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学校特集

西武台新座中学校2023

卒業生の保護者が語る西武台新座
先生とのコミュニケーションが充実しているから
安心して子供の成長を見守ることができた

掲載日:2023年6月2日(金)

 2022年度の西武台新座中学校の卒業生の合格実績は大きく飛躍しました。とくにGMARCHをはじめとする上位私立大学の実績は軒並み上昇しました。
 発音を重視して聞き取る力を伸ばすことから始める英語教育と、ICTを駆使した論理的思考力とプレゼン能力を高める教育に取り組んでおり、大きな成果を上げています。
 ですが、それらは西武台新座の魅力のほんの表面にすぎません。この学校の本質的な魅力はそれらが効果的に運用されている背景にある、先生方が生徒一人ひとりに愛情を注いで成長を見守る真摯な姿勢です。
 3月に西武台新座を卒業して法政大学経営学部に進学した澤井靖文さんのお母様は、この姿勢があるから安心して子供の成長を見守り、学校とともに支えていくことができたと話します。職場の同僚にも西武台新座をお勧めしているという澤井さんに、息子の靖文さんにも同席いただいてお話を伺いました。


西武台新座_

安心ポイント1
説明会で感じた、先生方と自然体でコミュニケーションできる安心

― 息子さんを西武台新座に入学させようと思った決め手はなんですか?

西武台新座_お話を伺った澤井さん、卒業生の靖文さん、小林副校長
お話を伺った澤井さん、卒業生の靖文さん、小林副校長

お母様:
 もともと中学受験するつもりはなかったのですが、たまたま知り合いのお嬢さんが西武台新座中学校に通っていると聞き、そこではじめて関心を持ちました。学校説明会に来てみたら先生方がとてもフレンドリーに話しかけてきてくれました。他校を見に行ったときは「教える側」と「教わる側」という立場の違いがはっきり見えたのですが、ここでは自然体で接することができましたし、子供だけでなく親や家庭のことまで考えてくれる温かい感じにもとても好感を持ちました。何回か来ているうちに息子もこの学校はいいねというようになり、親子の意見が一致して西武台新座を受けることにしました。

靖文さん:
 説明会に行ったときは、親と別れて受験生は模擬授業をしていただいたのですが、先生と輪になって近い距離間でコミュニケーションをとりながら進められる授業がとても楽しくて、西武台新座が好きになりました。

お母様:
 母親としては給食があるということも大きなポイントでした。毎朝早くから弁当を準備するのは現実的にはかなりの負担でしたから。何か緊急事態があったときにも対応できる距離であることも決め手でした。

安心ポイント2
生徒・学校・保護者の意思疎通がしっかりしているという安心

― 実際に西武台新座に入学したあとの学校生活はいかがでしたか?

靖文さん:
 先生方とお話ししたり、自分の意見を発言したりする機会がとても多いなと感じました。小学校では手を上げても当てられないことも多かったのですが、西武台新座では少人数なので、毎回の授業で全員2回くらいはあてられます。わからなくても何かしら発言しなくてはいけない環境なので、自然に授業に集中するようになりました。

西武台新座_

お母様:
 授業参観が本当に面白かったです。教室の後ろで静かに見学するのではなく、子供のすぐ近くに座って一緒に授業を受けるようなスタイルで、「参観」というよりも「参加」という感じでした。時には親があてられてドキッとすることも。親ですらこんなに引き込まれるのだから、子供にとっても絶対に面白いはずだと納得しました。

― 授業参観というよりも、保護者の方も巻き込んでみんなが参加する授業にしてしまうのは、西武台新座ならではですね。普段の学びで印象に残っていることはありますか?

