学校特集

森村学園中等部

森村を選んだ理由、第1位は「校風・生徒の雰囲気」!
コミュニケーション能力の下地をつくる「言語技術」にも高い期待!

森村学園高等部の卒業式は、例年3月20日です。今春は191名が、希望を胸に巣立っていきました。卒業生が入場する場面では、管弦楽部が威風堂々を生演奏。卒業生一人ひとりが校長先生から卒業証書を受け取るなど、すべての式次第が終了し、司会の教頭先生が「卒業生退場」と告げると、今年も卒業生から「ちょっと待った!」という声がかかりました。卒業生が、在校生や保護者の席の方に向き、指揮者や伴奏者が位置につくと、歌を披露。『先生、僕たち私たちをいつも見守ってくれてありがとう』『後輩たち、助けてくれてありがとう』そんな感謝の気持ちを、スピッツの『空も飛べるはず』に乗せて表現したのです。「私が一番感銘を受けたのは、男子生徒の『中学生の頃はささいなことで反抗してしまい、お母さん、ごめんなさい』という言葉。女子生徒の『私たちを産んでくれてありがとう』という言葉でした」(小澤宗夫先生/入試広報部長)。
こうした独自の企画が行われるようになったのは、10年ほど前からだと言います。「式場にいるすべての人に、あたたかい気持ちを伝えて『卒業生退場』となる。それを見た後輩たちが、『次は私たちの番』というように、あたたかい気持ちが引き継がれていく。卒業生が提案したこの伝統が、もっとも本校らしいところだと思う」と話す小澤先生に、森村学園が受験生をもつ家庭から選ばれる理由を伺いました。

森村学園を知るキーワード

森村学園_創立者_森村市左衛門
創立者 森村市左衛門

【創立】
日米貿易の先駆者として日本の経済界を支えてきた実業家・森村市左衛門が1910年開校。幼稚園から高等部が1つのキャンパスで学ぶ一貫校。

【建学の精神】
独立自営

【校訓】
正直・親切・勤勉

【校訓】
正直・親切・勤勉

【環境】
東急田園都市線「つくし野駅」から徒歩5分、JR横浜線「長津田駅」から徒歩13分。東は墨田区(スカイツリーラインが東京メトロ半蔵門線・東急田園都市線と直通運転)、西は沼津から通学している生徒がいる。
駅からほど近いところにありながら、東京ドーム約1.8倍(81,587㎡)のゆとりあるキャンパスは緑豊かで落ち着ける。校舎は2010年に新築。


森村学園_新体操部
全国レベルで活躍する新体操部

クラブ活動も盛ん(入部率/中等部約90%・高等部85%)。
新体操部は全国大会の常連。陸上部も全国大会に出られる生徒が出てきている。
サッカー部は男女あり、女子生徒の中には「サッカー部に入りたくて森村を選んだ」という子も。テニスコートも充実している。文化部ではESS部が人気。


<生徒の約10人に1人が管弦楽部>

森村学園_管弦楽部
管弦楽部

管弦楽部は部員が100名を超えています。演奏会を年3回やっていて、4月の定期演奏会には1800名もの方がみなとみらいホールに来てくださいました。ロシアの巨匠ミハイル・プレトニョフさんが私たちのために作曲し、プレゼントしてくださった組曲を初演しました。

志望理由第1位は『校風』や在校生の雰囲気、子どもたちが安心できる環境、ありのままの姿でいられる環境がここにある

−− 森村学園は東急田園都市線や横浜線沿線で非常に人気のある学校です。受験生や保護者は、森村学園のどんなところに惹かれているのでしょうか。

森村学園_体育祭
縦割りで行われる体育祭

小澤先生:アンケートを取ると、まずは『校風』を気に入ってくださるようです。皆さんが、よくアットホームと言ってくださいますが、それはなれ合いではなく、しっかり叱る先生がいて、見守る先輩がいて、兄弟姉妹のような関係を築いている。それが森村学園に流れている雰囲気だと思っています。
そういうところを感じ取って志望してくださるご家庭が多いということは、お子さんに合う学校かどうかを第一に考えてくださっているご家庭が多いということ。中学受験において、それは非常に大切なことだと思うのでありがたいですね。
学校が好きで、学校生活が安定している子、自分の居場所を作った子が、結果として満足度の高い学校生活を送ることができています。そういう子は学力も伸びて、希望する進路を拓いているので、校風を第一に考えて志望してくださるのはとてもありがたいことです。

