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学校特集

宝仙学園中学高等学校共学部理数インター

生徒の学校も現在進行形で進化中
好調な進学実績に確かな手応え
新設「リベラルアーツ入試」でキラリ光る才能を発掘!!

「人を造る」教育を建学の精神とする宝仙学園が、「21世紀の世界標準」でグローバルリーダーを育てようと2007年に開校したのが、共学部理数インターです。「理数的思考力」「コミュニケーション能力」「プレゼンテーション能力」という世界標準の資質を、中1から毎年取り組む「総合探究プロジェクト」と、その成果を英語でプレゼンテーションする「スタンフォード大学研修」を中心に、6年かけて育成します。
今春卒業した第3期生はGMARCH以上の合格者が卒業生の数を上回るなど好調な進学実績から、同校は「入学してから伸びる学校」と高く評価されています。一方、現状に甘んじることなく、2016年新設の「リベラルアーツ入試」など学校改革にも余念がありません。「知的で開放的な広場」という新たなスローガンを打ち出して、進学校文化の構築を目指しています。来年創立10周年を迎える理数インターのこれからについて同校の創立に携わり今年4月に校長に就任した富士晴英先生に伺いました。

21世紀のグローバルリーダーの世界標準
理数的思考力、コミュニケーション力、プレゼンテーション力を育む

富士晴英先生
校長 富士晴英先生

宝仙学園中学高等学校共学部理数インターは、「21世紀の世界標準」でグローバルリーダーを育成するという明確な教育コンセプトのもと、2007年に開校しました。「理数インター」という学校名には、「こんな生徒を育てたい!」という同校の教育方針が表れています。

実験が多いのも理数インターならでは!
実験が多いのも理数インターならでは!

理数インターの「理数」とは、「理数的思考力」を指します。問題を発見し、仮説を立てて検証するという科学的なアプローチは、グローバル時代の必須の資質と言えます。また、「インター(inter)」には、何かと何かを「つなぐ」という意味があります。自分が誰かとつながるだけでなく、人と人を結びつけることができる人になってほしいという願いが込められています。

「理数インターの教育は、『理数的思考力』に基づいて、人と人とをつなぐ力、すなわち日本語・英語による『コミュニケーション能力』と『プレゼンテーション能力』を育む教育です。この3つの能力を『21世紀の世界標準』として、世界に通じるグローバルリーダーへと育て上げます」と説明するのは、校長の富士晴英先生です。理数インターの教育は次の"数式"で表されます。

宝仙プレゼンテーション
学校生活の随所にプレゼンする
機会が設けられています。

理数的思考力×(コミュニケーション能力+プレゼンテーション能力)=グローバルリーダー

この3つの能力を鍛える中心が、「総合探究プロジェクト」と「スタンフォード大学研修」です。「総合探究プロジェクト」は、中1から高1まで毎年各自が取り組む探究活動です。自由な発想で疑問を見つけて探究テーマを設定し、問題の発見(疑問)→仮設→検証→考察を繰り返す中で理数的思考力を身につけます。年度末には研究発表会を開催し、聞き手に伝わるプレゼンテーション能力を養います。

2016年度から、新たな探究活動の場として「理数インター」という学校名を冠した授業を設けます。これは、サイエンス教育・ICT教育・グローバル教育を体系的に組み合わせたプログラムで、中1から週1時間、アクティブ・ラーニングの形式で行う計画です。人材育成の3つの能力は、学校行事だけでなく普段の授業からも追究することになります。

英語でプレゼンテーションする「スタンフォード大学研修」
大舞台での経験は将来必ず生きてくる

サンフランシスコマーケット
サンフランシスコのマーケットにて!
売り場も品物もすべてがキングサイズ!!

