学校特集

佼成学園女子中学高等学校2018

世界平和に貢献できる人材を育てる女子校
強みの英語に加え、女子の特性を生かした教育で理数を伸ばす

掲載日:2018年10月5日(金)

英語教育に力を入れている佼成学園女子中学校。そこには、「世界平和に貢献できる人材を育成する」という設立理念があります。上智大学や青山学院大学、あるいは海外の大学と連携を図るなど、グローバルな世界観をもって教育を展開する同校にとって、世界の人々とコミュニケーションを取るために必要な人間力と英語力の育成は必然なのです。英検の成果には目を見張るものがありますが、例えば、全校をあげて英検の学習に取り組む『英検まつり』を年2回、実施。"みんなで頑張る"という雰囲気をつくるなど、女子の特性を生かして力を引き出しているのも同校の特色です。それは英語にとどまらず、他教科の授業や学校生活、行事、部活動などあらゆる場面に散りばめられており、その成果は大学合格実績にも表れています。AI時代はコミュニケーション能力とともにクリエイティビティ(創造性)も求められており、「それこそ女子の得意とするところ。ICTを駆使した理数教育を展開し、クリエイティビティにも磨きをかけたい」と意気込む校長の宍戸崇哲先生に、時代に即した女子校としての存在感を発揮する同校の教育について、お話を伺いました。

佼成学園女子の特色

【英検に強い】

2017年度は、中3次までに1級・準1級・2級に各1名合格
準2級の取得率81%、3級は全員が取得。
★今年度は全校での英検1級合格者数が過去最多(4名以上)になる見込みです。
★英語学習で得た自信が他教科の学習にも反映され、希望の進路を実現する力を生んでいます。

【中学生の間にコミュニケーションスキルとしての英語力が身につく】
佼成学園女子_

「イマージョン教育」(外国人教師が英語で授業を行う)
「スピーチコンテスト」(全員が人前で英語を話す機会が多数)
「中学ニュージーランド修学旅行」(全員参加/8日間)
「中学中期留学」(希望制/修学旅行のあと、そのまま現地に残り異文化体験/約2ヶ月間)
「イングリッシュサマーキャンプ」(希望制/2日間)

【高校は3コースから選択】

●「特進文理コース」(海外や国内の難関大学進学をめざす)
・スーパーグローバルクラス(国際知識や教養を身につける)
・文理クラス(5教科7科目を学び、総合力を身につける)
・メディカルクラス(理系分野の実力を身につける)
●「特進留学コース」(1年間のニュージーランド留学が必須)
●「進学コース」(部活動と勉強の両立をめざす)
★2015年度より、グローバル・リーダー育成に資する教育を重点的に行うSGH(スーパーグローバルハイスクール)校として、「フィールドワークを通じた他民族社会における平和的発展の研究」に取り組んでいます。全国のSGH校が集い、課題研究の成果を発表する2017年度SGH全国高校生フォーラムでは、日本一(文部科学大臣賞を受賞)に輝きました。
★『進学コース』『特進文理コース』には、高1でスリランカに行くプログラム(日本スリランカ青少年交流/希望者制/約8日間)があります。
★中高一貫生はどのコースでも活躍しています。

女子の特性を生かす教育を推進!

佼成学園女子は、「英語の佼成」から「グローバルの佼成」へと着実に進化を遂げています。その鍵を握るのが「女子の特性を生かす教育」です。6年間の教育の中で、感受性、思いやり、持続力、忍耐力、発想力、他者への共感性、責任感など、女子の特性を生かすことにより、より大きな成果をあげて自信を育んでいきます。

佼成学園女子_校長 宍戸崇哲先生
校長 宍戸崇哲先生

宍戸校長:「本校と馴染みの深いニュージーランドの首相は女性です。そのジャシンダ・アーダーン首相が今年6月に出産し、『産休を取る』というニュースに世界中が注目しました。イギリスのメイ首相、サッチャー元首相、アメリカのクリントン氏ら、女性リーダーには女子校出身者が多いことから、女子校のほうがリーダーの資質が育つのではないかと考えています。そこで毎日の授業はもとより、学校生活、行事、部活動などあらゆる場面で女性の特性が生きる工夫をし、生徒1人ひとりが秘めている力を引き出しています。男子に頼ることなく、誰にでもリーダーの役割を経験できるチャンスがあるというのも、女子校からリーダーが育つ理由の1つだと思います」

中学入学当初に、6年後の進路のことまで考えている生徒はほとんどいません。多くの生徒は6年間の学びや体験の中で人と出会い、さまざまな刺激を受けて、自分を磨いたり夢を見つけたりしながら成長し、自分の進路を拓いていきます。

