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学校特集

西武台新座中学校

オックスフォード大学の教授が称賛!
西武台新座独自の英語教育で
生徒達が「地球サイズのたくましい人間力」を発揮

「西武台新座で英語を学びたいから!」
埼玉県内のみならず、都内の受験生からも西武台新座の英語教育に注目が集まっています。「地球サイズのたくましい人間力」を合言葉に、従来の大学入試に向けた英語学習とは一線を画した本物志向の英語教育は、国際ビジネスの最前線で働いておられる保護者の方々からも共感されており、西武台新座の英語教育をテーマにした講演会を依頼されるほど高く評価されています。
そしてこの夏、オックスフォード大学(Department of Education, University of Oxford. Lady Margaret Hall)へ研修に行った英語科の教員が西武台新座式の英語教育を発表したところ、同じ研修に参加していた各国の英語教員のみならず、オックスフォード大学の教授からも大いに称賛されました。日本人英語学習者、とくに初習者には使い分けが困難なBe動詞と一般動詞を色分けしてわかりやすく教える方法や、外国語(英語)が飛び交っている教室の環境の中で、ともすれば緊張しがちな生徒をアクティブ・ラーニングへと導く点が高く評価されたようです。
英語教育の最上位にあるといっても過言ではないオックスフォードの教授が称賛する西武台新座式の英語教育とはどのようなものでしょうか。実際に最前線で教鞭を取り、今回研修に参加した栗原先生に話を伺いました。

「生徒にとってより理解しやすい授業を作るために」
世界各国から精鋭の教師が参加して、共同で授業モデルを構築

栗原先生が参加した研修は、英語を母語としない人を対象に英語を教える、あるいは英語を使って他教科を教える上で、どのようにしたら生徒の理解度を高められるか研究するプログラムです。国籍・年齢・教科を問わず様々な教師が参加しており、オックスフォード大学のDearden教授の指導の下、ワークショップを重ねながら意見を交換し、それぞれの教師のためにモデル授業を構築しました。

栗原隆恵先生
英語科教諭 栗原隆恵先生

「午前中はオックスフォードの先生方による講義で、これまで研究されてきた内容や最新の応用言語学(特に第2言語習得研究)を学びました。午後にはそれらを踏まえて参加者が先生方や他の参加者の前でMicro-teachingと呼ばれる模擬授業を行います。模擬授業のあとは意見交換。参加した全員から、授業の一つ一つの断面を切り取るようにして、あらゆる角度からの質問が飛び交います。「なぜここでこのような説明をしたのか」「この例文は使わないほうが良いのではないか」それに対してきちんと論理的に自分の考えを主張した上で、改めて様々なアドバイスをいただくことで、参加者一人ひとりの授業を全員の協力でより良いものにするという貴重な知的体験の場でした。

研修期間は2週間でしたが、その密度は非常に濃いものでした。渡された分厚い資料は、翌日までに全部読んだ上で自分の考えをまとめていないとプログラムについていけません。世界各国から集まった参加者も非常にモチベーションが高く、模擬授業の後に議論が数時間に及ぶことも珍しくありませんでした。外国人の視点だからこその想定外の質問や指摘もたくさん出てきます。それら全てが、それぞれの立場から生徒の視点に立って理解しやすさを追及するための建設的な意見でした。」

英語を習い始めて間もない生徒の理解を深めるのに有効!
オックスフォードの教授が称賛した、Be動詞と一般動詞を色分けして
教える西武台新座式の授業

模擬授業では、普段西武台新座で行われているNEW TREASURE(中高一貫校向けの教科書)を用いた授業をほぼそのまま英語で行ったという栗原先生。この研修のために特別な授業を用意していた教員も多かったようですが、普段の授業をより良くするために、あえていつもどおりの授業を見てもらったそうです。厳しい意見がたくさん出るのではないかと覚悟して臨んだそうですが、意外にもオックスフォード大学のDearden教授から称賛されました。

オックスフォードのDearden教授(左)と 修了書を受け取った栗原先生(中)

「西武台新座式英語教育の中で、日本人にはなかなかわかりにくいBe動詞と一般動詞の使い分け方を色分けで単純化して理解させる方法を模擬授業で行いました。文法を理解することが難しい生徒でも理解が進み、感覚的に使い分けられるようBe動詞を青、一般動詞を赤に色分けするやり方が、英語を習い始めて間もない生徒の理解を深めるのに有効であるとオックスフォード大学のDearden教授から称賛を受けました。また、色を手がかりにして生徒が文の構造を考えるようになるので、単なる丸暗記の英語教育から脱却できる点も高く評価されました。大学で研究・確立された教育法ではなく、あくまで本校の必要を満たすために現場の教員が工夫を重ねて生まれた泥臭い方法ですが、それだけに高く評価していただいたことは非常に嬉しかったです。」

世界各国から参加した精鋭の教師達

「意見交換の場では、日本人なら暗黙の了解で流してしまう部分も、外国人ならではの視点で多くの発展的な提案をいただきました。まずは色分けするならそれを一貫させるという点です。今回の授業では一部の例文紹介でオックスフォード大学出版が発刊するOxford Reding Treeなどを使ったのですが、そこでは動詞の色分けが他の色になっていました。それについて『他の教材を使用しているから』と日本では一言説明するだけで済ませていた部分を指摘されました。生徒の視点に立ち、後から復習するときに混乱を招かないようにという配慮には、教材を一つひとつ細部まで繊細に扱わなければならないと改めて感じました。

さらに、間違いの例として出す英文は黒板や画面に表示させないほうが良いという意見もいただきました。むしろ印象に残り逆効果になりかねないという指摘です。その代わりに口頭で説明すればよいという代替案を提案していただきました。単なる批判的な指摘ではなく、生徒の理解を高めるためにどう改善したらよいのかに至るまで徹底的に議論ができたことは得がたい経験となりました。他にも多くの提案があり、それらを踏まえて日々の授業を生徒にとって理解しやすいものへと、さらに洗練させていきたいと考えています。」

積極的にグループワークを取り入れている点も、
アクティブ・ラーニングにつながると高評価!

