学校特集

桜美林中学校・高等学校2017

世界に羽ばたく! 真の「国際人」を育てる 多文化共生の教育
隣人愛の心をもち、他者との共生を目指す。それが、桜美林伝統の国際理解教育

掲載日:2017年9月1日(金)

「キリスト教主義の教育に基づいた国際人の育成」を建学の理念に掲げる桜美林中学校・高等学校では、創立当初より外国語教育にも力を入れてきました。英語に加え、第2外国語として中国語、韓国語の選択授業をカリキュラムに取り入れるなど、多文化共生の教育を行っています。さまざまな文化・言語をもった人々との交流を通じてお互いを尊重し合い、意思疎通ができるコミュニケーション能力を身につけることが狙いです。グローバル社会にあって、真の「国際人」に必要な資質とは何でしょうか。
「隣人愛の精神をもち、"学びて人に仕えよ"の教えを守り、広く国際社会に貢献できる人間になってほしい。それが、本校が目指す教育です」と話す教頭の若井一朗先生に、同校の英語教育と国際理解教育について伺いました。

国際色豊かな環境で
「生きた英語・活かせる英語」を身につける

桜美林中学校_教頭の若井一朗先生
教頭の若井一朗先生

創立以来、国際交流に積極的に取り組んできた同校では、海外からの留学生を積極的に受け入れてきました。併設大学の海外提携校は130を超え、年間500人を超える留学生が学んでいます。本校でも、交換留学制度を利用して毎年3人くらいの留学生がやってきます。外国人の専任教員や留学生たちと日常的に接する環境なかで、生徒たちは文化や言語の多様性を感じながら、自分で考え、表現することの必要性を日々実感しています。

英語は、文化の違いを認め合い支え合うコミュニケーション・ツールとして欠かせないもの。同校では、"Express Yourself in English"(英語で自分を表現しよう)をキーワードに、中学・高校の6年間を通して「生きる英語・活かせる英語」を身につけていきます。

■桜美林の英語教育
桜美林中学校_TTで生きた英語を身につける
TT(チーム・ティーチング)で生きた英語を身につける

外国人の専任教員と連携したTT(Team Teaching)
中学では専任2人、非常勤2人、計4人の外国人の先生がいます。週6時間の英語の授業のうち、中1・2では専任の外国人の先生と日本人の先生が連携をして、週2時間のTTを実施。残り4時間は読み・書き・文法など基礎の定着、発展に重点を置いています。

年1回開催の「イングリッシュ・プレゼンテーション」
毎年秋の文化祭で行われる「イングリッシュ・プレゼンテーション」は、生徒が司会進行を務め、各学年の代表者が英語で発表し、順位を決めるコンテストです。中1生は暗唱、中2生はスキット(数行の文章)、中3生は自分で考えた内容を発表するスピーチで、それぞれ1年間の英語学習の成果を全校生徒の前で披露します。

中3で英検3級取得が目標
学年ごとに英検取得目標があり、中3卒業時に全員が3級以上の取得を目指しています。なかには、中3で準2級を取得する生徒もいます。

日々の充実した授業の蓄積から、確実な英語力アップを図る

若井先生:「中1〜2では、スムーズな英語の導入に力を入れています。TT(Team Teaching)はあいさつ程度の日常会話から始まり、語彙を増やしながら、伸び伸びとコミュニケーション能力を育んでいきます。漫然とした会話で理解が曖昧にならないように、日本人の先生がサポートしながら、通常授業の進捗状況に合わせた会話力のレベルアップに努めます。また、全教室に配置された電子黒板なども利用して、わかりやすく、効率的な授業を心がけています。毎日1〜2時間程度のホームワークも課しています。語学の習得には蓄積が重要です。TTを含めた日々の授業を充実させることで、「読む・書く・話す・聞く」の4技能をバランスよく身につけ、確実な英語力アップを図っています。さらに、インプットしたものをアウトプットする多くの機会を設けており、その一つが、毎年恒例の『イングリッシュ・プレゼンテーション』です。自分で考えたことを英語で表現することで、"発信する力"を養うことにつなげています。また、外国人の先生は、朝礼、終礼などのホームルームを担当することもあり、日頃から身近でおしゃべりできる存在です。専任教員の一人は、IFS(国際交流クラブ)の担当顧問として、授業以外にも生徒と積極的に関わっています」

オーストラリア海外研修(中3)で学ぶコミュニケーション能力

4泊5日のファームステイ体験
こうした積み重ねを経た中学英語の総仕上げとして、中3生は12月に、多文化共生の地、オーストラリアを訪問します。7泊8日の日程の主な内容は、4泊5日のファームステイ(農家滞在)、メルボルン博物館での研修、メルボルン自由行動。研修の中心となる4泊5日のファームステイでは、全生徒が3〜4人一組になって40家庭ほどに分かれ、メルンボルン郊外のファームに宿泊します。オーストラリアの大自然を感じながら、草原に放牧された羊や牛の世話の手伝いをしたり、ホストファミリーとのふれあいをとおして、「もっと伝えたい」というコミュニケーション能力の重要性を実感します。