宍戸校長:「今年の高3(一貫生)に、高1の時に参加した日本スリランカ青少年交流に参加し、アジアの貧困問題に興味を持って、英語の勉強に対する考え方が変わった生徒がいます。彼女は今年6月の英検で1級の1次試験を通過しました。本校と指定校推薦のようなつながりをもつロンドン大学への進学を希望しており、決断すれば来春、ロンドン大学への進学がかなうかもしれません」

【2017年度も難関大学に多数合格】

文部科学省の方針により入学者の定員削減が進み、難関私大合格が難しくなっている中で、佼成学園女子は着実に実績を伸ばしています。
・国公立大 14名(前年度より3名増)
・早慶上23名(同1名増)
・GMARCH63名(同13名増)

大学受験にも役立つ確かな英語力!

宍戸校長:「受験を突破する力はすぐに身につくものではありません。6年間かけて積み重ねていくことが非常に重要であり、そのことを理解すれば女子はしっかりやり遂げます。生徒たちを見ていると、本校の教育の柱である英語教育と、本校で盛んに行われている人間力の養成につながる活動がその土台を作っているように感じています。例えばクラスみんなで取り組む『英検まつり』を中1から6年間継続して体験することで、『受験は団体戦。みんなで励まし合って頑張ることが大切』ということを、身をもって感じることができるため、高3の受験期には自然と絆が生まれます。英語学習を通して身につけた『やればできる』という自信は他教科の学習にも反映され、成果を出せるようになります」

【クラス一丸で頑張る英検まつり】
佼成学園女子_

佼成学園女子では、毎年6月と10月に『英検まつり』(英検受験2週間前からスタート)を実施しています。中1から高3まで、すべてのクラスが参加し、放課後に級別で実施される『英検対策講座』に取り組むだけでなく、毎朝、どれだけ英単語、英熟語を覚えたかを競う『英単チャレンジ』にも挑みます。この『英検まつり』を担当しているのは英語科の教員だけではありません。全教科の教職員がこれに関わります。当然のことながら、生徒は自然と巻き込まれて『英検まつり』を楽しみます。クラス対抗で競い合うため、体育祭と同じような感覚でクラスが団結し、よい刺激を受け合いながら合格者数を伸ばしています。

佼成学園女子の英語教育は、コミュニケーションスキルとしての英語力を身につけることをめざしています。そのため6名の外国人教師が英語の授業時間だけでなく、ランチタイムや放課後、あるいは学校行事などでも生徒とかかわり、英語で会話をしています。

また、中学の音楽・美術の授業は英語で行っています。専任の外国人教師の1人が音楽の教員なので、自然な形でイマージョン教育(中学3年間/音楽・美術/ティームティーチング)に取り組むことができるのです。

佼成学園女子_ネイティブ教員によるイマージョン授業(音楽)
ネイティブ教員によるイマージョン授業(音楽)

宍戸校長:「本校では今、このイマージョン教育が、自然な形でCLIL(クリル/教科科目やテーマ学習と、外国語学習を組み合わせた学習の総称)に変化しています。高校では、課題研究型の授業を外国人教師が担当し、英語を教えるのではなく英語でリベラルアーツ的な内容を話して授業を進めていく、まさしくCLILのような授業が展開されています。例えば特進文理コースのSG(スーパーグローバル)クラスでは、課題研究型の授業を外国人教師が担当し、海外の文化などを英語で話して授業を進めています。特進留学コースでも、長期留学の事前学習にこのような授業を取り入れています。特進文理コースの他のクラスでも教科横断型の授業として取り入れていく予定で、もはやイマージョン教育は全学での取り組みになりつつあります」

【感化される海外研修】
佼成学園女子_

中学生の修学旅行はニュージーランドですが、そのまま現地でホームステイをしながら現地校に通う、ニュージーランド中期留学にも多くの生徒が参加しています。その背景には、高校生の留学体験報告を聞く機会があり、いきいきと語る先輩たちに背中を押されたり、英語力の向上に力を入れる先輩の姿を見て憧れたりする女子校ならでは関係性があり、「英語の佼成」から「グローバルの佼成」に進化する原動力となっています。

女子の特性を生かし、理数教育を伸ばす!

佼成学園女子_
タブレットを活用した授業は女子な
らではの創造力に磨きをかけます!

