学校特集

城西大学附属城西中学・高等学校2017

基礎学力と国際的な視野を涵養し、全員の資質と能力を開花させる
“Josai Future Global Leader Project”が始動!

日本における新教育運動の先駆者・野口援太郎先生が革新的な教育を進めた城西学園。2018年に創立100周年を迎える同校では、建学の精神「天分の伸長」「個性の尊重」「自発活動の尊重」と校訓「報恩感謝」のもと、大学受験にもしっかりと対応しながらも、人を創り、人を伸ばす、人間教育を推し進めています。
城西大学附属城西の教育について校長の加藤晃孝先生に伺いました。

城西大城西_校長の加藤晃親孝先生
校長の加藤晃親孝先生

「校訓の『報恩感謝』とは、自分の成長を支えてくれた人や物、環境に感謝をすることにあります。感謝の心は身の回りから日本を飛び出し、広い世界や宇宙などをも変えられるといった気概と社会貢献をできる視野や行動力を伴う人材を育成することが我々の使命。そのためには、自己を鍛え、他人を受け容れ、自立するというステップを踏みながら成長することが必要です」と加藤先生。
城西ではそれらのためにどんな教育が行われているのかを、建学の精神に沿って見ていきましょう。

「天分の伸長」

共に目標を見据える教育

城西大城西_生徒と教師の信頼関係の深さが充実した学校生活にも影響しています。
生徒と教師の信頼関係の深さが
充実した学校生活にも影響しています。

「天分の伸長」とは、一人ひとりの持って生まれた才能をすべて引き出し伸ばすということです。中1・中2の1st Stageは「基礎的生活習慣と基礎学力の定着」と位置づけられている城西。自立した学習習慣ときちんとした生活習慣をつけることから、基礎学力確立のための丁寧な指導がスタートします。

授業は少人数制で行われ、理解度に応じた指導を徹底し、つまずきがないようきめ細かく生徒たちを見守っています。

毎日書き込む「生活ノート」には、1日の行動記録や学習時間、宿題の内容などを記し、規則正しい生活習慣や学習習慣を身につけられるよう指導。保護者との通信欄もあるので、家庭での様子を含めた情報共有の場となっています。

城西大城西_
図書館授業など、自分で調べたり考えたり、
みんなで議論する授業も活発に行われています。

2017年から導入した「classi」という学習支援クラウドサービスにより、保護者と先生、生徒間でやり取りができるため、家庭との連携がさらにスムーズになりました。

これらは学習を進める上で振り返りの重要なツールになっているだけでなく、生活リズムを見直したり、自らの成長を可視化して確認することができる強い味方になっています。

城西ではこうしたツールや日々のふれあいを通じて、生徒全員をやる気にさせています。先生方は個々の得手不得手をしっかり分析して、技能を見極めた上で、目標設定をしたり、放課後の補習や夏休みのゼミへ誘ったり、レベルに合わせた学習内容や学習方法をアドバイスするなど、強力なサポート体制を敷いています。

加藤先生は「本校の先生方には、生徒とベクトルを一緒にして並走するという姿勢が浸透しています。そのため、生徒たちにとっては先生が隣で成長を見守ってくれているという安心感をもって学校生活を送れるのではないでしょうか」と話します。

グローバルを考える英語教育

城西大城西_英語や世界について学ぶことができる数々の学習プログラムが用意されています。
英語や世界について学ぶことができる
数々の学習プログラムが用意されています。

面倒見の良さは、各教科の授業などにも表れています。
例えば英語の授業は、中学3学年それぞれで週7時間設定され、4技能を伸ばしています。うち英会話はクラスを2分割した15人の少人数制・習熟度別授業で全学年週3時間実施。1クラスにネイティブスピーカーの先生が2人つき、楽しみながらしっかり学べる環境が整っています。

希望制の放課後講座"Josai Academic English"は、学年の枠を取り払ったレベル別の英語講習です。海外進学や英語を使った職業を目指す生徒などが、それぞれの目標に応じてネイティブスピーカーの先生と共に実力を磨きます。

城西大城西_ネイティブスピーカーの先生からは、高いコミュニケーション能力も学ぶことができます。
ネイティブスピーカーの先生からは、
高いコミュニケーション能力も学ぶことができます。

昨年から取り組んでいる「ベルリッツ英語特別プログラム」は、世界各国の文化的背景や様々な視点の置き方、考え方なども合わせて学べるプログラムです。「グローバル」や「異文化理解」などの真の意味や世界の中で自分はどうするべきかを生徒自身で考えることが求められるため、自発的な行動への動機付けとなっています。

英検やTOEFL、TEAPなどの対策講座や長期休暇中の補習なども充実しています。夏期講習は習熟度別に分け全員が参加。希望制の「WINSTEP講座」(英・数)では、授業では扱えないような高度な内容にチャレンジし、生徒の学びに対する姿勢を喚起して、より高みを目指して意欲を引き上げています。

