学校特集

安田学園中学校

探求型の授業が真の学力と人間力を育む!
難関国公立大学進学を目指す先進コースやハイレベルな英語力を育てる特英コースを設置。

安田財閥を築いた安田善次郎氏によって1923(大正12)年設立された安田学園は、90周年を機にさまざまな改革に着手し、ますます意気盛んです。2013(平成25)年に「先進コース」「総合コース」という教育体制を敷き、2014(平成26)年からは女子を迎えて共学校となりました。JR両国駅から徒歩6分と交通至便な場所にあり、都内だけでなく千葉からのアクセスもいい同校は旧安田庭園に隣接するほか江戸東京博物館や浅草など日本文化を身近に感じられる立地です。大学合格者数でも大きく実績を伸ばしている同校の教頭・稲村隆雄先生と教育企画開発本部長・仁木健嗣先生にコース制や共学化がもたらしたメリットや今後の目標などについて伺いました。

共学化とコース制導入、新校舎竣工で今注目の人気校がさらなる進化を続ける!

安田学園_教頭_稲村隆雄先生
教頭 稲村隆雄先生

安田学園は商業系の高校としてスタートして、経済界に多くの有用な人材を輩出してきましたが、時代の変遷を鑑み、創立90周年の節目にあたって順次、高校の商業科・工業科の募集停止、コース制導入、共学化を実施してきました。共学化した2014年の8月には中学棟が完成して施設も充実。ハード・ソフトの両面で着実に進化を遂げています。
今年で共学化3年目!つまり全学年(中学)に女子が揃ったわけですが、共学化は同校にどのような変化をもたらしたのでしょうか。「そもそも現代では女子のほうが積極的ですが、わが校の女子1期生はこれまで男子校だった学校を志望するだけあって、非常に活発で自立した子が目立ちます。男子校時代はのんびりした生徒が多かったですが、活発な女子に影響を受け、"女子に負けていられない""恥をかきたくない"といった気持ちから、宿題でもテストでも行事でも、積極的に頑張る男子が増えました。女子が入ることで雰囲気も明るくなり、これまで以上にいい方向に向かっていると感じます」と教頭の稲村先生は話します。

安田学園_体育祭

女子生徒の入学により行事も華やかになりました(体育祭)

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女子生徒の入学により行事も華やかになりました(文化祭)

「先進コース」に入れる上位成績者でもあえて「特英コース」を選ぶ生徒が増加!

週9時限の英語の授業を行う特英コース

安田学園_教育企画開発本部長_仁木健嗣先生
教育企画開発本部長 仁木健嗣先生

安田学園では中1から「先進コース」と「総合コース」の2コース制を取っています。「先進コース」では<20%が東大・東工大・一橋大など最難関国立大学に、そして全員がGMARCH以上の大学に合格>という高い目標を掲げています。「総合コース」でも<国公立大、早慶上理20%、GMARCH以上の大学60%進学>を目指して高度な学力の育成にあたっています。

「総合コース」の中には、中3から「特英コース」が1クラス設置されています。英語だけ別カリキュラムを組み、「総合コース」より2時間多く、週9時限の英語の授業を行います。ネイティブ教員によるT.Tを中心に、使える英語の習得、文法力の強化はもちろん、多読、スピーチやプレゼン、大学入試問題演習など将来を見据えてあらゆる力を磨いていきます。

充実したカリキュラムでハイレベルな英語力を身につける

安田学園_英語_授業

「男子校時代から『特英コース』は人気がありましたが、共学になってからさらに人気が高まっています。『先進コース』の子が『総合コース』に落ちることは基本的にありませんが、中2から中3に上がる時点で、『総合コース』上位10名ほどの生徒に"『先進コース』に上がってはどうか"と声をかけています。ところが、最近は『特英コース』の人気が高く、『先進コース』に行かずにあえて『特英コース』を志望する生徒が大半を占めています」と話すのは教育企画開発本部長の仁木健嗣先生。

『特英コース』は25~30名の募集で、中2時に希望者を募ります。昨年は募集の2倍にあたる50名ほどが志望し、試験による選抜を経て30名が『特英コース』に進みました。充実したカリキュラムでハイレベルな英語力が身につくため、スピーチコンテスト(後述)で活躍したり、センター試験のリスニング試験で満点を取るのも「特英コース」の生徒が多く、ますます人気が高まっています。

行事やランチなどでネイティブとの会話を増やし英語の4技能を伸ばす!

