学校特集

西武台新座中学校2019

なぜ西武台新座の生徒たちは説明会でとても楽しそうなのか

掲載日:2019年10月10日(木)

「説明会に出てきた生徒たちがとても楽しそうで、好感が持てました。」
「生徒たちが生き生きしている様子を見て、とても良い学校だなと感じました。」

 西武台新座の説明会に参加した保護者の方からは、このような声が多く聞かれるそうです。実際、説明会で受験生や保護者の前で話してみない?と声をかけると、生徒たちはものすごく喜び、積極的に参加してくれますと、広報主任の髙味直毅先生は誇らしげに話します。
 人前に出るのが恥ずかしいなど、ためらう気持ちがほとんど見られないのが西武台新座の生徒たちの大きな特長。保護者の方々も自分の子供が選ばれるととても喜び、その姿を見守っているといいます。
 なぜ、西武台新座の生徒たちは人前に出ることをためらわず、とても楽しそうにしているのでしょうか。広報主任の髙味直毅先生と、副校長の小林正高先生に話を伺うと、授業の現場における教員と生徒の関わり方が大きなカギになっていることが見えてきました。

■2019年度の説明会で、登壇した生徒(学年)と、その内容
説明会 学年 内容 見どころと保護者から好評だった点
第1回 中学1年生 English Pronunciation 入学してすぐの子たちが舌の筋肉を意識して
一生懸命発音している様子が好評
第2回 中学3年生 Speeches in English 中1から比較して成長を実感。
聴衆を意識した声量、スピード、発音の良さ
がとても好評
第3回 中学2年生 理科実験 磁石の性質を利用し、電気と磁石を使って
単極モーターを制作。
実際に中学2年生が受験生に分かりやすく
教えている様子が好評。
第3回 高校3年生 Speeches in English 第1回の中1の生徒や、第2回の中3の生徒
と比較して成長を実感。
中1の頃の写真を見せたことで6年間の成長
をリアルに感じることができた点が好評
第4回 中学1年生 英語の授業
(通訳トレーニング)
簡単な英語を素早く日本語にする訓練。
英語は日本語に、日本語は英語に瞬時に
変換する訓練。
Speaking Interaction(やり取り)の能力
を鍛える実用的な訓練であると好評

 

西武台新座の英語の授業"Sight Translation"の様子(西武台新座中学校YouTubeチャンネルより)

とってもオープンな学びの現場
自分の考えを発表することが楽しくてしかたない

西武台新座_とってもオープンな雰囲気に満ちた<br>西武台新座の授業
とってもオープンな雰囲気に満ちた
西武台新座の授業

 なぜ西武台新座の生徒たちが人前で話をすることを楽しんでいるのか、その理由は授業を見ればすぐにわかります。西武台新座の授業はとってもオープンな雰囲気に満ちています。教員は生徒たちにどんどん発言を促し、生徒たちも積極的に答えます。問題を解くにしても、解法をすぐに教えて覚えさせるのではありません。試行錯誤しながら問題を解くカギに生徒自身が気づき、正解にたどり着くという過程を大事にしているのがわかります。教員は生徒たちと活発に意見交換をしながらヒントを出して、生徒たちが大切なポイントに気づく手助けをしているように見えます。

西武台新座_広報主任 髙味直毅先生
広報主任 髙味直毅先生

 そのことを髙味先生に話すと、このように答えてくださいました。
「私たちは正解を『教える』のではなく、試行錯誤しながら正解にたどり着く、そのプロセスを何より大切にしています。『こうするとうまくいくのではないか?』『視点を変えてみるとどうだろう?』などと、仮説を立てて問題に取り組み、自分の力で正解にたどり着く経験こそが、先の見えない社会に出ていく生徒たちにとって、一番の財産になるからです。生徒たちは段階的であっても自分の考えを発言し、あるいは教員や他の生徒の発言を聞くことによって正解に近づくヒントに気づきます。正解にたどり着いた時の生徒たちは心から喜んでくれます。その成功体験を発表することにためらいなどあるわけがありません。生徒たちが説明会で楽しそうに話をしているのは、教室の学びでそのことが習慣化されているからです。」

要求レベルは高いけど
その道筋をしっかりケア

 自分で正解にたどり着く成功体験を繰り返した生徒たちは、自信をもってさらに難しい問題にチャレンジし始めるといいます。仮説を立て、問題に取り組み、得られた結果を判断して次のステップへつなげる、PDCAのサイクルが生徒たちに自然に身についているということができます。こうなるとレベルは上がっていく一方。学年が進むと、多くの生徒が教員から言われなくても自分で取り組むべき課題を見つけ、到達目標を設定し、自己表現するようになるそうです。

西武台新座_副校長 小林正高先生
副校長 小林正高先生

 副校長の小林正高先生は、このように話してくださいました。
「我々が生徒に要求するレベルはかなり高めです。ですが、決して壁を突き付けて放っておくのではありません。教員が一人ひとりの個性や成長段階を見極めて、話し合いの中で少しずつリードしながら高いレベルをクリアできるよう、しっかりとケアしています。勉強に限らず、最初は無理だと思っていた高いレベルに到達するという成功体験は、生徒の心に自信と積極性を植え付けます。それを繰り返すことで、いつしか自分で課題を見出し、自分の考えを自分自身で形にして表現することが楽しみになり、他者に認められることがさらなるモチベーションになります。知識も大切ですが、このようなプロセスを通して学び続けることの楽しさ、高いレベルに到達する喜びを生徒たちに伝えたいのです。」