本物に触れる機会が豊富

城西大城西_実物を見たり触れたりやってみることで、自ら考えたくなるのが城西の授業です。
実物を見たり触れたりやってみることで、
自ら考えたくなるのが城西の授業です。

城西では体験を通した学びを重視しています。特に理科では中学3年間で100以上の実験や観察を実施。本物に触れる機会を豊富に設けているので、生徒たちは学問の面白さや深さを実感できます。

同校の大きな特徴は、豊かな経験や豊富な知識を持つスペシャリストである先生方が多いこと。留学経験や社会人経験者のある先生も多数在籍しており、一般社会など外の世界を知っている先生方は、生徒が将来を考える際に非常に心強い存在となるでしょう。

併設の城西大学には薬学部も設置されているため、医療系の進路を考えている生徒が多くいます。理科の教員の中には実際に薬学部を卒業して製薬会社に就職した経験をもつ先生もいます。

城西大城西_人気の薬学教室
人気の薬学教室。先生方の実体験に基づく
聞き応えのある内容です。もちろん実習も行います。

高大接続のプログラムでは、高校生が城西国際大学の薬学部へ赴き、先生や学生たちと一緒に調剤実習などを行っています。生徒たちは薬学部の先生から、この業界で仕事をすることについて直に聞くことができます。

「学生と直接触れ合うことで、生徒たちは実際のキャンパスライフをリアルに描くことができます。さらに卒業時にどんな悩みをもつのか、薬学部を出たら全員が薬剤師になれるのか、医療の現場で働くとはどういうことなのか、何を覚悟しなくてはならないのかなどを肌で感じて帰ってきます」(加藤先生)

中学生時代は興味をもった分野でのびのびと見識を広げ、自分が一番やりたいことに没頭できる貴重な時期。城西の先生方は本物に触れる経験を通じて、のめり込めるものをもっていてほしいと願っています。こうした経験がある生徒は将来を考えた時、とてつもない強さを発揮できるのではないでしょうか。それらは生徒一人ひとりを根底から支える礎となるのです。

「個性の尊重」

多様な価値観の中で育つ

城西では創立以来、お互いの個性を認め合い、思いやり、尊重し合う人類愛を育む「個性の尊重」が徹底されています。

城西大城西_学園生活の中で「世界」を感じることができます。
学園生活の中で「世界」を感じることができます。

特進クラスをもたずに全員の生徒が同等に学べる土壌があることは、同校の大きな特徴です。
さらにアメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、中国、韓国、台湾、カナダの7か国の姉妹校からの短期・中期・長期留学生だけでなく、世界各国から広く生徒を受け入れているため、校内には必ず海外生の姿が見られます。

高1では必ず1クラスに一人の長期留学生が在籍しており、生活を共にしています。同校では帰国生や海外の生徒など、様々な個性をもつ生徒が日常的に同じ環境下で学んでおり、グローバルな視点で他者理解ができる感受性と教養を身につけられます。

「成績の良し悪しという尺度だけで生徒を判断したくありません。例えば帰国生とそうでない生徒や理系・文系それぞれの生徒が同じクラスで机を並べ、各々の尊さに気づいて、互いを尊重できればいいのです。まったく異なる価値観を持つ者同士が共存するなかで学び、共に成長できる場がある学校にしたいのです」(加藤先生)

個性の統合で創造を創出

城西大城西_教え合いや議論を交わす授業も活発。今後はより活性化することでしょう。
教え合いや議論を交わす授業も活発。
今後はより活性化することでしょう。

今年度から始まった「適性検査型入試」と「英語技能入試」は、学内にさらに新しい個性を受け入れる大きな機会となりました。

「伸び代が大きく、学校生活に適応力の高い生徒たちが入学しました。彼らは自分なりの考え方を持ち、ロジックを導き出す習慣を持っていることが学校生活の端々から見ることができます。授業や成績面でも高いレベルを発揮しており、部活動や行事にも熱心に取り組んでいます。周囲の生徒にとって、非常にポジティブな影響を与えており、今後の成長がますます楽しみです」と加藤先生。

城西大城西_発表やプレゼンの機会も多数設けられており、表現力も磨いていきます。
発表やプレゼンの機会も多数設けられており、
表現力も磨いていきます。

そうした変化の中、現在、城西で進められているのは「考える時間」をもつことです。
「日々の生活の中で、答えのないオープンクエスチョンが重要になってきます。毎日の授業や生活の中で自由に話し合える環境や自由に討論できる時間を設けています。例えば、時間制限を設けずに1問のみを解く、というような課題にも取り組ませたいと考えています」(加藤先生)

子どもも大人も日々を忙殺されてしまう現代、立ち止まってじっくりと考える時間をもつことは貴重であり肝要です。

「本校の生徒の気質で、考える時間と姿勢を構築できれば、彼らを待ち構えているグローバルイシューなどの諸問題も解決できると自信を持って言えます」と加藤先生は話します。