自然と英語でコミュニケーション!

安田学園_授業_ネイティブ
ネイティブの先生が質問すると生徒は一斉に「ハイ、ハイ、ハイ!」

「特英コース」だけでなく安田学園の英語教育はどのコースもレベルが高く、さまざまな仕掛けで生徒の意欲を引き出し、学力定着を図っています。「総合コース」では英語を初めて学ぶ生徒のために辞書の引き方から英単語・構文の覚え方、ノートの取り方など基本的な学習法から丁寧に指導します。また、暗記だけに終わらないよう、なぜこの表現になったかの根拠も解説して論理的思考力を養います。
「先進コース」の英語の授業時間数は「総合コース」と同じですが、「総合コース」の内容に加えてネイティブ教員によるゲームやスキット、ディスカッション、プレゼンテーションなどを行い、基礎力を深化させます。英文を読んだ後に要約したり自分の意見を述べることで英語読解力と論理的・批判的思考力を磨き、将来グローバル社会で活躍する素地を培います。

昨年からは、臆することなく外国人と話すことができるように、英語で話す機会を増やしています。1つはネイティブとのおしゃべりランチ。もう1つは放課後に行われるネイティブとの1対1会話です。「なるべく10分以上は会話を続けようと、生徒たちには呼びかけています。実際には積極的に話す子もいれば、沈黙が続いてしまう子もいるので、あまり会話が弾まない時は担任が入って会話をつなぐこともありますが、基本は見守っています。こうしたアウトプットの機会をもつことで、英会話の授業にも積極的に参加できるようになっていきます」と仁木先生。

また「授業や昼休み以外でも『英語しか話さない』『英語を使うのが自然』という状況を意識的に作っています。ネイティブの教員たちは林間学校や遠足などにも積極的に参加してくれます。行事を通じてネイティブたちと過ごすことで、中学期の段階で外国人とも物おじせずに話すことができるようになります」(仁木先生)。
授業の最後に英語で歌を歌うことも多いため、合唱コンクールでは英語の歌を披露するクラスもあります。また、外国人が副担任のクラスでは学級日誌もすべて英語で書かせることもあり、日常の中で違和感なく英語を使う状況が生まれているのです。男子校時代から行っていたスピーチコンテストは、今まで以上に積極的に参加する生徒が増えました。学年ごとにテーマを決めて原稿を書き、クラスごとに代表者を選んで発表するもので、中1は自己紹介、中2は自分の趣味について発表します。高1は外国人に都内を紹介するのがテーマ。グループに分かれて都内を回り、外国人におすすめの観光スポットを英語で紹介します。

共学化当初はスピーチコンテストへの参加者が女子中心になるのでは、と懸念していたそうですが、実際にはクラス代表に選出されるのは男女半々とのこと。内容、声量、流暢、スピード、attitudeについてネイティブ教員や理事長が採点して優秀賞と最優秀賞が決まります。今年2月に行われたスピーチコンテストは、かなりのハイレベルで、『先進クラス』の生徒は何も見ないでスピーチをして、先生たちを驚かせたそうです。「スピーチコンテストなどで場数を踏んで人前で英語を話すことに慣れてほしいという思いがありますが、堂々と英語を話す意識の高い生徒を目の当たりにすることで、ほかの生徒も刺激を受けて好循環を生んでいると感じます」と仁木先生は胸を張ります。

高い目標に向かって生徒が切磋琢磨

安田学園_グループランチ_ネイティブ
ネイティブ教員とのグループランチ

全校一斉のスペリング(英単語)コンテストも年に3~4回行っています。こうした取り組みの中で「先進コース」と「総合コース」でどのくらい差が開くのか気になるところですが...。 「『先進コース』と『総合コース』は確かに入学時の偏差値が違いますが、入学後の頑張りで差は縮まってきます。スペリングコンテストでは『総合コース』の生徒がトップを取ったり、90点台後半で両コースの生徒が競い合うこともあり、お互いにいい刺激を受けているようです」と話すのは教頭の稲村隆雄先生。