−− 貴校には初等部がありますが、中等部では受験を経て入学したお子さんとの割合はどのくらいになりますか。

小澤先生:初等部から上がる生徒は約100名。1学年は約200名ですから、5割です。

−− クラスの半分が、森村学園をよく知る初等部からの生徒さんということになりますね。

森村学園_林間学校
中等部の1年次に実施される白樺湖林間学校

小澤先生:そうですね。幼稚園から高等部が1つのキャンパスの中にあるので、12年の人生のうち9年を森村で過ごしている生徒もいます。明るく、のびやかな生徒が多いので、中学受験を経て入学した生徒たちとすぐにうち解けます。初等部出身の生徒は新しい友だちに興味津々だからです。こちらが特別な仕かけをしなくても、声をかけて仲良くなっていきます。
「友達づくりのきっかけは、初等部出身者が作ってくれた」という話を生徒からよく聞きます。同級生や先輩といった横と縦の関係を、初等部出身者の助けも得ながら上手に構築しているようです。

森村学園_サッカー部

森村の生徒たちは好きなことに全力投球(サッカー部)

森村学園_野球部

森村の生徒たちは好きなことに全力投球(野球部)

志望理由第2位は『教育理念』 創立者自ら海外の若者と接して、日本の若者に足りないと感じた力は、100年以上前と変わらず、今なお説得力がある

−− 校風に続き、志望理由で支持されているものはなんですか。

小澤先生:教育理念です。本校の創立者、森村市左衛門は、明治時代に日米貿易の先駆者として活躍した実業家です。日米貿易を通して欧米列強の若者たちと接していく中で、日本の若者たちがたくさんの知識を付着させながらも、うまく活用することができていない。自立心が乏しく、親子、他人を安易に頼ってしまう。世界に伍す若者の育成の必要性を悟り、晩年は教育に情熱を注ぎました。『社会に役立つ人をつくりたい』という思いから、1910年(明治43年)に東京・高輪で幼稚園・小学校を開設したのが、森村学園の始まりです。校訓の『正直・親切・勤勉』は、森村市左衛門の貿易から得た人生訓であり、日々の学校生活の中で校訓を行動指針としながら、『社会に役立つ人』を育てています。

−− 創立者の思いは、日々の教育にどのように反映されていますか。

小澤先生:私たちは『進路指導』と『進学指導』を分けています。進路指導は、自分の進路を主体的に考えるきっかけを作るためのもの、という位置づけで、中1では創立者の研究を行います。森村市左衛門がいち早く日米貿易に取り組んだのは、私欲のためでなく、国力を復興させたいという高邁な精神からでした。その生き様を学ぶことにより、社会に出るということは、人の役に立つことであることを学び、なぜ『正直・親切・勤勉』が大切であるかを知ることにより、自身の暮らしの中でも実践するようになります。
中2では職業をテーマに、生徒が未知の世界を切り拓きます。中3ではニュージーランド修学旅行に絡めて海外と日本の文化比較を行います。そうしたさまざまな切り口から、自分はこういう分野で社会に役立つ人になりたいという、夢の方向性を探るのが進路指導です。
その夢に対して、どうすれば実現できるかを具体的に考え、学力をつけるためのサポートを行うのが進学指導です。つまり大学入試結果は、夢の入口なのです。

森村学園_ニュージーランド修学旅行

ニュージーランド修学旅行ではさまざまなアクティビティにチャレンジ

森村学園_ニュージーランド修学旅行

ニュージーランド修学旅行ではさまざまなアクティビティにチャレンジ

<大学進学実績>

今春は堅調な結果でした。早慶上理ICUに、過去最高の36名(卒業生は191名)が現役で進学しました。行ける大学ではなく、行きたい大学へ進学することを目指していますので、学年により多少のばらつきはありますが、毎年、高い志をもって自分の夢の入口を目指し、頑張ることができています。それは、先輩の置き土産が大きいのではないかと思います。
1つは卒業生の学習データです。中学時代の総合成績や、高1、高2、高3の学内の成績、模擬試験の結果、センター試験の得点、そして合格した大学等をすべてデータとして蓄積。そのデータの公開を求めると、約9割の卒業生が許可してくれます。掲載するのは、全生徒に配布する『進路の手引き』という冊子です。大学受験の概要、合格体験記に加え、先輩たちの足跡(成績の推移)が、学習面や進路に不安をもつ在校生に勇気を与えます。
もう1つは、3月15日頃に行われる『大学受験を語る会』です。今春も、卒業式目前の高等部3年生12名が登壇し、高1生、高2生の前で自身の受験体験を語りました。高2生が、受験生という自覚をもった頃に、卒業間近の先輩たちがさまざまな切り口で語る受験体験談は、大きな刺激があるようです。