「自発活動の尊重」

自立して得る自由な思考

城西大城西_クラブや外部での活動
クラブや外部での活動を積極的に応援しています。
陸上、ダンス、放送は全国大会出場を果たしています。

生徒の自主性を尊重し支え、主体的な行動力を養うのが「自発活動の尊重」です。
ここまで見てきた教育により、様々な体験を通して思考力を養い、適切な自己主張ができるよう育てた上で、精神的な自立を目指します。

加藤先生は話します。
「生徒たちが一人で立っていけるよう、教師は徐々に手を離していきます。最終的には考える力と自分自身の意見を表現する力、そして"折れない心"を育みたいのです。そのために『トライ&エラー』がきちんとできる環境を整えていきます。失敗してもOK! 可能性はみんなが秘めているのです。チャレンジしていく大切さを生徒たちに伝えています。その時はできなかったとしても努力を重ねることで、きっとできるようになると励ますことが必要です。生徒を否定しないことはとても重要なことなのです」

城西大城西_しいの木祭
行事にも全力投球!2017 年のしいの木祭では、
来場者が 3000 人を超え、 注目度の高さが伺えました。

「失敗しても大丈夫」と背中を押してくれる先生方の存在は、生徒にとって安心感へとつながり、のびのびと自分自身を見つけたり、挑戦し続けられる心を育みます。

がんばれたという経験は、人生の中で自分自身を鼓舞してくれるもの。城西には、自分自身の可能性を自らが伸ばしていける土台を育む環境があります。

全員参加の留学制度がスタート!

城西大城西_英語を学び、世界を知る機会がさらに広がります。
英語を学び、世界を知る機会がさらに広がります。

城西では、1982年からアメリカ・オレゴン州のスイートホーム高校との姉妹校提携を交わし、留学を推進してきました。高2の修学旅行は台湾で実施したり、先にもあるように世界各国から留学生を迎えて、異文化交流に積極的に取り組んでいます。

より進むグローバル社会に対応すべく、2018年度から"Josai Future Global Leader Project"が始まります。先に触れたように、実践的な英語の4技能を身につける英語力をつけて、中3時に全員で行う2週間のオーストラリア・アデレードでの研修を実施します。希望者は6週間まで滞在可で、高校進学後も長期留学制度を用意しています。

「本校の教育の中で、それぞれの生徒の能力を高めるという『天分の伸長』と、互いを認め合う『個性の尊重』という柱がきちんと出来上がった状態で留学を行い自立を促していくと、もう1つの建学の精神『自発活動の尊重』へとつながっていきます。この留学経験はグローバルを考える絶好の機会となるでしょう」(加藤先生)

城西大城西_模擬国連全国大会出場
中3次のアデレード中期留学プログラム体験者が
高校進学後、模擬国連全国大会出場を果たしました。

中学では、この留学に向けてグローバルイシューと絡めながら、水や偏見について学習します。サマースクールで山登りをした際に水源を見る機会も設けます。
中1で稲作の体験学習を行っていますが、留学先ではこの経験も役に立つことでしょう。水と食物と自然と生活など、様々な要素とそれらの関係性について考えを巡らせることができるからです。

さらに中2はイングリッシュキャンプで英語力を高め、中3ではグローバルイシューの解決法を考えます。

オーストラリアでは、現地校の先生が水や差別についての問題などを英語で話してくれる予定です。現場を実体験し、話を聞く中で解決方法を探ることになります。
もちろん、グローバルイシューは世界中の大人たちも対面している難しい問題。中学生は歯が立たないかもしれませんが、中高生のうちに難問に触れたり、どう解決していくのかを考えたり認識させておくことは大事と先生方は考えています。

城西大城西_「報恩感謝」の最終目標は、他への感謝を忘れない、自立した人間の育成です。
「報恩感謝」の最終目標は、他への感謝を忘れない、自立した人間の育成です。

「自発活動の尊重をして自立できれば、高校に入って様々なことを自分で考えてできるようになっていくでしょう。中3で親元を離れるホームステイを実施して、海外で一人で生活できるレベルを中間目標としています。英語力やコミュニケーション能力だけでなく、タフな自立心を育てたいのです。高校生では自立した状態のもと、主体的に自分の将来を考えて、どう生きようか、自分は何を勉強するのかを探す手がかりを提供していきます。大学進学以降に開花するための基礎的な知識や考え方、フレームワークをこの時期に構築させたいのです」(加藤先生)

ここで生きてくるのが校訓の「報恩感謝」です。世のため人のために、最後は公共心を持って尽くしていこうという発想を持って生きることで、城西が求めている最終的な人間像ができるのでしょう。
こうして成長と自立を温かに見守られ、充実したプログラムを過ごした生徒たちは近年、目覚ましい進学実績へと結びつく結果を提供してくれているのです。

2018年度に創立100周年を迎える城西大学附属城西の新たな挑戦とステージをご覧にぜひ一度学校へ足をお運びください。

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