宍戸校長:「AI時代を生き抜く力として、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、数学(Mathematics)の頭文字を取ったSTEM(ステム)という言葉を耳にしますが、最近ではSTEMにアート(Art)のAを加えたSTEAM(スティーム)という言葉が広まっています。Artの語義は幅広く、文系のほとんどを指します。つまり文理の枠組みを意識することなく横断的に知識を習得し、新たな価値を創り上げていくことが大切な時代なのです。女子教育を担う本校としても、女子が得意とするコミュニケーション力や共感性などを理数分野で発揮していける環境を整えることが急務と考え、理数教育にも力を入れています」

生徒の苦手意識を払拭し、理数を学ぶ楽しさを感じてもらうためには、つまずかない工夫をすることが大切です。同校はここでも女子の特性に着目し、ICTを活用しながら「カラフルできれい」「動きがあってわかりやすい」などの意見が寄せられる教材を作ったり、難しい内容は時間をかけて丁寧に教えるなど教え方を工夫したりすることで、生徒が秘めている力を引き出しています。

佼成学園女子_プレゼンの機会も豊富!
佼成学園女子ではプレゼンの機会も豊富!

宍戸校長:「いつも驚かされるのは、生徒が作るプレゼン資料です。普段の授業の中でもグループワークの発表などをよく行いますが、そういう場で目にする資料にも大人がハッとさせられる発想が入っています。タイのストリートチルドレンの現状など、重いテーマを扱う時も色彩やアニメーションにこだわってみたり、ポジティブなものの見方をしたりするので、子どもたちの可能性はすごいなと思います。このプロジェクトを任せている中1担当の理科教師にも、そういう女子の感性に訴え、わかりにくいところは丁寧にフォローして、中学の理科が高校の物理・化学につながるようにしてほしいとお願いしています。理系の進路は看護や薬学が中心ですが、途中であきらめることなく、こつこつと学習して、6年後には医学部や工学部などに卒業生を送れるシステムを創り上げたいと考えています」

AI時代にふさわしい教育を行うために入試も変わる!

佼成学園女子では2019年から入試内容が変更されます。

【変更点】

・第1志望の受験生には優遇措置があります。
・PISA型を「適性検査型」に改称します。
(本校独自の「基礎算数・国語」は廃止されます)
・2月3日に「グローバル入試」を新設します。

佼成学園女子_外国人留学生とのグループワーク
外国人留学生とのグループワーク

宍戸校長:「21世紀型の教育に力を入れている本校の教育方針をメッセージとして世の中に発信していきたい。従来型の学力観にとらわれず、ポテンシャルのある受験生を発掘したい。そういう思いで新設したのが『グローバル入試』です。本校が力を入れている英語、算数、プレゼンから1科目を選択して受けていただき、独自のルーブリックで評価します。英語1科の試験はインタビュー形式です。国際感覚を問うテーマが当日提示され、その内容について英語で質疑応答を行います。レベルは英検3級〜2級レベルを想定しています。

例えば、ある種のチャートや表などの資料を見せ、15分間考え、まとめて、与えられた課題について英語でプレゼンするといった入試を考えています。

算数1科の試験はペーパーテストですが、解法ではなく考え方を問う問題で、受験生の発想力や着眼点、論理的思考力などが評価されます。

宍戸校長:「算数は口頭試問的な形式と記述式の問題を想定しています。例えば八王子に住んでいると仮定して、もっとも早く、もっとも安く本校に来られる方法を考えたり、問題を解くというよりも、問題を創ってもらったり、従来の形式にとらわれない内容にしたいと考えています」

プレゼンの試験はインタビュー形式です。当日提示された資料から読み取り、プレゼンテーションと質疑応答を行います。その発表内容から、客観性や一貫性を持っているか、質問内容に過不足なく返答できたかなど軸に評価されます。

宍戸校長:「例えば、本校の最寄り駅、千歳烏山は自転車が非常に多いので、その写真を見せ、あなたが烏山商店街のお店に勤めているとしたらどんな解決策を考えますか、という課題について、考え、まとめ、発表するといった入試を考えています。希望によっては、iPadも使用可にして、表現力や論理性なども見たいと考えています」

プレゼン入試のモデル問題は秋以降に発表します。進学塾に通って、受験準備をしてこなかったお子さんも受けられる入試になります。

佼成学園女子_理数教育にも力を入れる
理数教育にも力を入れる佼成学園女子

宍戸校長:「小学校生活を充実させている、尚かつ佼成学園女子に興味があり、今から中高生活にワクワクしているお子さんにご受験いただきたいと思い、グローバル入試を新設しました。本校の説明会では、学校の紹介だけでなく、中学受験と高校受験の違いや最新の教育事情をはじめ『聞いて得した』と思える情報を毎回ご提供しています。是非、本校に1度足をお運びいただき、女子教育の素晴らしさを体験してみてください」

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