コミュニケーション中心の英語から4技能を伸ばすというプログラムが定着しつつある同校では、英語でも高い目標を掲げています。「最低でも全員2級取得が目標。できれば準1級取得を目指す予定です」と仁木先生。
「特英コース」では高1で準1級を取得した生徒がおり、TOEICでは高2で805点を取得した生徒もいます。「昨年度の高2はTOEICでのクラス平均が473点でした。大学生の平均が445点というデータがあるので、高2時点ではすでに大学生の平均点を超えているので、この力も今後はさらに伸ばしたい」と両先生は熱く語ってくれました。

留学でさらに英語に対するモチベーションがアップ!3か月予定の留学を延長する生徒も

毎年8月に行われる2週間のカナダ語学研修は、中3の「先進コース」全員と中2~高2の希望者が参加します。昨年は「先進コース」42名のほか、中2も含めた希望者18名が参加しました。なるべく安田学園の生徒同士が一緒にならないように、語学学校4~5校に振り分けて授業を受けます。オープンクラスでの授業なのでさまざまな国の生徒と一緒に授業を受けてコミュニケーションを取ることになります。

同校ではこれまでも留学する生徒はいましたが、昨年度から学校がプログラムを企画して留学制度を構築しています。学校のカリキュラムに支障が出ないように、高1の1月末から4月頭までの3か月のニュージーランド留学を実施、新学期に高2のクラスに復帰できる仕組みとなっています。

「1月からの留学には5名が参加していますが、実はそのうちの2名から"留学期間を6月まで延長したい"と申し出がありました」と稲村先生。「5月に高2はニュージーランドに修学旅行に行きますが、修学旅行をキャンセルしても留学を続けたい、と言うのです。ちょうど修学旅行先と留学先が近いので、われわれ教員がその生徒たちのいる学校を訪問して面会してくることにしています(笑)。日本の大学に現役で合格するためのカリキュラムを組んでいるので"勉強が遅れるけど大丈夫か?"と尋ねると、本人も納得したうえで『大変だとは思うけれど、帰国後に頑張ります』と力強く答えたので、延長を許可しました。確かに勉強の遅れやオープンキャンパスに参加できないなどリスクはあります。しかし、本人が強く希望している以上、その思いを叶えてあげたい。本校ではそうした意識の高い生徒をしっかりバックアップしていきたいと思っています」(稲村先生)

安田学園_カナダ_語学留学

8月に実施されるカナダ語学研修では大自然を満喫します♪

安田学園_カナダ_語学留学

8月に実施されるカナダ語学研修では大自然を満喫します♪

中学3年間の「探究」で学び方を身につけ高1で論文を執筆!高2のイギリス研修で自身の論文を英語でプレゼン

創造的な学びを体験

安田学園_野外探究
「野外探究・磯」では磯の生物を観察します。

安田学園が「先進コース」でとり入れている「探究」の授業はグローバルな探究心を育てて学びの本質を追求するもので、創造的な学びを体験していきます。中学3年間はグループ学習が基本。「個人やグループで疑問を出す→仮説を立てて検証する→検証結果を発表する」という流れで授業を展開します。

普段何気なく見ているものでも、注意して観察するとさまざまな疑問が見つかります。中1では上野動物園で動物の形や動き、行動などを観察して"疑問"に思う習慣を身につけます。夏休みにはテーマに関連した宿泊合宿も実施。2泊3日の「野外探究・磯」では磯の生物を観察。東京海洋大学の館山研修所の宿泊施設や実験室を利用し、必要に応じて同大学準教授や大学院生の助言を受けながら探究活動を深めていきます。

「生徒の自発的な学びを促すため、教員はアドバイスをし過ぎないように気を付けています。もちろん、いい気づきがあれば褒めてあげ、生徒の気づきから"ほかの見方もできるのでは?"と発展的な視点に導くことも心がけています」と仁木先生。ときには海洋大学の准教授も感心するようなものの見方や行動力を見せる生徒もいるそうですが、そこは中学一年生。観察や考察、発表も未熟で物足りないことも多々あるそうです。
学校に戻ってから「もうちょっと、ここを調べてくればよかった」と悔しがる生徒もいますが、それも狙いの1つ。深掘りできなかった物足りなさ、悔しさが次の探究への意欲につながるからです。

探究プログラムの成果とは?