西武台新座_ICTを用いた学びは効率的に学べると同時に、次の課題へのモチベーションをあげる効果がある
ICTを用いた学びは効率的に学べると同時に、次の課題へのモチベーションをあげる効果がある

靖文さん:
 ICT機器を使った学びはすぐに意見が共有できるのでとても効率的でした。何か問題を解決したら次の課題が見えてくるという流れが続き、学ぶことがとても楽しかったです。また英語の長文読解には完全にはまりました。中1の時にやる気のスイッチが入り、どんどん次のプリントを催促する私のために先生がプリントを多めに用意してくださり、6年間ひたすら取り組みました。おかげで留学経験はありませんが高2の時には英検準1級も取得することができました。また英語の成績が上がると他の科目の成績も気になり、全科目でしっかり頑張るようになりました。

― 授業以外の部分での先生とのコミュニケーションはいかがでしたか?

西武台新座_キャプ

靖文さん:
 勉強に関するまじめなことから、家でのこと、他愛のないくだらないことまでどんなことも同じようなテンションで話していました。悩みとかがあってもためらうことなく話し合えるのはとても良かったです。

お母様:
 家でのことというか、私がどんなことで息子を叱ったかということまで先生に筒抜けでした(笑)。先生と保護者という関係の中でも、どんなことも気軽に相談できるので安心でした。

靖文さん:
 確かに母親についての愚痴を聞いてもらったこともあるかもしれません(笑)。担任の先生はもちろんですが、それ以外の先生もたくさん話を聞いてくださいました。

西武台新座_キャプ

お母様:
 担任の先生だけではなく、全教員がそれぞれの視点から一人ひとりを見守ってくれました。たとえば悪いことをしたとしても、その行為の背景にある気持ちまで気づいてくれる先生がいました。理解してくれる先生がいるから子供も自然に素直になっていく。理解されないため自分の中でうっぷんをためてしまうようなことがないので、ぐれる理由がなくなります。

安心ポイント3
良いことも悪いことも共有されるから
安心して子供の成長を遠くから見守れる

― 6年間の学校生活でトラブルがあったこともあると思いますが、何かエピソードはありますか?

靖文さん:
 中1か中2の体育祭で、全クラスでやる大縄跳びに真剣に取り組みたい人とそれほどでもない人との間で衝突がありました。真面目にやろうとする人とそうでない人の温度差が激しく、何度も話し合いをしたのですが、個人の意見を言い出しにくい雰囲気になってしまいました。その時に先生がクラス全員に匿名で自分の考えを書かせたのです。全員の意見を先生が読み上げる形で一人ひとりが何を考えているのかクラス全体で確認したうえで話し合って、みんなが納得して良い方向に向かうことができました。本番ではみんな一所懸命頑張ったので、途中のいざこざも含めてよい思い出です。

西武台新座_学級通信は生徒の成長を保護者と学校で共有し、ともに成長を見守るための大切なツール。
学級通信は生徒の成長を保護者と学校で共有し、ともに成長を見守るための大切なツール。

お母様:
 そのことは学級通信で保護者にも共有されていました。今子供たちがどのようなトラブルが起こっているのか、それを乗り越えるために先生がどのように対処していきたいかというビジョンもすべて書かれてありました。良いことも悪いことも包み隠さず書かれていることは本当にありがたかったです。特に男の子は学校でのことをなかなか話してくれませんから。先生主体で解決すると一部の生徒にはもやもやした気持ちが残るけれども、子供を信頼して意見を求めている姿勢がわかるので、トラブルが解決する前の段階でも安心して見守ることができました。

― 小学校の頃は親を中心とした小さな世界。でも中高で少しずつ親から離れ、先生に見守られる中で、親なしで子供の世界が回っていく。それはとても良い経験ですね。

お母様:
 先生によれば、靖文はリーダーを任せられると良い意味で自分を出さなかったそうです。自分の意見を通したり多数決で全てを決めたりするのではなく、一人でも多くの意見を取り入れることを優先していたようです。先生の言葉では究極の民主主義を体現しようとしていたと。それは西武台新座の先生方の姿勢から学んだのではないかと思います。

安心ポイント4
頑張りを見守り、後押ししてくれる先生がいるから
安心して大胆な挑戦ができる

― 大学受験のことにお話を移したいと思います。大学を意識し始めたのはいつごろからですか?