高2のアメリカ・サンフランシスコ修学旅行の一環で行われる「スタンフォード大学研修」は、理数インターに入学したからこそできる経験です。「総合探究プロジェクト」の成果を、スタンフォード大学の教授の前で、全員が1分間以上英語でプレゼンテーションします。大学院生や社会人でしか味わえないようなことが体験できる画期的なプログラムと言えます。毎年取り組んでいる探究活動の先に、スタンフォード大学でプレゼンテーションするという夢のような舞台が用意されているとなれば、探究活動へのモチベーションもぐっと上がるのではないでしょうか。

「うまくプレゼンできれば自信になりますし、たとえうまくいかなくても、それは次の成長の原動力になります。本番で質問されたことに英語で答えられなかった、英語力が未熟でうまく伝わらなかったということもあります。悔しかった、恥ずかしかったという失敗も、生徒にとっては貴重な"財産"です。この経験が、生徒の人生において、いつかどこかで芽が出て、花開くと信じています」(富士先生)

将来的にはプレゼンテーションで双方向のコミュニケーションができる力を身につけさせるなど、同校らしい「スタンフォード大学研修」をさらに磨き上げていきます。

宝仙_サンフランシスコ_街

高校修学旅行では
サンフランシスコを思う存分満喫します♪

宝仙_サンフランシスコ_自然

サンフランシスコの自然を満喫!

「入学してから学力が伸びる学校」と評価
「コーチング」と「カンファレンス」で生徒の信頼をつかむ

生徒と教師の信頼関係
生徒と教師の信頼関係がこの進学実績を実現しました。

理数インターで着目すべきは順調に伸びている進学実績です。2015年春卒業の3期生は、国公立大学・医学部医学科・早慶上理ICU・GMARCHの4つのカテゴリーの合格者の合計が178名。そのうち現役合格者は160名で卒業生の人数(122名)を上回ります。このように、同校は入学難易度に比べて大学進学度が高いことから、「入学してから学力が伸びる学校」と評価されています。富士先生も「本校は進学校として軌道に乗ったと言えます」と手応えをつかんでいます。

好結果の要因として、富士先生は「教員と生徒の距離の近さ」を挙げます。その距離の近さのカギは、「コーチング」と「カンファレンス」というサポートシステムにあります。

どちらかというと「教え込む」印象があるティーチングに対し、コーチングは「引き出す」アプローチです。教員は頭ごなしに指導するのではなく、「苦手科目の点数を上げるにはどこから手をつければいいかな」というような聞き方をして、自分でどうすればいいかを見つけられるように導きます。「そうしたコーチングができるのは、生徒が心を開いてくれるから」と富士先生はいいます。一般論ではなく、「先生は自分のことを見ていてくれている」と思えるアドバイスだからこそ、生徒は教員の話に耳を傾けるのです。例えば、重要な模試の場合は、業者から採点結果が返送されるのを待つのではなく、答案をコピーして教員が仮採点し、生徒の学力をリアルタイムで把握してアドバイスします。生徒が「先生は自分のことをわかっている」と認識すれば、「君のことを見てアドバイスしているんだよ」という教員の言葉に、多くの生徒が心を開きます。

生徒のためのアドバイスを行うには、教員がその生徒のことをよく知らなければなりません。カンファレンスでは、成績や志望校、性格まで、生徒のあらゆる情報を、担当教科に関係なく学年の教員で共有しています。そうして生徒一人ひとりの課題を分析し、解決法を探っています。誰が担任になっても適切にアドバイスできるように、教員は担当教科以外の情報を他の教員から得ています。カンファレンスは教員が生徒に近づくための準備であるとともに、教員間の距離も近くしています。1人の生徒に多くの教員が関わる体制を取る理由について、富士先生は「生徒を多面的に見ることができる」と言います。また、多くの教員が関わることで生徒が悩みを抱えたときに誰かに相談できるようにするには、生徒の情報を広く共有するのが望ましいと考えています。同校は開校以来、中1から1クラス35名定員を貫いています。富士先生は入学時点の物理的に近いことが、後にボディーブローのようにじわりと効いて心の距離を縮めていると付け加えています。

キャンパス内には四季を彩る草木がたくさん

キャンパス内には四季を彩る草木がたくさん!
生徒たちの心を癒します

宝仙_桜

卒業、入学シーズンには
桜も満開に♪

自分ががんばったことを堂々とプレゼンしよう!
「リベラルアーツ入試」で多様な個性を募集

宝仙サマーキャンプ
サマーキャンプでは
男の子たちがカブトムシに大興奮!

