受験生マイページ ログイン

学校特集

目黒日本大学中学校高等学校2021

引き上げる教育で意欲を高め、向上心を持ち伸びる生徒を育成
国公立・難関大学進学を見据え、「論理的思考力」や「数学的思考力」をしっかりと磨く

掲載日:2021年6月23日(水)

日本大学の準付属校となり3年目、中学3学年が揃った目黒日本大学中学校高等学校。これまで「算数1科入試」、「算理入試」を実施するなど独自性を打ち出し、年を追うごとに志願者数が増えている注目校です。教育理念は、「しなやかな強さを持った自立できる人間を育てる」。そのために、「問題解決力」「進路実現力」「相互理解力」をバランスよく身につけることを目指しています。1903年開設の伝統校の新たな教育への取り組みや生徒たちの現在の様子、また2022年度入試について、広報部主任の天野正貴先生にお話を伺いました。

「算数1科入試」、「算理入試」の導入で見えた、生徒の高いポテンシャル

目黒日大_広報部主任の天野正貴先生
広報部主任の天野正貴先生

目黒日本大学中学校で大切にしているのは「自主創造」の精神。一人ひとりの生徒と向き合う教育で、伸びやかな個性を尊重しつつも、互いを思いやりながら自立した人間を育成しています。そのために注力しているのが、答えを導くプロセスを重視した論理的思考力や数学的思考力です。入試にもそうした思考力を活かす内容を反映させたいという理由から、2019年に「算数1科入試」を、20年と21年にはさらに深化させた「算理入試」を実施しました。それらの入試を経て入学した生徒たちの現在について、天野先生は次のように話します。
「『算数1科』や『算理』入試で入学した生徒たちは、数学だけでなく、他の教科も含めて総合的に成績優秀という傾向が見られます。国語と英語の成績が理科や数学に及ばない場合でも、高いポテンシャルを持った生徒が多いといえます。数学と同じように、他教科も学習精度を上げていける可能性を十分に感じています」

天野先生は不得意な科目を克服して全体的にバランスよく成績を上げる教育を尊重しつつも、自身の考えをこのように話してくれました。
「個人的には、中学生の最初のうちは、少々のバランスの悪さがあってもいいと思っています。例えば、他の生徒よりも数学の計算力が高い場合、それだけで教室で褒められる時間がありますよね。私は、生徒たちに中学校生活で少しでも多くの成功体験を味わってほしいと考えています。そういう意味では、クラスのムードメーカー、掃除が上手......といった学習面以外のことでもいいので、何かひとつ自分が得意なものを見つけてもらえれば、と思います」
中学校生活において、学習面、またそれ以外の部分で得意分野や長所を発見し、自他ともに認められることは、その生徒自身にとって大きな財産になることでしょう。

成績優秀者を集めたクラス編成と選抜授業が全体にもたらす波及効果

生徒の学力引き上げに積極的な目黒日本大学中学校。その中でも成績上位者については、さらにその力を伸ばすための様々な取り組みを行っています。その代表的なものが「習熟度の高いクラス」と「特別課外授業」です。

■「習熟度の高いクラス」とは
目黒日大_生徒のやる気に火を付ける仕掛けが豊富に用意されています。写真は「イングリッシュディ」。
生徒のやる気に火を付ける仕掛けが豊富に用意されています。写真は「イングリッシュディ」。

同校では中2から、3クラスのうち1クラスを「習熟度の高いクラス」と位置づけて編成しています。1年間の模試、定期試験、小テストの結果を総合的に見て成績上位の生徒が「習熟度の高いクラス」に振り分けられます(他の2クラスについては成績順にはしていない)。
「成績上位者にはその学力に応じた授業を行えるのはもちろんのこと、ほか2クラスの生徒の学習意欲と向上心の高まりも期待できます。実際に『来年は習熟度の高いクラスに行きたいから、頑張ります!』と宣言した生徒は、熱心に授業に臨み努力を重ねて、学年で30~40番ほどだった成績が5番程度まで上がりましたね」(天野先生)

