受験生マイページ ログイン
受験情報ブログ

【和洋九段女子高等学校】PBLとコネクテッドスクールで未来をつむぐ

Find!MY高校(2025年・高校受験情報誌)連携記事

和洋九段女子高等学校(以下和洋九段女子)は、創立1897年、今年で128周年を迎える伝統校です。そして2016年に始まった教育改革ではPBL型教育を導入し、生徒たちの将来を大きく切り開く結果を生み出しています。そんな同校の学びの核となるもの、また、来年から始まる新コースをはじめとする3つのコースについて、水野修校長に話を聞きました。

Find!MY高校(2025年度高校受験情報誌)

首都圏模試センターが発行する『Find!MY高校』のコンセプトは、キミの“スペシャル”になる学校がきっと見つかる、じっくり知る、じっくり選べる高校受験情報誌です。高校受験において、受験する学校を割り振られてしまう現在の進路指導(入試システム)のもとでは、自分にとってベストの選択肢を探しにくい状況が生まれているのが現状です。先進的でユニークな“ 希望の私立高等学校 ”の存在を、本誌では多くの高校受験生と保護者にお伝えしたいと思います。今回の記事についても、この情報誌と連携しております。ぜひ、ご期待ください。

PBLとコネクテッドスクールで未来をつむぐ

和洋九段女子は社会とのつながりを大切にする学校です。コネクテッドスクールを理念に、企業、大学などと手を組み、社会に直結する学びの機会を多く作っています。そして、その学びを進めるベースとなるのが、同校のPBL型教育です。生徒自らが問題をみつけ、解決への道筋をつける。そんな双方向対話型の学びは、授業だけでなく、学校生活のあらゆる場面で活用されています。全教科、全学年でPBL、それが和洋での学びのベースです。

大学へ進学したある卒業生は「和洋のPBLで学んだ経験が、すごく大きかった」と水野校長に話してくれたそうです。大学ではリーダーシップをもって学びに取り組めている、と。「PBLをやってきた生徒たちが、大学の学びで力を伸ばしている話を聞くと、PBLの価値を見出します。彼女たちが当たり前にできる“協働”が、大学でほかの学生と接したとき、やってないとできないことなのだ、と気がつくそうです」(水野校長)。



新コース「フューチャーデザイン」を創設、80名の大募集“和洋の学び”を大開放

和洋九段女子では、来年度から3コース80名での募集を開始します。これまでの「グローバルコース」「サイエンスコース」に加えて、新たに創設されるのが「フューチャーデザインコース」です。「将来をデザインするのは生徒自身。高校、大学を卒業して、その先の将来をともに目指します」(水野校長)。その特徴が表れるのが、高2から始まる「学校設定科目」(下表)で、3分野6科目のなかから2科目を選択し履修します。具体的には「生活分野」「社会分野」「アート分野」から興味のあることを自由にかけあわせ、自らの意思でなにを学ぶかを決定します。そして、高校の募集人数が増えるとはいえ、同校の特徴が少人数制(1クラス20~25人程度)で、手厚いフォローがあるということに変わりはありません。「全教科、全学年でPBL」の理念も、少人数制ならではの先生と生徒との近しい関係性があってこそ。「高校からの入学生にも、その空気感が良い形で伝わると思います」(水野校長)

大学進学にも活きる、和洋の学び

和洋九段女子の進路指導は、“ゴールは大学受験ではなく、その先”。2024年度の進学実績をみると、学校推薦型選抜(指定校推薦)で進学する生徒が半数以上(51%)、学校推薦型選抜(公募制)が9%、総合型選抜が17%と、一般受験以外での進学がほとんどを占めます。また和洋女子大学への内部進学制度もあります。それを利用し進学先を確保しつつ、難関大学にチャレンジできるのも心強いポイントです。また高校入試について特筆すべきは、「フューチャーデザインコース」の単願推薦は内申点4以上が9教科のうちひとつあればいい、ということ。グローバルコースでは英語が4以上、サイエンスコースでは理科、数学のどちらかで4以上が必要とあります。このシンプルな設計に、「好きな教科がひとつあればいい」という、同校の思いが表れています。「偏差値で学校を見るのではなく、自分の好きを伸ばしたい、そんな受験生に積極的に選んでもらえる学校でいたいんです」(水野校長)

和洋九段女子 リンク集

この記事をシェアする
  • リンクをコピーしました