現状に柔軟に対応した学びを展開しています。

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「白ばら祭」とは

品川女子学院の文化祭「白ばら祭」は、企画から運営まで生徒が主体となり行っています。生徒一人一人がこの二日間のために費やしてきた約半年間の努力の成果を発表します。クラス単位やクラブ単位、その他団体がそれぞれ表現します。

1年生(中1)テーマ「身の回り」

1年生のテーマは「身の回り」。6月に千葉県木更津市にあるクルックフィールズにてサステナビリティに関して各クラス「水の循環と生物多様性」「獣害と地域」「生産と消費」「フードロス」「再生可能エネルギー」「循環型農業と美味しい野菜」の6つのプログラムに分かれて学習。それを元に、それぞれ自分事としてどのように受け止め考えるかを話し合い、テーマを決めて成果を発表しました。


テーマ「身の回り」

1年A組 排水による影響、種類や対策について

1年B組 君はこれで完璧で究極の獣害マスター

1年C組 生徒と消費の果てまでイッテQ

1年D組 フードロスリベンジャーズ(フーリベ)

1年E組 1E発電所までイッテQ

1年F組 有機農業は意外とあなたのそばにある?!



2年生(中2)テーマ「起源としての日本社会・文化」

2年生のテーマは「起源としての日本社会・文化」。道徳総合学習の中で、日本文化(ゆかたの着付け・茶道・いけばな)に触れ、和の心を身につけるとともに日本を知り、京都で日本社会・文化を学びます。白ばら祭に向けて、各クラスで身近な「問題点」を見つけ、日本社会・文化にまで視野を広げながら解決策を考え、成果を発表しました。


テーマ「起源としての日本社会・文化」

2年A組 あなたの耳が壊れるまで

2年B組 推し事リーダー育成計画

2年C組 秘密のケンソンSHOW

2年D組 今日米好きになりました

2年E組 2Eの女が吠える文化祭

2年F組 Entertainment showtime!



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3年生(中3)~5年生(高2)起業体験プログラム

起業体験プログラムは、3 ~5年生で実施されているプログラムで、3年生は各クラス、4、5年生は目的を共有する大小さまざまな規模の各団体を1つの株式会社と見なし、取締役(社長、マネージャー、会計長)や社員といった役割決め、株式の発行、起業体験プレゼンテーションで出資金を募るなど本物の株式会社さながらの運営をします。2023年度からキャッシュレス決済を導入、幅広い価格設定が可能になりました。他校の文化祭でみられる模擬店とは異なり、品川女子学院の日常の学びで得た発想力や課題解決思考を発揮されていました。

今回は、6月に実施された起業体験プレゼンテーション(理念性、チャレンジ性、事業性、実行性の4項目で評価)で上位となりました2企画をご紹介します。

~3年B組~(株)もぐ。

企業理念は「お弁当でつなぐ幸せのリレー」。目標は、お弁当を作る人と食べる人に幸せを届け、メンバー自身も幸せを繋いでいくこと。取り組みの紹介にあわせて、オリジナルお弁当バンドやオリジナル巾着セットを販売。また、親子の心をつなぐコメントスペースなどもあり、とても和やかな企画でした。「リレーの中の最後のバトンとしてご高齢者様にお弁当とメッセージカードを届けるという実践活動も行いました。この活動を通じて誰かを笑顔にすることへの喜びを強く実感することができ、貴重な経験になったと思います。またオリジナルお弁当バンドは、お弁当をつくってくれたお母さんお父さんへ普段恥ずかしくて『ありがとう』が素直に言えないけど感謝したいという思いの背景から企画しました。」とマネージャーよりコメントをいただきました。

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~4年(高1)~(株)Kasstory

企業理念は「私たちは気が付かない間に促進してしまっている食品ロスを減らすきっかけを提供します」。食品製造過程ででる食品ロスをアップサイクルした商品の販売や、コーヒースクラブ入り石鹼づくり、香り袋など一見食品ロスに関係ないと感じる体験を開催しました。「消費者に認知していただくことが大きな課題となっていることがわかったので、解決につながる活動を継続していきたいです。また、品川女子学院は、偏差値ではわからない自分のやりたいことにチャレンジできる学校でとても楽しいです。受験生には、品川女子学院を知ってもらいたいです。」と社長よりコメントをいただきました。

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文化祭実行委員長インタビューより

(文化祭実行委員長より)

今年の白ばら祭のテーマである「光祭奪目」には、元の四字熟語である光彩奪目の表している“目を見張るばかりの美しい彩り”と文化祭の“祭”をかけて、生徒全員がそれぞれ活き活きと輝いている文化祭にしようという意味を込めました。品川女子学院では、1年生から主体的に考えて取り組み、その成果としてプレゼンなど表現していきます。生徒一人ひとりが、数ヶ月かけて創り上げてきた展示・起業体験・物販・発表など、さまざまな魅力的な企画で成り立っていることが白ばら祭の特徴といえます。これは、社会で必要とされる能力を身に付けるきっかけとなると思っています。