靖文さん:
高2くらいからです。実は国立大学の医学部志望でずっと頑張っていたのですが、共通テストの自己採点の結果が厳しかったので、経営学部に進学することにしました。

― 素朴な疑問として、医学部志望から文系学部に進学する道を選んだのはどうしてですか?

靖文さん:
 共通テストの後で先生や親と話し合ったのですが、たとえ浪人してでも医学部!と言い切るだけの覚悟が自分にないことに気づき、それなら別な道もよいかなと考えたのです。もともと経営にも興味があったので得意な英語と数学で受験できる法政大学経営学部を選びました。

西武台新座_学校としての合格実績を上げることよりも、生徒を信じ、その頑張りを後押しすることを重視した進路指導が西武台新座のスタイル。
学校としての合格実績を上げることよりも、生徒を信じ、その頑張りを後押しすることを重視した進路指導が西武台新座のスタイル。

お母様:
 もともと将来の夢を語らない子だったから、最初に医学部ということが出てきたときは本気とは思えませんでした。三者面談でもどこまで本気なのか問いただしたのですが、はっきりとした返事はなく、漠然と人の命を救える立場にあこがれているのかなと感じました。得意な英語や数学を活かせる入試を考えていないことも衝撃でした。
 ですが先生に相談すると、「ヤスを信じてあげましょう。」といわれたのです。息子は成績優秀だけれどもがむしゃらに頑張るタイプではない。でも医学部という目標があれば変わるのではないかと。先生とさらに話し込み、どうしても医学部というなら経済的なこともあるので国立限定ということで後押しすることにしました。私はもっと頑張りなさいと激励する立場、先生は息子の味方をする立場と役割分担をしました。
 それと同時に、先生と裏で得意な英語と数学で受験できる法政大学経営学部というプランBを検討していました。結果としてはプランBの学校に入学しましたが、それでも本人が希望する挑戦をさせてあげたことは良いことだったと思っています。

―得意科目を活かしたほうが少しでも偏差値が上の大学に合格でき、学校としての大学合格実績は上がるかもしれないですが、「お母さん、息子さんを信じましょうよ」と、あえて挑戦させることを提案したところは西武台新座らしいですね。それだけ学校とご家庭に信頼関係があったということですね。

お母様:
失敗することも含めて、曖昧でも自分で立てた目標に挑戦することが大切だと、先生との話し合いを重ねる中で理解できたので、安心して大胆な挑戦をさせることができました。今回の結果も、本人の成長のためには大切かなと思うようになりました。これをきっかけに次の目標に向けて頑張るようになってくれれば十分です。

学校・家庭・本人のトライアングルの中で
本音で話し合える環境を

 ここまで主に保護者の視点で西武台新座の安心について語っていただきましたが、学校サイドは生徒も保護者も安心できる環境づくりをどのように考えているのでしょうか。最後に中学校を統括する小林副校長にお話を伺いました。

西武台新座_

 子供が健全に育ち、失敗を恐れず挑戦し続けるためには、自分という存在が認められ、見守られ、意見にしっかり耳と傾けてくれる環境、すなわち「安全基地」という土台が必要です。そのために学校・家庭・本人のトライアングルの中でお互いの意見や要望を本音で話し合える環境づくりを何よりも大切にしています。担任一人の目にまかせるのではなく、全教員が関わり、多角的に子供一人ひとりを見守るようにしています。
 子供が成長する過程において、第一次教育者は家庭、その次が学校です。家庭と子供という関わりの中に第三者として学校が入ってくるわけですが、第三者として学校がどのように子供を見ているかということをご家庭に知っていただくことがとても大切です。その意味で学級通信は本当に大切な役目を担っています。
 教育とは「共育」でもあります。学校・家庭・本人がお互いを認め合い、本音で意見を交換することで、3者それぞれが育っていく。西武台新座はそのような学校であり続けることを目標にしています。そしてその成果が生徒一人ひとりに還元できるよう、これからも全教員一丸となって取り組んでまいります。

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