学校特集

足立学園中学校・高等学校2017

たゆまぬ学校改革により、下町から世界へ飛び立つ人材へ
品格とたくましさを育てる男子進学校

掲載日:2017年9月1日(金)

足立学園中学校・高等学校は1929年に「足立の地に中等教育の場を」という地域の声に応えるために創立された、約90年の歴史を誇る男子進学校です。
現在の校舎は2007年に建てられたもので、近代的な設備と明るさ、そして清潔感にあふれた快適空間となっています。学校へのアクセスは複数線が乗り入れる「北千住駅」から徒歩1分という抜群の立地。地元の人々の温かいまなざしに見守られながら生徒は日々の学園生活を満喫しています。
伝統ある歴史を持ちながらも、2011年度には難関国立大学を目指す特別クラスを設置。16年度からは本格的にICT教育を導入するなど、効率的かつ効果的に学べるカリキュラムを強化することで、学校改革を推し進める足立学園の教育について、高校副校長の三澤幹雄先生と校長補佐の井上実先生にお話を伺いました。

学校改革の3つの柱

1 将来を意識した3つの新コース制
2 心の成長を促す学校行事
3 生徒を飛躍させる視点

第1の柱:学科の改革で「探究力」を育成

足立学園中学校_副校長 三澤幹雄先生
高校副校長 三澤幹雄先生

足立学園で現在進められている学校改革の中で、最も核となっているのが「探究力の育成」です。これは前述の「1.3つの新コース制」に大きく関連しています。

同校の中1は、特別クラス1組と一般クラス3組の4クラス編成。特別クラスは東京大学や早慶上智などの難関大学への現役合格を目標とし、一般クラスは基礎的な学力の定着を目指します。

これまでは、中入生は文理科に進学し、高入生は文理科と普通科にわかれて入学してきました。2018年度からは普通科に統一し、「探究コース」、「文理コース」、「総合コース」の3コース制となる予定です(東京都へ認可申請中)。 探究コース設置の狙いは、生徒自らが課題を見つけ、調べ、学んでいく姿勢を身につけること。その上で幅広い視野と豊かな教養を持ち、たくましく社会で活躍できる人材を養成することです。

足立学園中学校_ネイティブによる英語の授業
ネイティブによる英語の授業

「"探究"するためには、まず基本的な知識が必要です。中1、中2で基礎学力をしっかりと整え、その後、生徒自身が考え、行動していく姿勢につながるよう指導しています」と話すのは副校長の三澤幹雄先生。

探究コースの高1・高2では、学んだ知識を活用したり共有することで、課題発見能力を鍛え、問題解決のための思考力を磨いて、人間的成長を後押しする「探究総合」の授業が行われます。5人の教員からなるプロジェクトチームを作り、他校の見学などを重ねて、教科の枠を超えたカリキュラムを構築しました。

「探究力」を育成するのは探究コースの生徒だけではありません。他のコースでも探究力の育成を図ります。柔軟な進路変更に対応しているので、高校で文理コースに進学した生徒たちも中途から探究コースに変更することも可能となっています。

ICT化でアクティブラーニング強化

足立学園中学校_ICTの活用により、授業の効率も大幅に改善しました。
ICTの活用により、授業の効率も大幅に改善しました。

足立学園では昨年度からICT化を推進し、現在は中2から高1までの生徒がタブレットを一人1台所有しています。中1ではまず授業規律など学習へ向かう基本姿勢を指導し、ICTをツールとして使いこなせるよう指導しています。

タブレット導入の成果を校長補佐の井上実先生に聞いてみると、「今までは板書をノートに写させ、それが終わったら説明し、としていたものが、『後で解答を送るから、授業では考えること、理解することを優先しなさい』と進められるようになりました。わざわざ黒板の前に呼び出して問題を解かせていたものを、電子黒板で全員分の解答を一気にチェックできることで、効率化を図れるだけでなく、さまざまな解答を目の当たりにすることで、思考の多様性に触れることもできます。こうした作業時間を省くことで授業の効率化が図れれば、生徒同士が話し合い、考える、理解するといった、アクティブラーニングに時間を取ることができます。これはICT化による授業改革の大きな成果だと思います」