目に見える教育コンテンツでは、グローバルなコミュニケーション能力の下地をつくる、『言語技術』に期待が集まっている

−− 校風に続き、志望理由で支持されているものはなんですか。

小澤先生:やはり『言語技術』(Language Arts)です。中等部の3年間は、週1時間、カリキュラムに組み込まれており、世界標準型のコミュニケーションスタイルを習得します。そのスキルに英語をのせて、さまざまな国内・海外研修(多彩な異文化体験プログラム)で活用することにより、グローバルなコミュニケーション能力を養います。

<言語技術とは>

森村学園_グローバル
言語技術でグローバルなコミュニケーションスキルを習得します。

『言語技術』は森村学園がグローバルなコミュニケーション能力の下地をつくるために導入したプログラムです。森村学園では、つくば言語技術教育研究所(三森ゆりか所長)が、日本の小・中・高校生向けに展開した、欧米の『Language Arts』に相当するプログラムを採用して、授業を展開しています。具体的には『物語の再現・要約・創作』、『意見文・小論文』、『テクストや絵画の分析』、『さまざまな説明のスキル』、『対話の技術・ディベート』などを体系的に学習します。
この授業を通し、少しずつ難度を上げながらくり返し学習すると、「自分を客観視し、明確な根拠をもとに意見を組み立てる力」、「論理的・客観的に事象を分析して説明する力」、「メモを取る力、物語を細部にわたって構造的にとらえる力」、「大学や実社会で求められる精緻な考察力・分析力」が育っていきます。日常の学習に有効であるばかりではなく、一生涯にわたる様々な問題を解決していくための極めて重要な力です。
現在、他のいろいろな教科と『言語技術』の有機的なつながりをいかに図っていくかに力を入れています。
生徒の発言により授業が深まる、対話型のスタイルで授業が展開される『言語技術』は、今話題の『アクティブラーニング』そのものと言ってもよいと思います。『アクティブラーニング』の難しいところは、教員のコミュニケーションスキルにより、成果が変わってしまうところ。思いつきの意見に対して、思いつきの返答であったり、形はアクティブという程度で終わってしまっては、思うような成果を得ることができません。そこで『言語技術』をベースに、しっかりとした成果を得られる『アクティブラーニング』にしていくことも、目指していることの1つです。

<異文化体験プログラム>

森村学園_イングリッシュ・キャンプ
イングリッシュ・キャンプ

『言語技術』で学んだことを実践する場として、中2では『イングリッシュキャンプ』(国内における2泊3日の英語づけ宿泊研修)、中3では『ニュージーランド修学旅行』(5泊7日のうち3泊はファームステイ。異文化交流も行う)を用意しており、全員が参加します。
さらに、『オーストラリア語学研修』(中2〜高2/3週間)や、『ターム留学』(高1、高2の選抜制/約3ヶ月間/公益財団法人森村豊明会から留学費用の約半分が支給される)を、実施しています。
また、今年度から、英語と歴史を学ぶ『マルタ島研修』(夏休みに実施)もプログラムに加えました。秋の学校説明会ではレポートできるよう準備を進めていますので、ぜひ、聞きにいらしてください。

森村学園_オーストラリア語学研修

オーストラリア語学研修(エクスカーションで現地の幼稚園に訪問)

森村学園_ターム留学

ターム留学

<放課後イマージョンプログラム>

森村学園_放課後イマージョンプログラム
放課後イマージョンプログラム

『放課後イマージョンプログラム』(週1回/放課後)は、英語だけを使い、一般教科を学ぶプログラムです。学ぶ内容は小学生レベルですが、その発展としてテーマについてディスカッションなども行います。そのため、希望制ですがネイティブスピーカーのチェックを受けて、合格しなければ受講できません。今年度は17名が参加。その内訳は、英語圏帰国生が全参加者の約半数を占めます。

小澤先生からのメッセージ
森村学園_入試広報部長_小澤宗夫先生
入試広報部長 小澤宗夫先生

本校が目指しているのは、創立者の思いを具現化し、『社会に役立つ人をつくる』ことです。心のよりどころとなる創立者の生き様を中1で学び、さまざまな切り口から自分なりの夢の方向性を探って、それをかなえるために必要な学力をつけていきます。並行して、『言語技術』という、グローバルなコミュニケーション能力の下地となるスキルを身につけるとともに、実践の場を国内外に設けて、日本語でも英語でもそのスキルを使うことができるよう磨きをかけます。
森村学園には、社会に役立つ人をつくるノウハウがあり、それを実践していますが、私たちがなによりも大事にしているのは、毎日生活するキャンパスが楽しく、充実感を得られる場であり続けるということです。生徒一人ひとりが満足度の高い学校生活を送ることができるよう、部活動や行事の充実も図っていますので、ぜひ学校に足を運んで、本校の校風を感じ取っていただければと思います。

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