動詞の色分けとは別に、もう一つ高い評価を受けたのが授業の中で積極的にグループワークを取り入れていたことです。グループで話し合ったり、他の生徒に教えあったりすることによって、単なる受身ではないアクティブ・ラーニングができていると褒めていただいたそうです。外国語(英語)が飛び交っている環境の中で、ともすれば緊張しがちな生徒をアクティブ・ラーニングに導く配慮も高く評価されました。

アクティブ・ラーニング

「実際の授業では、生徒がどれだけ理解できているかきちんと把握して、柔軟に進めなくてはいけません。アクティブ・ラーニングはその点でも非常に有効です。グループワークを通して生徒同士で議論したり教えあったり、またそれを発表する様子を確認することで教師が一人ひとりの理解度を正しく把握できるからです。
全ての生徒達が最初から積極的に発言できるわけではありません。自分から発言できない生徒にもこちらから質問をして、授業の中で全員最低1回は何らかの発言をするように働きかけています。発言するとなると緊張してしまい本来の実力が出せなくなる生徒もいますが、そのような生徒にはまずYesかNoで答えられる質問(closed question)から始め、発言すること自体に慣れてもらいます。また一人ひとりの理解度を考慮して、難しすぎず簡単すぎず、答えることで達成感を感じられるような質問をしています。発問を工夫し、生徒に成功体験を与え、自信をつけさせ、自己効力感を高める工夫をしています。


答えが正解でなくてもかまいません。なぜそう考えたのかを再度聞き、本人なりの解答にたどり着いたプロセスを全員で再確認します。そうすることによって間違えやすいポイントや注意すべきポイントを全員で共有できます。この繰り返しによって教員と生徒の一体感が芽生え、学びの場に活気があふれています。」

西武台新座式の英語教育で意識が芽生えた生徒たちは
すでに「地球サイズのたくましい人間力」を発揮!
卒業を待たずして世界への扉を自ら開けています。

オックスフォード大学の教授が称賛した西武台新座の英語教育。その成果は既に顕著に現れているといいます。中学1期生は現在高校1年生。彼らを筆頭に、生徒達は大きく成長。卒業を待つことなく「地球サイズのたくましい人間力」を発揮しているそうです。

「生徒の成長を実感する点の1つは、既知の知識を組み合わせることで未知のものを推測し、正解を導き出せるようになってきたことです。一例ですが、青動詞(Be動詞)と赤動詞(一般動詞)、それぞれの変化や使い方を習った生徒が、その延長線上にある現在進行形を習い始めたときに、こちらが教える前に自ら否定文や疑問文を作り、「これで合っていますか?」と聞きにきてくれたことがありました。決してトップクラスではない生徒でしたが、今までの知識を土台にしてしっかり考えるようになっていたことに、教師として確かな手ごたえを感じました。
さらに発展した現在完了形を教えているときにも、同じように生徒の成長を実感したことがあります。現在完了では一般動詞として習っていたhaveを助動詞と同じような使い方をするため、混乱してしまうケースも少なくありません。しかしここでも色分けによる指導が大きな効果を発揮してくれました。前に習っていたcanやwillなどの助動詞は紫に色分けして教えていたのですが、同じように「現在完了形ではhaveを赤動詞ではなく紫の助動詞と同じような使い方をする」と指導したところ、生徒達はすぐに理解して、その文の否定文や疑問文を自分たちで作ってくれました。このように、理解した知識を既得の知識に関連付けて活用できる力が身についたことは本当に嬉しいことでした。

また、それ以上に成長を実感しているのが、物怖じせず積極的に世界への扉を開ける生徒が増えているということです。自分で短期留学の情報を調べてアメリカに行った生徒や、英語圏ではないフィンランドやドイツに行った生徒もいます。

海外留学

学校が主催するアメリカンサマーキャンプやオーストラリアの人間力研修に参加した生徒達は、同行した教師の心配をよそに全く緊張することなく、むしろ良い意味で張り合うかのように果敢に英語でのコミュニケーションにチャレンジしてくれました。中にはホームステイしたホストファミリーとの間で、生活様式の違いなどを体験した生徒もいましたが、教員に相談する前に、自分自身でホストファミリーと交渉し、解決できました。これも今後必要になる異文化理解力や論理的に相手を説得するコミュニケーション力が活きた場面であったと認識しています。
このように物怖じせず積極的に世界に出て、きちんと自分の考えを伝え、交渉する姿勢を見ると、西武台新座が掲げている『地球サイズのたくましい人間力』を、既に生徒達が発揮してくれていると実感しています。これはペーパーテストの成績が上がること以上に嬉しいことです。
生徒達の英語には文法的間違いがあるかもしれません。しかしコミュニケーションではさほど大きな問題ではありません。大事なのは論理的に考え、それを相手に理解してもらうことです。オックスフォードでも、私が話す英語の些細なミスは問題にされませんでしたが、話している内容が理にかなっているかどうかについては厳しく吟味されました。生徒達にはこのまま物怖じすることなく、どんどん自分の世界を広げ、グローバルな視点からものを考えられるスケールの大きな人物になってもらいたいと願っています。」

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