井上先生の担当する数学の授業では、問題を解くためにかかった時間も把握できるので、生徒たちは正答を早く出せるように真剣に、かつ楽しく問題に取り組むそうです。ICTの導入により、同級生と競い合い、高め合う姿勢が学園内に広がりを見せています。

第2の柱:生活の充実が心の成長を促す

生徒の心を満たす学校行事

足立学園中学校_強歩大会
強歩大会

改革の2本目の柱は、年間行事の充実です。自校の生徒たちが「実体験を求めている」という考えから、各行事にさまざまな仕掛けを作り、成長への足掛かりにしたいと、日々心を砕いています。

例えば、毎年4月に行われる強歩大会では、学校から葛西臨海公園までの約30km(往復)の道のりを歩きます。ここでは中1〜中3まで縦割りで行動し、学年を越えて互いを思いやる気持ちを培っています。これは足立学園の目標とする「品格あるたくましい男子の育成」の一助となる行事です。

足立学園中学校_京都・奈良修学旅行
京都・奈良修学旅行

修学旅行では京都・奈良を旅することにより、歴史に触れる機会を持ちます。班別の行動をメインにすることで、自主的に協力し合う環境を作り出すのです。

今年度から始めた行事では、高1の農泊体験があります。福島県喜多方市の農家に宿泊するなかで、現在の農業問題、そして震災の影響などを考えます。最後には意見をまとめて発表しますが、この行事は生徒たちから予想以上に大きな反響があったそうです。

足立学園中学校_海外語学研修
海外語学研修

海外留学も推奨しています。毎年実施されているイギリスへの語学研修(希望者)は、今年は14名が参加。このプログラムの人気に答えるために、高1の冬には「カナダの高校への1ヵ月以上の短期留学とホームステイ」も計画されています(希望者)。今後、生徒たちから声が上がれば、期間を延長することも視野に入れています。

いじめ対策も万全!

足立学園中学校_校長補佐 井上実先生
校長補佐 井上実先生

足立学園では生徒たちが安心して学校生活を送れるため、いじめのない環境作りにも注力しています。

同校ではいじめの芽を早めに摘み取るため、日頃からアンケートや面談を実施。面談も"カタチ"だけのものにならないように、教員自身がカウンセリング研修をきちんと受け、生徒が先生に相談できる環境を整えています。毎週火・水・土曜日の3日間、希望する生徒および保護者は、学校臨床心理士によるカウンセリングを受けることができ、バックアップ体制は万全です。

「足立学園の生徒は、素直で優しい子が多いと思います。面談では『親にも言えなかった』ということまで打ち明けてくれることもあります。思春期を迎える男子の心の中は想像以上に複雑です。心に秘めた思いを放出させてあげれば、その後の学校生活もスムーズに進めることができます」という井上先生の言葉から、同校の先生と生徒の深い信頼関係がうかがえます。

また三澤先生も「受験や日常生活などで、さまざまな困難に直面しても、学校生活さえ充実していれば、頑張って乗り越えていけるのが思春期の男の子です」と話します。

足立学園では、生徒たちが快適に過ごせるための取り組みを、学園一丸となって追求し続けています。

学校生活を楽しめる環境作り

足立学園中学校_図書館には多くの洋学図書が!
図書館には多くの洋学図書が!

「生徒たちがどうすれば快適な学園生活を送れるのか」。その問いに対する同校の姿勢は、充実の施設からも見ることができます。

男子校といえば「飾り気なく大らか、その反面、乱雑そう...」というイメージがあるかもしれません。しかし、足立学園の校舎に一歩足を踏み入れれば、そのイメージは覆されるはず。校内はきちんと整備され、清掃が行き届き、とても建て替えから10年が経過した"男子校"とは思えないほど、清潔感があります。

足立学園中学校自習室は270名収容の圧倒的な広さ!_
自習室は270名収容の圧倒的な広さ!

