【聖和学院髙等学校】世界を読み解き、より良く生きるためのデータサイエンス探究
聖和学院髙等学校は、「聖和発 未来へ向かって共創力」をモットーに、卒業生が未来を見据えて社会で活躍できるよう進路指導を行っています。2025年度から高校1年生向けに4つの新コースが始動しています。
Find!MY高校(2025年度高校受験情報誌)
首都圏模試センターが発行する『Find!MY高校』のコンセプトは、キミの“スペシャル”になる学校がきっと見つかる、じっくり知る、じっくり選べる高校受験情報誌です。高校受験において、受験する学校を割り振られてしまう現在の進路指導(入試システム)のもとでは、自分にとってベストの選択肢を探しにくい状況が生まれているのが現状です。先進的でユニークな“ 希望の私立高等学校 ”の存在を、本誌では多くの高校受験生と保護者にお伝えしたいと思います。今回の記事についても、この情報誌と連携しております。ぜひ、ご期待ください。
聖和学院とは
聖和学院は、キリスト教精神を基盤にした教育を行い、心の教育を重視しています。学院の建学の精神「神は愛なり」に基づき、礼拝や聖書の授業、宗教行事を通じて生徒たちに道徳的価値観を育むことを目指しています。特に、聖書の授業では多文化共生の重要性を学び、他者を理解し受け入れる力を養います。また、宗教行事や講演会を通じて「他者」や「社会」、さらには「世界」に対する興味を深め、自分自身が国際社会にどのように貢献できるかを考える機会を提供しています。これにより、生徒は自己内対話を促進し、さまざまな課題に対して「心をこめて考える」姿勢を育むことができます。
聖和学院は、グローバル社会での活躍を見据えた国際教育にも力を入れています。ネイティブの教師による英語教育を中心に、国際的な視野を広げるプログラムが展開されています。特に、マナー教育や大学教員による中・高・大接続教育が強化されており、生徒は将来のキャリアに必要なスキルを身につけることができます。さらに、「Women’s Global Leadership Project」では、海外で働く女性リーダーからの指導を受けることで、日本人女性がグローバル人材として活躍するための具体的なビジョンを描くことができるようになります。このプロジェクトを通じて、生徒はクリティカル・シンキングを養い、リサーチから実践、課題解決へとつながる思考力を身につけます。
聖和学院では、広範囲にわたる教養教育にも注力しています。社会人として自立し、グローバル社会で活躍するためには、政治、経済、文化など多様な知識が必要です。学院は創立以来、教養教育に力を入れており、確かな知識を基盤に他者の意見を受け入れ、自らの考えを発信する力を育成しています。また、JAL国際線CAを養成する機関の講師を招いたマナー講座を通じて、グローバル社会で求められる実践的なマナーを学ぶ機会も提供しています。これにより、生徒は大学入試や社会人としての活動に役立つスキルを身につけ、将来に向けた自信を育むことができます。
(写真:Women’s Global Leadership Projectの様子)
データサイエンスのスキルを身につける
聖和学院は、未来に向けて共に発想・創造する「未来共創力」をテーマに、卒業生が社会で未来を構想する力を育む進路指導を行っています。現代社会で重要視されているコミュニケーション能力やデータ分析力の充実を目標に、2025年度から高校1年生向けに4つの新コースを設置しています。この新しいカリキュラムは、理系・文系を超えた文理融合の学びを提供し、データサイエンスのスキルを身につけることを目指しています。
英語科(グローバルコース)
英語科(グローバルコース)には、グローバルサイエンスコースとグローバルプレップコースの2つがあります。
グローバルサイエンスコースは、国際的に活躍する女性を育成するために設立された聖和学院の教育プログラムです。このコースでは、英語力を強化するとともに、統計学や情報の基礎を学ぶ新しいカリキュラムを導入し、大学のデータサイエンス授業に備えます。目指す進路は国公立や早慶上智の理学・工学・医学・薬学部です。
グローバルプレップコースは、英語力を中心に難関大学の入試合格に向けた学力を養成します。このコースでは、文系学部でも必須となるデータサイエンスの授業に対応できるよう、統計学や情報の基礎も学びます。目指す進路は国公立や早慶上智の文系学部です。
