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受験情報ブログ

西武学園文理中学校(埼玉・共学校)「英語4技能入試」レポート

2024年1月13日 西武学園文理中学校「英語4技能入試」が実施されました

▲写真:24年1月13日英語4技能入試の様子


グローバル力を「異なる価値観や文化をもった人々と協働しながら、新しい価値を創造する力」と定義している西武学園文理中学校。グローバル教育が充実している同校だからこそ実施される「英語4技能入試」の様子についてお伝えします。

いざ試験会場へ

1月13日に行われたのは、「第2回特待入試」「適性検査型入試」「英語4技能入試」です。朝7:30開門、8:30に入室完了のスケジュール。

▼試験当日は、近隣の各駅(新狭山・稲荷山公園・川越・東飯能・鶴ヶ島)より無料でスクールバスを運行しています。各駅のバス停と学校の到着場所には、西武学園文理のスタッフの教員が笑顔で出迎えてくれました。また、自家用車での送迎は可能でキャンパス内の駐車場を利用することもできます。ただし、渋滞などの交通状況による遅刻は認められないので注意は必要です。受験生は時間に余裕をもって来ていました。

少し緊張した表情の受験生たちを、西武学園文理のスタッフの生徒や教員があたたかくお出迎えしていました。「おはようございます!」一人ひとりに声をかけて誘導している姿がとても印象的でした。8:30入室完了ですが、8:00ごろには受験生の登校のピークでした。1月13日の朝は、天気がよく天候などで混乱することはなかったです。

西武学園文理 英語4.jpg


保護者には、5つの保護者控室も準備してあり、暖かい部屋の中で受験生が戻ってくるのを待つことができます。西武学園文理の保護者様への心配りも感じることができました。

英語4技能入試とは

西武学園文理中学校では、「4教科・2教科入試」に加え、新しいタイプの入試「適性検査型入試」「英語4技能入試」を実施しています。


英語4技能入試とは

英語4技能入試は、英語Ⅰ※80点(Reading/Writing)、英語Ⅱ※60点(Listening)、英語Ⅲ※60点(Speaking)の3種類の試験となります。出題レベルは、英検3級~準2級レベルとなります。英語Ⅲ(Speaking)は、英検の2次試験に準じた面接形式で実施します。4技能をバランスよく点数化をし、選抜します。

20年度より小学校で英語が教科化されたことをうけて、「小学校の英語授業に興味を持って取り組んでいる」「小さいころから英会話などの習い事を通して英語に親しんでいる」生徒に受験を期待している入試です。


英語4技能入試の様子

▼英語4技能入試の英語Ⅰ(Reading・Writhing)、英語Ⅱ(Listening)は、通常スタイルのテストです。緊張感がある中、試験を取り組んでいる受験生。特に、英語Ⅱ(Listening)は幅広い出題に対し英語を聴き取る集中力も求められています。

英語ⅠのReadingでは、「空所補充」「図表の読み取り」「英文の読み取り」が出題されました。「英文の読み取り」は、300~500語程度の長文に関する質問を出題、英検3級の大問3Cのおよそ1.5倍の文量が目安です。思考力や判断力のみならず、情報処理能力が求められました。

英語ⅠのWritingでは、「状況英作文」「意見英作文」が出題されました。自分の考えや意見を自分の持っている英語で相手に伝える力、根拠を伝えて説得する力が求められました。少し英単語スペルに間違いがあっても、英語を通じて相手に伝える姿勢を評価する試験です。

英語ⅡのListeningでは、「イラストと一致する英文を選ぶ問題」「質問に対する応答を選ぶ問題」「質問の答えのイラストを選ぶ問題」「短いストーリーに関する質問に答える問題」が出題されました。幅広い出題に対し聴き取る力が求められました。

▼英語4技能入試の英語Ⅲ(Speaking)は面接形式で実施されます。面接教室の入室から退室までオールイングリッシュ。与えられた題材を音読し、その後質問が5つされました。受験生は、1つひとつの質問に丁寧に答えていました。

英語ⅢのSpeakingでは、「英文の問題」「パッセージに関する問題」「イラストに関する問題」「受験生自身の意見を問う問題」が出題されました。英検3級~準2級レベルの2次試験に準じた面接形式で実施されました。

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西武学園文理とは

最近特によく聞く言葉「グローバル教育」。そんなグローバル教育を先駆けて行っている、西武学園文理中学・高等学校。かたちだけのグローバル教育ではない、真のグローバル教育を実践し、「異なる価値観や文化をもった人々と協働しながら、新しい価値を創造する力」=”グローバル力”の育成に力を入れています。中学校ではグローバル選抜クラスおよびグローバルクラスの2種類のクラスを、高校では、グローバル選抜クラス・グローバル特進クラス・グローバルクラス・グローバル総合クラス・先端サイエンスクラスの5種類のクラスを設置しています。これから様々変化していく社会をたくましく生きるための、人間教育、進学教育もグローバル教育と同時に行っています。また、私学の中でも群を抜く広大の敷地と、充実した設備を兼ね備えているのも西武文理の特徴です。広大な敷地を存分に生かした部活動も盛んであるのと同時に、部活と勉強を両立できるよう、学校内に設置された「学習サポートセンター」にはチューターが常駐。中学生は18:50、高校生は21:00まで集中して学習に臨むことができます。また、キャンパス外にも専用の自習室も設置。生徒一人ひとりのライフスタイルに合わせた“学びの意欲”を学園全体で応援し、また生徒達も仲間と切磋琢磨しながら充実した学校生活を送れることは西武学園文理中学・高等学校ならではです。