【駒込高等学校】キャリアデザインに応える3コース制
1926年に創立された駒込中学校・高等学校。 “一隅を照らす人間の育成”という同校の理念には、点のような小さなところ(一隅)にあっても全力をつくす人であれ、そんな思いが込められています。高校からは、「特S・Sコース」「国際教養コース」「理系先進コース」の3コース制が敷かれ、全コースで英語4技能の習得を徹底する教育に力をいれています。
Find!MY高校(2025年度高校受験情報誌)
首都圏模試センターが発行する『Find!MY高校』のコンセプトは、キミの“スペシャル”になる学校がきっと見つかる、じっくり知る、じっくり選べる高校受験情報誌です。高校受験において、受験する学校を割り振られてしまう現在の進路指導(入試システム)のもとでは、自分にとってベストの選択肢を探しにくい状況が生まれているのが現状です。先進的でユニークな“ 希望の私立高等学校 ”の存在を、本誌では多くの高校受験生と保護者にお伝えしたいと思います。今回の記事についても、この情報誌と連携しております。ぜひ、ご期待ください。
正しい心の力」を与える情操教育と、キャリアデザインに応える3コース制が特徴
「特S・Sコース」「国際教養コース」「理系先進コース」の3コース制が敷かれている、駒込高等学校。「国際教養コース」では他コースよりも英語科目が多く設定され、異文化理解の授業はオール・イングリッシュで実施されるなど、先進的なカリキュラムが実践されています。「理系先進コース」ではSTEAM教育を推進し、外部コンテストへの参加も積極的に行われています。「特S・Sコース」は上記2コースとは違い、多様な進路に対応できるカリキュラムが組まれ、高2から2つの専科コースにわかれます。そして、すべてのコースで徹底されているのが、英語4技能の習得を徹底する教育です。国際教養コース主任、小川あす未先生は同校の英語教育について「英語を学ぶというよりは、英語をツールにしてなにを学ぶか? が重要だと思っています。大学へ行くことはもちろん、自分の好きなものを活かすために、英語を使えるようになってほしいです」と語ります。
コミュニケーションを大切に、ひとりひとりを支援。高い進学実績につなげる進路指導
2025年の駒込高等学校への入学者は420人(定員360人)。そのうち、高入生は300人以上です。そして2024年度の進学実績を見ると、「特S・Sコース」では国公立大15人、早慶上智20人、GMARCH 194人。また「国際教養コース」「理系先進コース」の3コース合わせてGMARCH以上への合格者が394人と、難関大学への合格者を数多く輩出しています。このような高い進学実績を支えるのが、ひとりひとりを応援する同校の進路指導です。自習室での「チューター制度」、長期休暇に行われる「講習会」など、充実した支援があります。加えて、担任の先生が行う独自の取り組みとして、卒業生に話を聞く機会も多くあるそう。「生徒が希望するコースに合った卒業生に直接会って話を聞ける、それが受験の先を見据えるきっかけになっています」(企画広報室・入試対策委員・五反田寿美子先生)。
活気あるグループワークで、オリジナルの英語教育を実践
「国際教養コース」では、異文化理解の授業がオール・イングリッシュで実施されるなど、様々な先進的な授業が行われています。「論理表現」のなかの「チームティーチング」を見学させてもらうと、ネイティブ教師によるオール・イングリッシュの授業でした。この日の題材はcanの使い方で、グループワークを中心にレッスンは進みます。たとえば「学校生活をもっと楽しくするためには、なにができる?」という問いの答えを、数人のグループで自由に考え、代表者が英語で表現します。その過程で驚くべきは、生徒同士のコミュニケーション力の高さです。どのメンバー同士でも協働しながらグループごとに違った答えを導き出し発表します。生徒同士で相談をするときにも自然と英語が出てくる様子からは、「英語という教科を学ぶのではなく、英語を使って何かを表現する」、そんな同コースの理念が実践されていると感じました。
駒込 リンク集
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