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東京成徳大学中学校(東京・共学校)「DL選抜入試」26年入試レポート

2026年2月5日午前 東京成徳大学中学校「DL選抜入試」が実施されました。

東京成徳大学中学校(北区・共学校)では、「Distinguished Learner(ディスティングウィッシュト ラーナー)選抜入試」の実施、4年目をむかえました。Distinguished Learner(DL)とは自律した学習者を意味し、同校が求める成長してほしい生徒像です。このDL入試はその資質を探るべく、学力試験では測れない才能を見出す入試です。<取材/ミライクリエ 菅原祐二>

Distinguished Learner選抜入試とは

東京成徳大学中学校では6年間の一貫教育を経て、生徒たちに自律した学習者(Distinguished Learner) に成長してもらいたいと考えています。Distinguished Learner選抜入試(DL入試)はそうした資質を持った生徒を選抜する試験。東京成徳学園の教育ビジョンである「成徳の精神を持つグローバル人材」より評価の観点を設け、通常の試験では測れない資質を持った生徒を選抜します。

評価方法は?

自律した学習者(Distinguished Learner) の資質を測るルーブリックをもとに評価をします。このことは、同校が目指す「“成徳”の精神を持った“グローバル人材”」を育成するための指標を元にしています。

※同校が求めるグローバル人材とは、①主体的な思考、意見を持ち行動できる、②チャレンジ、リトライができる、③多様性を理解し、受容し、多様なものと連携できるマインドがある、④日本人としてのアイデンティティを持つこと。

ルーブリック(採点基準)の詳細はコチラ

Distinguished Learner選抜入試の流れ

試験① 個人課題(60分)

【個人のアイデアの創出】

課題の問題に対して各自がアイデアを出します。各自の視点で自由に回答を作成します。回答の方法は所定の用紙に書き込みます。

【アドバイスと再考】

個人課題の中間地点では採点官よりアドバイスが行われ、各自がアイデアの整理を行い、自分の考えているアイデアを再考します。



試験② グループワーク(60分)+プレゼンテーション(20分)

【個人のアイデアの発表】

試験①で作成したアイデアをグループに分かれて発表します。

【グループでのアイデアの創出】

各自で持ち寄ったアイデアをもとに最良のアイデアとなるように練り上げます。

【プレゼンテーションにてアイデアの発表】

グループで練り上げたアイデアを発表します。


※成績上位者には入学金と2年間の授業料実質免除のA特待資格もしくは入学金免除のB特待資格を付与されます。2月5日以前に合格をしている受験生も「Distinguished Learner選抜入試」をチャレンジしていました。

試験①は、個人課題に取り組む試験会場です。机の上にはMacBook Proをはじめ、色鉛筆やはさみ、のりなど、アイデアを自由に表現するためのツールが用意されています。着席した受験生たちは、少し緊張した面持ちで説明に耳を傾けながら、次第に表情を引き締め、課題と向き合っていきました。

本年のテーマは「町の図書館の有効活用アイデア募集!!」。課題には2つの目的が示されます。1つ目は、性別・年齢・国籍を問わず、より多くの人が図書館に足を運びたくなる“きっかけ”を生み出すこと。2つ目は、地域住民の図書活動を活性化し、来館後も「また本を読みたい」と感じる体験が続く企画や取組みを考えることです。

説明が終わると、会場は一気に静まり返り、受験生はそれぞれの発想を形にし始めます。キーボードを打つ音、色鉛筆が紙を走る音、はさみで素材を切る小さな音が交錯し、思考が深まっていく時間。緊張感の中にも、「こんな図書館があったら」という想像をふくらませ、創造することそのものを楽しんでいる様子が感じられました。

その後、受験生は配布されている振り返りシートを手に取り、これまでの取組みを見直していきます。自分のアイデアは何を伝えたいのか、どこが強みで、どこを改善できるのか。書いては考え、考えては書き直す姿が教室のあちこちで見られました。最初の発想をそのまま形にするのではなく、一度立ち止まり、視点を変えて再考することが求められます。振り返りシートを指でなぞりながら、構成を組み替えたり、新たな切り口を探したりと、より良いアイデアを生み出そうとする受験生の集中力は一層高まっていきました。限られた時間の中で、自らの思考を整理し、アイデアを再構築できるかが勝負となる場面です。教室には鉛筆の音とページをめくる音だけが響き、受験生一人ひとりが自分自身と向き合いながら、完成度を高めようと懸命に取り組んでいました。


続いて行われたのが、試験②グループワークです。まず、試験①で各自が考えたアイデアを、グループ内で一人ずつ発表し、互いに共有していきます。緊張した面持ちで話し始める受験生もいれば、身ぶり手ぶりを交えながら自分の考えを伝える姿も見られ、教室内には次第に活発な空気が広がっていきました。その後は、持ち寄ったアイデアをもとに、「より良い一案」を生み出すための話し合いがスタートします。ホワイトボードや模造紙を使いながら意見を書き出し、図やキーワードで整理する姿もあり、思考を可視化しながら議論を深めていく様子が印象的でした。...


いよいよプレゼンテーションです。発表の進め方やグループ内での役割分担は、すべて各グループの裁量に委ねられており、指示は最小限。受験生たちは顔を見合わせながら相談し、自然と役割を決めていきます。


発表方法も実に多彩です。模造紙いっぱいに図やキーワードを書き込んで説明するグループ、ホワイトボードや黒板を使いながら考えを整理していくグループ。それぞれが自分たちに合った表現方法を選び、身ぶり手ぶりを交えながら懸命に伝えようとする姿が印象的でした。


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東京成徳大学中学校とは

東京成徳の創立はおよそ100年前となります。様々な歴史を経て、中高一貫の東京成徳中学・高等学校は1998年に創設されました。しっかりと寄り添い生徒への思いも熱い教員が70名ほど在籍し、それぞれの分野に情熱あふれる先生が多いです。生徒は、7割以上が東京都内から通っています。ついで埼玉県の生徒が多くなっています。また、特待生制度を利用して学業に励んでいる生徒がいるのも特徴です。

授業では、iPadを利用したICT教育(探求型授業)や留学を見据えた英語に定評があります。2020年から始まるDiversity Seminar(ダイバーシティ ゼミナール)では、自分で考え、主体的に行動していく素養を養います。

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