「これも『ゴミ0運動』などをはじめ、生徒たちが自主的に校内美化に努めるように自然と意識づけを行った結果」と三澤先生。また井上先生も「整えられた状態を維持すると『汚すことはできない』という意識も働いているようです」と話します。

また校舎地下にある「自習室」も生徒たちのお気に入りスペース。特定の日以外は、毎日7時〜20時まで開放されています。最大270名まで収容できる驚愕の広さ!どんな生徒も使用可能です。試験前はもちろん、平常時でも放課後は50名以上が常に残って勉強しているそうで、なかには日曜日も登校して自習室で勉強する生徒も多いようです。このような上級生の姿を見れば、下級生たちも俄然やる気が湧いてきます。このように同校の文化は自然なカタチで引き継がれているのです。

第3の柱:生徒を主体と考え、一人前の男子を鍛え育てる

"面倒見"を捉え直し、成長を後押しする

足立学園中学校_キャリア教育の一環で行われる「企業インターン」
キャリア教育の一環で行われる「企業インターン」

足立学園では、担任の先生は基本的に持ち上がりのため、生徒一人ひとりの資質を正確に把握しています。これまでの同校では面倒見良く、生徒たちをコツコツ指導することに尽力してきましたが、近年、先生方の意識の変化があったといいます。

「以前は手取り足取り面倒を見て、生徒たちを指導してきました。そのおかげで全体の進学率は大幅に上げられましたが、さらにもう一歩上へと考えたとき、面倒見だけではこれ以上の成長や伸びは難しいのではという結論に至ったのです」と井上先生。つまり生徒たちの動向を見つめ直してたどり着いた答えが、"自立の尊重"でした。

「今まで通り、教師が引っ張って鍛えていくほうが合っている生徒もいますが、上位層の生徒たちは自分がやるべきことがすでにわかっていて、自分の力でやっていきたいと考えている生徒もいます。あるところまでは面倒を見て、"ここぞ"というところで思い切って手を放す。"一人前の男子"と見なすことが、生徒の自立を促し、それが、さらなる成長につながると考えています」と三澤先生。

目をかけすぎずに少し距離を置くことで、生徒の自主性を引き出す。これこそが、生徒のことを第一に考える=真の面倒見の良さだと考えるようになったそうです。

思考力と品格があり、精神的なたくましさを持った男子を目指して

足立学園中学校_鉄道研究部は「鉄ちゃん」に大人気
鉄道研究部は「鉄ちゃん」に大人気

さまざまな改革に柔軟に取り組む足立学園ですが、「自ら学び 心ゆたかに たくましく」という建学精神はそのままに、「人材を育てる教育のプロセスを変える」ことに注力しています。

井上先生はその上で、「男子の特性を生かし、いい意味で"究極のオタク"に育ってほしい」と言います。

"究極のオタク"とは、幅広い知識を身に付け、その分野であれば誰にも負けないという専門知識を持ち、世の中をリードしていける人材のこと。「本校に入学した生徒が6年間の学校生活を通じて、そうした人材に育ってくれれば、自分の専門分野でさまざまな研究をして新しい技術を開発し、社会に貢献していくことができるはず」と三澤先生も言葉を続けます。

足立学園中学校_中学野球部
中学野球部

足立学園が、これからの入学生たちに求めているのは学力だけではありません。一般入試の他にも適性検査型入試などを取り入れることで、「考える力」、そして「個性豊かな生徒」を受け入れるべく体制を整えています。

「本校に入学してきた生徒たちは、6年間のカリキュラムや行事により、知識、思考力、探究力、学力を身に付け、たくましい"男子"に鍛えられます。そして"下町から世界へ"を合言葉に、将来の日本をリードしながら羽ばたいてくれるはずです」と、両先生は生徒たちの将来に向け、熱く期待を寄せています。

素晴らしい環境の中で学校生活を満喫する生徒、そして熱意に溢れた先生たち。ぜひ一度足立学園へ足を運んでみてください。

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