理数インターは、2016年に「リベラルアーツ入試」を新設します。入試科目は「日本語リスニング」と、書類(調査書と「学習歴」をアピールした自己推薦)に基づく「面接試験」です。

日本語リスニングは、まとまった内容の話を聴いて話の主旨を正しく理解し、それを課題解決に用いる応用力をみるテストです。この入試でユニークなのが学習歴に基づく面接試験です。学習歴とは、受験生が小学校時代に取り組んできた活動です。例えば、コンテストで表彰された、課外活動でリーダーシップを発揮した、探究している研究テーマがあるなど、学内外問わず熱心に取り組んだ活動を紹介し、自己PRをしてもらい、将来への可能性をみるテストです。「こちらが知りたいのは、結果よりもどのように取り組んだのかというプロセスです。華々しい成績でなくても、『こんなことをがんばった』と、堂々と自分の長所をアピールしてほしいですね」と富士先生は言います。

1月に行われる合唱コンクール
1月に行われる合唱コンクール♪

同校は4科入試や適性検査型入試、帰国入試を実施していますが、もっといろいろな個性を集めたいという思いからリベラルアーツ入試を新設しました。せっかく受験勉強しても自分が得意な分野が出題されなかったというのはよくあります。富士先生は、「がんばったことが評価されにくい」ことが中学受験を避ける要因の1つになっていると分析。従来の入試では計れなかった、自分が一生懸命やったことが評価される入試ならば、これまで中学受験に興味がなかった小学生もチャレンジしてくれるのではないかと考えます。がんばったことをきちんと評価したとき、多様な個性と出会えるのではないかと富士先生は期待しています。「多様な個性が集まれば、学校はもっとおもしろくなりますし、従来型の入試で入学した生徒にもいい刺激になると思います」

このリベラルアーツ入試は、2020年からの大学入試改革を意識した新しい入試のスタイルでもあります。新しい選抜方式に対応できる生徒を育てるには、中学入試も変わる必要があると考えているからです。また新テストは、「人が人を評価する入試」と言われています。それに合わせてカンファレンスも変える必要があると、富士先生は指摘します。「これまでは、どちらかというと点数や偏差値など数字を見て議論してきました。新テストは集団討論や小論文など点数化しにくい要素が入ります。今後は、これまで以上に生徒の全体像(人間像)をきちんと見て、点数化しにくい要素もきちんと評価できるように、教員も新テストに対応できるように取り組んでいく構えです」

体育祭1

5月に行われる体育祭は
最も盛り上がる学校行事のひとつ!

体育祭2

宝仙自慢の「団結力」を磨き上げます!

生徒、教員、卒業生、保護者が一体となって
「知的で開放的な広場」という学校文化をつくる

宝仙祭
10月実施の宝仙祭(文化祭)。幅広い層の
お客様を"おもてなし"の精神で迎えます!

ゼロからの学校づくりは何かと教員主体にならざるを得ませんでしたが、これからは生徒主体で学校づくりを進めようというのが、富士先生の考えです。今年度から「生徒支援」や「進路支援」というように、「指導」ではなく「支援」という言葉を使っているのもその表れです。教員の役割は、生徒の自立を促しつつ、必要なときには背中にそっと手を添えることです。教員が半歩後ろに控えることで、生徒は「先生が支えてくれている」という安心感を持ち、思いきりチャレンジできるようになるでしょう。

中高一貫校の長所は、先輩から後輩へ、生徒間で伝統が引き継がれることにあります。学校行事や部活動など、先輩からバトンを引き継いだ後輩は、先輩たちを超えようと創意工夫を重ねます。一見当たり前のことですが、このことを生徒がより意識できるようにしたい。そこで、富士先生が新たに打ち出したスローガンが「知的で開放的な広場」です。「『知的で開放的な広場』とは、誰もが自由闊達に発言できる学校です。公平でオープンなルールの中で意見を競い合えば、それは学校の活力になるでしょう。そうした生徒たちの活動を、教員、卒業生や保護者が『チーム理数インター』として一丸となって支援して、『知的で開放的な広場』を理数インターの文化として育てていきたいと考えています」。

「今こそイノベーション(改革)のとき」これは、生徒会選挙演説の際に候補者の生徒が発したメッセージです。来年10周年を迎える理数インターが、新たなステージに向けてどのように飛躍するのか、イノベーションの成果が楽しみでなりません。

部活動は週3日!8割以上の生徒たちが参加して、文武の両立を目指しています!

サッカー部
サッカー部
陸上部
陸上部
剣道部
剣道部
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