安田学園_探究プログラム
実際の現場に赴き、環境について考えます。

中2は「森林を通して自然と人間との関わりについて考える」をテーマに、植物を観察したり環境問題について考察します。中3では「人間・社会について考える」をテーマに、新聞記事の批判的読解などによって個人探究の手法を学びます。 こうして中学3年間で探究学習の手法を身につけた生徒たちの1期生が、現在の高1です。中学3年間は週1回、グループによる「探究」学習を行っていますが、高校では週2回、個人での探究活動が始まります。高校では各自が研究課題を見つけ、ゼミに所属して探究し、集大成として論文を執筆します。ゼミは英語・数学・国語・理科・社会の5教科で、次の5つを準備しています。

① 英語によるブレーンストーミングゼミ
自分の意見を英語で自由に主張するサイト「TED」を利用してリスニング能力を高めると同時に、縦横無尽に志向を走らせるブレーンストーミングを体験。TEDで投げかけられたテーマに論理的にアプローチしていく。

② 人文・文化論ゼミ
外国人の視点を通して日本文化を再発見するのが狙い。宣教師ルイス・フロイスが見た驚愕の日本文化、NHKのアニメ番組「英国一家、日本を食べる」のマイケルが体験する日本食の奥深さなどを扱いながら個人探究へと進んでいく。

③ 数学ゼミ
これまでの授業で時間をかけて扱いたいと思ったトピックス(sin3°の値、πの近似値、高次の因数分解など)を展開するほか、時間に余裕があれば数学史にも踏み込む。

④ 理科・生物ゼミ
種子の発芽や植物の生長、クマムシなどの土壌生物について実験や論文を通して学んでから、個人でテーマを決めて個人探究を進める。研究成果は外部発表会でも発表する。

⑤ 政治・経済ゼミ
課題図書や映像資料を用いて、前半は「難民問題」を軸に国際連合の活動、EUについて、民族紛争、宗教紛争などを概観する。そこから派生するテーマについてより深く探究し、個人テーマの探究につなげる。

中3の後半から各自がテーマを考え、テーマを掘り下げます。そして高1からはいよいよ探究・ゼミ活動が始まります。1つのゼミには4~5名が参加し、各教科の教員が指導にあたります。 論文の書き方は中3後半から指導を始め、国語の教員が中心となって作ったオリジナルの「論文執筆テキスト」を使って指導しています。
高1の12月には日本語の論文を仕上げ、英訳してプレゼン用の資料を作成。最終的には高2の7月初頭に行われるイギリス研修で、各自の研究成果を英語でプレゼンするのが目標です。これはオックスフォード大学の夏休みを利用して7月に大学の寮に宿泊する4泊6日のプログラムで、前半はプレゼンがメインになりますが、オックスフォード大の食堂は映画『ハリー・ポッター』の撮影にも使われた由緒ある施設なので、大学施設の見学や観光もとり入れる計画とのことです。

探究プログラムを始めて4年目になる今、先生方はその手ごたえを確実に感じています。
「探究以外の授業でも疑問を出させる機会は多いのですが、以前は発言に乏しく、単純な疑問しか出てきませんでした。たとえば百人一首の授業で、かつては"誰が編集したのか""どうして百人一首ができたのか"といったありきたりな質問が多かったのですが、今では"そもそも和歌はどういう意図で作られたのか""和歌の歴史はいつに遡るのか"など、深い疑問を投げかけてくるようになったのです。これはもちろん探究の授業だけの成果ではありませんが、深く考えて疑問を出し、課題を見つけた時に何をどう調べればいいかという道筋を身につけてきたという印象を受けています」(仁木先生)。

