【日本工業大学駒場高等学校】 普通科専一に移行して5年。受験者数も進学実績も右肩上がりにアップ
日本工業大学駒場高等学校(東京都目黒区・共学校)は、「まじめでなければいい教育はできない」を教職員全員が共有しながら、無限の伸びしろを持つ生徒たちの「人柄を育む教育」を日々大切にして実践しています。
Find!MY高校(2025年度高校受験情報誌)

首都圏模試センターが発行する『Find!MY高校』のコンセプトは、キミの“スペシャル”になる学校がきっと見つかる、じっくり知る、じっくり選べる高校受験情報誌です。高校受験において、受験する学校を割り振られてしまう現在の進路指導(入試システム)のもとでは、自分にとってベストの選択肢を探しにくい状況が生まれているのが現状です。先進的でユニークな“ 希望の私立高等学校 ”の存在を、本誌では多くの高校受験生と保護者にお伝えしたいと思います。今回の記事についても、この情報誌と連携しております。ぜひ、ご期待ください。
日本工業大学駒場高等学校とは

日本工業大学駒場高等学校(以下、日駒)は、東京都目黒区にある私立の共学校です。学校創立以降、115年にわたって工業技術教育を行ってきた日駒は、2008年より普通科を設置し、5年前から普通科専一校に移行し、現在は在校生全員が普通科生になりました。技術分野で活躍できる「即戦力」となる人材を育成してきた、きめ細かいキャリア教育を普通科における大学進学サポートにも活かし、順調に進学実績を伸ばしています。
今回は、日駒の手厚い進路指導について、進路指導室長の今井先生にお話を伺いました。
個々の人柄を、最大限に成長させる3年間

工業科時代、日駒は、「安全を一番に考えたまじめな教育」を一貫して行ってきました。ものづくりを教える現場だからこそ、事故があってはならないと肝に銘じた指導を行い、115年間、一度も大きな事故やケガを起こすことなく、たくさんの人材を輩出してきました。そのまじめさは、普通科に移行しても日駒の伝統として、日々の学校生活に根付いています。教員たちがまじめな気持ちで生徒一人ひとりと向き合う姿勢は、必ず生徒に伝わるはずです。そして生徒たちも自分に厳しく、まわりには優しく取り組むことで、日駒生らしい”人柄“を育んで欲しいと願っています。
自分に合う環境選びが大切

今井先生は、「必ず学校見学に行って、自分に合う環境かどうかを見極めてから選んでほしい」といいます。内申点や偏差値で判断し、「ここなら入れそう」という基準だけで選んでしまうと、多かれ少なかれミスマッチが生じるからです。どんな環境で学ぶのか、どんな先生や先輩がいるのか、やりたい部活動はあるのかなど、個々の視点で学校を見ると、自分との相性が見えてきます。日駒には自分の視点で学校を選んだ生徒が多いため、結果的に満足度が高くなり、生徒もイキイキと学校生活を送ることができています。また周囲にも「日駒って楽しいよ」と自信を持って伝えることができるようになります。2世代で日駒生、兄弟、姉妹で日駒に、という生徒が増えているのは、そんな背景があるからかもしれません。
師匠と弟子のような関係性で進路をサポート

高校に入学してくる生徒たちは、まだ発展途上ですが、大きな伸びしろを持っています。日駒では、そのような生徒たちを3年間の高校生活でどう伸ばしていくかという大切な課題をすべての教員が考え、共有し、「師匠と弟子」のような関係性で、一人ひとりと向き合い、サポートをします。学年ごとの発達段階に応じた幅広い選択肢をたくさん提供し、興味・関心を引き出しつつ、定期的な個別面談、模試のデータ分析に基づいたきめ細かい指導によって、生徒の意欲に火をつけます。トップダウンではなく、自ら目標を見つけた生徒の伸びは素晴らしく、弁護士になりたいという目標を見出した生徒は、わずか一年で偏差値を50台から80に伸ばし、現役で早稲田大学法学部に合格し、将来に向けて勉強に励んでいます。
最難関大学への進学をサポートする「日駒光風塾」

学校のすぐ近くには、最難関大学を目指すための「日駒光風塾」があります。日駒が運営しており、塾頭を中心に東大生20名、早慶に合格した日駒の先輩が講師として平日の17時から21時まで、独自の合格プログラムに基づいた授業や学習支援を行っています。高1~高3まで利用できますが、入塾するには、選抜テストと進路指導部教員による学習面談をクリアしなければなりません。また、一度入っても継続して受講するためには、年に3回ある入塾テストで、基準となる成績を収める必要があります。定員は各学年25~30名。費用はテキスト代のみ自己負担で、授業やサポートは無料で受講できます。人数が限られているため、入塾を希望しても入れない生徒もいますが、全員が利用できるチュータールームや日駒卒業生チューターによるスタディサプリの利用指導であるSSS(スタディサプリサポーター)、長期休暇中の各講習会、スタディサプリやweblioのICTの活用などによって、すべての生徒に手厚い進学指導を行っています。
日本工業大学駒場 リンク集
- この記事をシェアする