同校ではこのように、生徒たちの学習意欲にとことん応えると同時に、モチベーションを引き上げているのです。

■「特別課外授業」とは

東京大学や国公立大学医学部などへの進学を希望する生徒を対象とした、同校の教師による専門性の高い課外授業です。英語・数学・国語、それぞれの成績上位者を約10名ずつ選抜し、放課後に特別授業を実施します。
「その授業では、1学年上の内容や高校で学ぶような内容を行うこともあります。中学1年次から、難関大進学を見据えた先取り指導を行っているのです」(天野先生)
将来、東京大学などの国公立大や医学部といった難関大を目指す生徒にとって、まずはこの選抜授業を受けられるように頑張るという目標にもなります。

「習熟の高いクラス」、「特別課外授業」を受ける成績優秀な生徒の存在が、他の生徒たちにも良い影響をもたらし、学校全体をけん引する存在になっています。

教科を通して涵養する、思考を深める姿勢

目黒日大_先を見通した学習が可能になりました。
先を見通した学習が可能になりました。

生徒の学力を引き上げるために、教員側も通常授業の内容や進め方について常にバージョンアップを図っています。数学を担当する天野先生自身も、ここ1年で授業スタイルを意識的に大きく変えました。

昨年から行っているのが、「教科書の例題は授業で解説しない」こと。生徒は事前に予習を通して例題を解いた上で授業に臨むというスタンスを貫いています。復習は比較的できているという前提のもとに、このような予習の強化に取り組んでいます。
もちろん、予習のやり方については丁寧に指導。天野先生は、
「予習で難しいのは、『何を、どこまで、どのくらいやればいいのか』がわかりにくいこと。そのため、事前に年間行事計画を生徒に配布しています。その計画表には、小テストや提出物の日程も記載しているので、生徒自身が学習の見通しを立てやすくなります。そして、予習を十分に行い、まだ余力のある生徒には課題を与えられるようにしています」と話します。

目黒日大_学び合える友だちの存在も大切です。
学び合える友だちの存在も大切です。

さらに普段の授業でも、教科書やワーク、プリントが終わった生徒に対して、難易度別に5種類ほどのプリントを用意。生徒が退屈しないよう、また意欲を十分に満たすための工夫と準備をいつも整えています。
「授業では、基礎を活用すれば解けるような応用問題を出して、単なる答えではなく意見や考え方を求めることも行うようになりました。生徒同士が相談し、考えを共有することもあります。そうすると、良い意見や考えがたくさん出てくるんですよね。授業後の休み時間中も、その問題について話し合っている生徒たちや、私に解答を見せてくる生徒の姿を見ると本当にうれしく思います」(天野先生)

こうした授業を行うようになった背景には、同校校長である南 尊雄先生の教員指導方針も影響しています。
「当校で大切にしているのは『教科を教えるのではなく、その教科を通して大事なことを伝える』ということです。私の担当科目である数学にあてはめると、数字を扱いながら"物事を考える"ことになると思っています。これまでは1から10まですべて自分が教えなければと思い込んでいましたが、現在は生徒自らが思考を深める時間を多く設けるようにしています」と天野先生は教えてくれました。
同校が重視する、問題解決力・論理的思考力はこのように日常の授業から鍛えられているのです。

プレゼンテーション能力を磨く「探究学習」と「三者面談」

目黒日大_中2では水質調査にも取り組みます。
中2では水質調査にも取り組みます。

教科の学習面以外で生徒の成長に大きな影響を与えているのが「探究学習」です。重視するのは、「単なる知識」ではなく、「全体との関わりの中で知識をどのように使っていくか」ということ。中学3年間を通した大テーマは『日本を知る』。中1は『日本の伝統文化』、中2は『日本の環境』、中3は『SDGs』をテーマに、クラスの垣根をなくしたグループに分かれて活動します。
「学習課題発見、個人学習、フィールドワーク、調べ学習、グループワーク、ディスカッション......といった活動を通じ、問題解決能力を培うことができます」(天野先生)