予習から復習までの正しい学習法を授業や合宿で体得!学校完結型で塾に行かずとも高い学力が身につき受験勉強に邁進できる

スコラノートに家庭での生活や学習状況を記録

安田学園_スコラノート
スコラノート【画像をクリックすると拡大します】

安田学園は「学校完結型」で高い学力の習得を目指しており、面倒見の良さでも定評があります。「中学では宿題や提出物を出さないと放課後に残ってやらせることもあります。特に英語と数学は積み重ねが物をいう教科なので、宿題はほぼ毎日出しているほか、週2回ずつ、直近の授業の確認の意味でチェックテストを行います。合格点に到達しない生徒には放課後に補習を実施しています。また、スコラノートという手帳を全員に配布し、家庭での生活や学習状況を記録・提出させています。
「クラスごとに異なりますが、週1回は担任がチェックしています。生活リズムを担任が確認するのも重要ですが、女子はふだん言えないことをこれに書いて担任に伝えることもあります。家族のことやクラスのこと、人間関係などについて"先生、聞いて!"という書き込みが多いですが、担任はそれに対してコメントを書き、緊急性を感じたらすぐに話を聞くようにしています」と仁木先生。

正しい学習法を身につける

安田学園_学習法体得合宿
3泊4日で行われる学習法体得合宿

「学習法体得授業」や長期休暇時の全員講習なども同校ならではの取り組みです。学習法体得授業は2時限続きで「予習→授業→復習」の流れを身につけるもので、年8回設定。予習・復習の手順を示して自己点検します。「学習法体得合宿」は「学習法体得授業」と同じ流れを3泊4日の合宿形式で行うもので、中学3年間、毎年実施します。合宿ではどういうスタイルで勉強するか、この単元を克服したいといった計画を立て、正しい流れで学習できているか、計画どおりに進んでいるか、目標が達成できたかを担任がチェックします。

全員参加の夏期講習、冬期講習では英語と数学を「標準」と「発展」に分けて授業を展開。どちらも1・2学期の振り返りで、知識の定着を図るのが目的です。
「中学の夏期講習は最低10日間で、午前中4時限の授業を行いますが、もう少しフォローの必要があると判断した生徒には午後に指名補習を行っています。無料でこうした講習を受けられるから、塾に行かなくても学校完結で大学受験に臨める学力が身につきます」と稲村先生は話します。
さらに「本校では期末試験後も試験休みは設けず、あえて特別授業を設定しています。採点や成績会議のために試験休みがある私立校は多いですが、これは『生活リズムを崩さないように』と配慮したものです。最初は期末テストの返却と解説を行い、あとは模試に向けての授業、理科ではうずらの解剖などふだんの授業ではできない長時間の実験などを行います。理科や社会の先生が積極的に提案してくれるほか、キャリア教育の授業を行ったり、外に出て博物館に行ったりすることもあります」(稲村先生)。
「先進コース」と「総合コース」が溝を作らないように、両コース合同で行う球技大会や百人一首大会などの行事も用意されています。

学力だけでなく人間力も伸長

安田学園_車いす体験
取材日当日には自走式車いすの体験をしていました。

高い大学合格目標を掲げている同校では、生徒の意識も今まで以上に高まっています。「コース制や学習法体得合宿などの取り組みを始める前の卒業生がここ数年、難関大学合格実績を出してくれています。『先進コース』の生徒たちは"僕たち、私たちはもっと上を目指せる"という使命感を感じていますし、先輩たちのがんばりを見て"高みを目指せる"という手ごたえも掴んでいるようです。外部模試でも高い数字を出しているので、今後の成長に大きく期待しています」と稲村先生。

もちろん同校では、学力だけでなく人間力の伸長にも力を入れています。男女ともに礼法の授業やお茶の授業を行い、理事長自ら国際マナーを教える授業も行っています。創立者・安田善次郎氏の教えを集めた教材『人間力をつける』を使った授業のほか、キャリア教育の一環としてボランティア体験もとり入れて社会との関わりを考え、自己を見つめる機会を日々作っているのです。
「"先進コース"と"総合コース"はできるだけ一緒に活動する場面を増やし、最終的に学年で一緒に受験を乗り切ろう、という雰囲気を作っている」と話す稲村先生。「先進コース」の生徒たちが卒業する2年後に向け、ますますパワーアップする同校の動きから目が離せそうにありません。

安田学園_難関大学現役合格実績
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