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中3で実施されるオーストラリア研修

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オーストラリアの酪農家で牛や馬の世話を手伝う生徒

英語はできなくても、優しさは伝わる

若井先生:「ファームステイでは、巨大なトラクターに乗って収穫のお手伝いをさせてもらったり、羊の毛を刈ったり、豊かな大自然のなかで生徒たちはさまざまな貴重な経験を積んでいきます。オーストラリアの海外研修では、異なる習慣をもつ人々と接する異文化体験が重要だと考えています。相手との距離を縮めるために、家族の写真を持っていくように生徒たちにアドバイスするなど、中身のあるコミュニケーションができるように指導しています。もちろん、すぐには打ち解けられない生徒もいますし、会話がスムーズにいかないこともあるでしょう。お世話になったホストファミリーとうまく話せなくてもどかしさが残れば、"もっと英語を話したい"と、学習意欲を高めるきっかけになります。そして、自分たちを受け入れようと努めてくれるホストファミリーとのふれあいに感激して帰ってきます。英語は通じなくても、優しさは伝わるのです。英語力のレベルアップと同じくらい、相手の気持ちを感じとるコミュニケーション能力を高めることが大事だと考えています。なぜ、英語教育が必要なのか。もちろん、大学受験や将来に役立つという実利性もありますが、それは次善の目標にしかすぎません。もっとも重要な理由は、英語が他者とのコミュニケーションをとるために必要なツールであり、わが校が考える真の"国際人"に必要な素養だと考えているからです」

他文化共生を目指す国際交流教育

同校の国際交流教育は、欧米諸国だけでなく、創立者の清水安三先生が中国で学校を創設した意思を継いで、アジアとの交流にも積極的に取り組んでおり、海外研修プログラムも充実しています。姉妹校として相互交流を行っている学校は、オーストラリア・中国・韓国の3カ国5校。中国語や韓国語をカリキュラムに取り入れているのも、同校の特徴です。

中3から選択制の第2外国語
中3生以上は中国語か韓国語のどちらかを選んで、第2外国語を選択することができます。中国や韓国の提携校との交流もあり、第2外国語を選択する生徒が年々増えています。

桜美林中学校_
中国の姉妹校・陳経綸中学校の生徒たちと、バスケット
ボール部やチアリーディング部が交流した際の記念の1枚

中国語教育
日常のさまざまな場面における会話を習得するほか、漢詩、漢文、四字熟語を中国語で読んだり、ドキュメンタリーや映画などの映像を見ることで中国に関心をもち、中国文化についての理解を深めます。

韓国語教育
ハングル文字の仕組みや書き方、日本語と異なる発音の特徴を理解し、文字の読み・書きを学びます。基本的な文法を身につけ、日常生活で使用頻度の高い語彙を使った簡単な会話力をマスターします。

短期留学
英検準2級以上の資格を取得した生徒を対象に、夏休みや春休みを利用して2〜3週間の短期留学(語学研修)を行っています。留学先は、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、イギリスなど。毎回、20〜30名の生徒が参加します。

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イギリス短期留学で

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ニュージーランド短期留学で

姉妹校
オーストラリア=エマニュエル・カレッジ
中国 陳経綸中学校(北京)、上海外国語大学付属外国語学校(上海)
韓国 細花高校(済州島)、順天梅山女子高校(順天)

留学生が多い環境で、相互理解を深める桜美林の教育

桜美林中学校_韓国順天梅山高校との交流演奏会
韓国順天梅山高校との交流演奏会

若井先生:「第2外国語は選択制です。なかには、中3で韓国語を選択して、高3の時には簡単な通訳もできるレベルになった生徒もいます。母親が韓流ドラマのファンだったことをきっかけに韓国に興味を覚えたようですね。桜美林教育の根底にあるのは、キリスト教精神に基づいた他者共生の心です。異なる文化や背景、個性をもった世界中の人たちと、平和に共存していくにはどうすればいいのか。語学をツールにコミュニケーションをとりながら、互いに理解し合い、認め合うことができる人間、そうした真の"国際人"を育てることが、私たちの目標です。海外研修の場で、日々の学園生活の場で、一緒に食事をしたり会話しながら気づくことはたくさんあります。オーストラリアのファームステイで、言葉がわからないなりに相手の心とつながっていることを感じることもその一つです。また、日本で暮らす留学生が、日本人がきちんと信号待ちをすることや、ゴミが落ちていないきれいな町に驚くことで、逆に日本の良さに気づくこともあるでしょう。
外国人の発想から、日本人にはない考え方を学ぶこともあります。触れ合ってみれば、自分と同じだった。そんなふうに相互理解を重ねることが、何より大事なことではないでしょうか。語学をとおして『繋がる』ことで友情を育み、別れに際して寂しさや悲しさを共有できるような人間に成長してほしい。それが、わが校の英語教育や国際交流教育の目標であり、桜美林教育のゴールなのです」

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長野県飯田市での農業体験(中2)
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全校生徒が4色に分かれて競う体育祭
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卒業生が集い、チャベルで行われる成人式
無料のスクールバスでアクセス簡単
桜美林中学校_

同校は、JR横浜線「淵野辺駅」から学校までの乗車時間は8分。京王電鉄・小田急電鉄・多摩都市モノレールの「多摩センター駅」からは20分。それぞれ、シャトル運行しています。

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