他のクラスの生徒とも交流することで、より多くの考え方や意見に触れる良い機会にもなります。また広い視野を養い、自国の文化や環境問題について深く学ぶことは、中3時に全員が参加するオーストラリアへの約1か月短期留学時(2020、2021年度は中止)にも役立つといいます。もちろん、将来的にグローバル化社会で活躍していく上でも求められる資質となるでしょう。

目黒日大_刺激に満ちた「発表コンクール」。
刺激に満ちた「発表コンクール」。

そして、1年間の探究学習の総仕上げの場として用意されているのが、毎年2月に行われる「発表コンクール」です。全員が参加し、グループごとにスライドを用いてプレゼンテーションを行います。
「互いの発表を見ることで、同じテーマでも着眼点やプレゼン手法の違いを知ることができます。また、中1、2、3と学年が上がるごとに発表の仕方も自然とグレードアップしていくので、先輩の発表から気づきが得られます。特に、上級生のプレゼンテーションは、動画を用いたり、問いかける場面があったりとその表現力も大変豊かになります。机上の一問一答とはまた違った大きな学びがあるでしょう」(天野先生)

さらに同校には、プレゼンテーション能力を磨く場がもうひとつあります。それは毎年3学期に行われる「三者面談」です。
「生徒自身が2学期の成績の振り返りをし、その内容を自分の親と担任教員の前でプレゼンを行います。客観的に自分を見つめ直す絶好の機会になりますし、Keynoteで資料を作成するため、プレゼン能力・資料づくりのスキルも上がります。おそらく、他校では実施されていない形の三者面談です!」(天野先生)

内気だったり自分の思いを表現することが苦手な生徒も、頑張って取り組むことで自信をつけていくことができるといいます。

生徒全員が「特進生」として、国公立大を目指す

目黒日大_2020年度の文化祭の様子。行事にも全力投球です。
2020年度の文化祭の様子。行事にも全力投球です。

2022年度以降、中入生は高入生とは別コースで、全員が「特進生」として高校へ進学します。「中高一貫校として6年間を通し、生徒が着実に成長していけるように指導する」という学校側の覚悟、姿勢の表れでもあります。
「当校では『生徒全員が国公立大を目指せる教育』という目標を念頭に置いています。つまり当校に通う生徒全員が、『特進生』という考えなのです。そのためには、我々教員の教育姿勢も重要だと考えています。情報共有や授業の進め方について研究を欠かさず、常に質の高い教育を展開していきます」(天野先生)

もちろん準付属校として、日大医学部・歯学部・薬学部などへの進学という選択肢は残っています。それは、進路選択の上で大きな強みといえるでしょう。

こうした教育を推進していくなかで天野先生は、2022年度中学入試について次のように話します。
「当校と同じ志を持つ受験生に入学してほしいという思いから、初日に『4科入試』を設定しています。2021年度に引き続き、『算理入試』、『適性検査型入試』、『2科入試』も設けることで、より多くの受験生に臨んでもらえる体制を整えます。入試では、『こんな問題に出合いたかった』、『こういう良問を出す学校の授業を受けてみたい』と感じてくれたらうれしいですね」(天野先生)

目黒日大_兼部をする生徒も多いクラブ活動。
兼部をする生徒も多いクラブ活動。

高い志を持つ生徒にとって、実りの多い6年間を過ごすことのできる同校。部活動も充実していて、運動部は全15部、文化部は全12部、同好会は全11あり、生徒の入部率は100%を超えています。

最後に、こんなメッセージをいただきました。
「個別相談会はもちろんですが、学校公開日以外でも、予約制で学校見学日を設けたいと考えています。当校に興味のある方には通常授業をご覧いただき、実際の学校生活の様子をたくさん知ってほしいです」(天野先生)
同校の普段の授業の様子や学校全体の雰囲気を見て、新たに発見する魅力もあるでしょう。有意義な6年間を過ごしたいなら、ぜひ目黒日本大学中学校高等学校をお訪ねください。

資料請求はこちらから 学校ホームページはこちら 学校データベースはこちら