普通科(リベラルコース)
普通科(リベラルコース)には、リベラルサイエンスコースとリベラルプレップコースの2つがあります。
リベラルサイエンスコースは、国際的に重要なダイバーシティに注目し、世界で通用する女性を育成します。統計学や情報の基礎を学ぶことで、幅広い進路選択にデータ分析の視点を養います。目指す進路はGMRCHクラスの理学・工学・医学・薬学や文理融合型学部です。
リベラルプレップコースは、ダイバーシティを重視し、人文学・芸術・自然科学・社会科学など幅広い進路選択に向けて、統計学や情報の基礎カリキュラムを取り入れています。これにより、一人ひとりの個性と学力を伸ばし、GMRCHクラスの文系学部を目指します。
日本女子大学理学部教授による模擬授業
2025年2月25日、聖和学院髙等学校では、日本女子大学 理学部数物情報科学科 特任教授・清水謙多郎先生をお迎えし、【データサイエンス】の模擬授業が行われました。その後横浜市立大学を訪問し、データサイエンス学部学部長教授からの説明を受け、同学部大学生および大学院生とのディスカッションを行っております。生徒たちが今もっとも関心を寄せる分野のひとつであるデータサイエンスについて、Google Colabを用いた実践的なプログラミング体験を通して、データの分析・解析の基礎を学びました。
授業では、SpotifyやAmazonなど身近なサービスにおけるデータ活用の事例が紹介され、経済やマーケティングとのつながりにも触れられました。受講した生徒からは、「生活の多くがデータサイエンスに支えられていることに気づいた」「経済の活性化に役立つ分野だと感じた」といった声が寄せられ、学びの深さと広がりを実感する機会となりました。
聖和学院では、こうした先端分野への理解を深める取り組みを通じて、生徒一人ひとりの興味や進路につながる学びを大切にしています。未来を創る力を育む教育の一環として、今後も多様な分野との出会いを提供していくとのことです。
(写真:日本女子大学教授による模擬授業の様子)
高校生DXキャンプ
聖和学院高等学校では、ソニー・グローバルエデュケーション未来教育事業部による「高校生DXキャンプ」が2025年7月18日に開催されました。デジタル社会を生きる力を育む本プログラムには、多くの生徒が参加し、創造力と情報活用力を磨く貴重な一日となりました。
午前のテーマは【CSSでランキングサイトを見やすくしよう】。ウェブページの構造やレイアウトの仕組みを学びながら、ウェブエディタを使って実際にデザインを改善する体験を通じて、情報の「見せ方」への理解を深めました。
午後は【インフォグラフィックをつくろう】。さまざまなデータを整理し、利用者の視点に立って視覚的にわかりやすく伝える手法を学びました。生徒たちは「見る人の立場」に立った表現の面白さに気づき、伝え方の工夫を楽しみながら取り組む姿が印象的でした。
デジタル技術を活用しながら、主体的に考え、創造する力を育む本キャンプは、生徒たちの未来への一歩を力強く後押しするものとなりました。
(写真:2025高校生DXキャンプの様子)
高校イングリッシュキャンプ
聖和学院髙等学校では、生徒一人ひとりが世界とつながる力を育む教育に力を入れています。その一環として、本校では毎年「English Camp」を実施。2025年も7月22日より4日間、高校生たちが世界の環境問題をテーマに模擬国連形式で学びを深めました。
生徒たちは日本とは異なる国の大使として、各国の立場から環境課題を調査・分析し、英語で議論と提案を行います。初日はラーニングコモンズにて、オーストラリア・Griffith大学のLinda講師によるオンライン講座を受講。クイーンズランド州の海洋や山岳地域の環境問題についてリサーチし、英語でディスカッションとプレゼンテーションを行いました。
この取り組みを通じて、生徒たちは異なる視点を理解し、他国との協力の在り方を模索する力を養います。英語力だけでなく、課題解決力や国際感覚、そして多様性への理解を深める貴重な機会となっています。
聖和学院髙等学校は、こうした体験型の学びを通じて、生徒が自ら考え、発信し、未来を切り拓く力を育む教育を大切にしています。
(写真:2025高校イングリッシュキャンプの様子)
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