オープンな学びの場は
オープンな職員室から生まれる

西武台新座_授業の現場以上にオープンな<br>西武台新座の職員室
授業の現場以上にオープンな
西武台新座の職員室

 西武台新座のオープンな環境は教室だけで見られるものではありません。一番オープンな雰囲気に満ちているのは、他ならぬ職員室です。管理職の先生も若手の先生も、全員がとてもオープンに話し合っています。ともすると学年や担当教科、校務分掌などによってセクショナリズムが生まれがちな職員室ですが、西武台新座の職員室はそのような壁を全く感じることがないと髙味先生は話します。
「教員全員が、自分のクラスで起こっていることや、困っていることなどをオープンに話し合います。何か問題が発生しても、それが秘密になることはありません。どのようにすれば問題が解決できるのかみんなで意見を出し合います。話し合うときは先輩も後輩も関係ありません。お互い教育の現場に立つ人間として対等な立場で意見を交換します。現に後輩の1人は、時には私の意見を平気でつぶしに来るくらい遠慮なく意見を言ってくれます(笑)」

西武台新座_取材時も職員室の雰囲気が容易に想像できる<br>ほどオープンな話し合いがもたれました。
取材時も職員室の雰囲気が容易に想像できる
ほどオープンな話し合いがもたれました。

 教員がオープンに話し合い意見を交換することが当たり前になっているので、それがそのまま授業にも反映されているのだと小林先生が補足してくださいました。
「職員室の雰囲気は、そのまま教室の雰囲気に直結します。管理職が一方的に指示を出すトップダウン型の職員室では、授業を担当する教員は管理職の指示に従うことに注力してしまい、オープンな雰囲気の授業を作り出すことは困難です。職員室が教員にとってオープンに話し合い、意見を交換できる場であるからこそ、教室でも生徒に積極的に発言を促し、オープンな授業を展開することができるのです。」
 さらに小林先生は続けます。
「何か問題が生じた場合、教員同士で徹底的に議論し、知恵を出し合って解決策を考えます。しかし、最終的にどのように解決するかは担当する教員に任せています。管理職として現場に立つ教員には最終的なゴールは明確にしますが、そこへ到達する道そのものは本人に委ねています。教員同士で意見を交換する中で、良いものをどんどん吸収し、またそれを自分でアレンジしながら、教師としての自分のスタイルを作り出す。教員にも良いPDCAのサイクルが循環していています。」

承認欲求が満たされることで
生徒の意欲は格段に向上

西武台新座_承認欲求が満たされた生徒は<br>意欲が格段に向上する
承認欲求が満たされた生徒は
意欲が格段に向上する

 自分が発言したことが他の生徒や教員に肯定的に受け止められると、生徒たちの承認欲求が満たされ、彼らの成長を促す大きな刺激となります。特に大人である教員に考えを認められることで、生徒の意欲は格段に向上します。生徒一人ひとりの意見に耳を傾けることは教員にとって大変なことですが、生徒たちの嬉しそうな表情と、その後の成長を見るのが何よりの楽しみだと、髙味先生ご自身も嬉しそうに話してくださいました。
「一人ひとりの意見を聞くことは、時間も根気も必要です。それでも、自分の考えが認められた時の生徒の嬉しそうな顔を見るのは、教員としてもとても嬉しいことです。そのうえで、こんな考え方もあるよと考え方の幅を広げてあげると、生徒たちは目を輝かせてさらに上を目指していきます。」

学校・家庭・生徒が深い
信頼関係で結ばれることが大切

 自分の考えが大人に受け入れられ、それをもとに議論が広がることで、生徒たちの意欲は格段に向上し、どこまでも成長していきます。その成長の土台として、家庭の理解と協力が必須だと小林先生は力説します。

西武台新座_学校・家庭・生徒が信頼関係で結ばれる<br>ことは、生徒の成長の土台となる
学校・家庭・生徒が信頼関係で結ばれる
ことは、生徒の成長の土台となる

「誰にもほめられたい、認められたいという欲求がありますが、子供は特にその気持ちが大きいものです。ぜひ保護者の方々も子供のそのような気持ちを十分に理解して、子供の努力を認め、承認欲求を満たしてあげていただきたいのです。クラスの中には様々なタイプの生徒がいます。多くの生徒を見ると自分の子供も客観的に見ることができるようになり、家庭の中だけでは気づかなかった子供の長所や頑張りに気づくことがあります。ぜひそこを承認し、親子の絆を深めてほしいと思います。学校、ご家庭、そして子供自身が深い信頼関係で結ばれ、共に歩むことによって、西武台新座の生徒たちはどこまでも成長しているのです。」

 10月20日の説明会では、1年生が登場して英語のリスニング力やイントネーションを身につけるオーバーラッピング、シャドーイングというトレーニングを披露してくれます。11月には入試模擬体験会を実施し、受験生に入試本番のリハーサルをしてもらいます。人前で自分の考えを発表することを心から楽しみ、来年の後輩のために一生懸命頑張る生徒たちを見れば、西武台新座の教育の素晴らしさへの理解が、より一層深まるのではないでしょうか。

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