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東京・神奈川のwithコロナ中学入試がスタート!城北中の2月1日入試取材レポート

2月1日(月)、緊急事態宣言が発令されるなか行われた城北中学校の第1回入学試験が行われました。

2月1日(月)、東京エリアと神奈川で中学入試がスタートしました。東京・神奈川では1月8日から緊急事態宣言が発令されていましたが、2月7日までだった期限がさらに1カ月間延長することになりました。そんな前例のない事態の最中、私立中高一貫校で男子校の城北中学校(以下、城北と略称)の第1回入学試験が行われました。〈取材・撮影・文/福原将之〉

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緊急事態宣言の最中、東京・神奈川の中学入試がスタート

本日2月1日(月)、東京エリアと神奈川で中学入試がスタートしました。東京・神奈川では1月8日から緊急事態宣言が発令されていましたが、2月7日までだった期限がさらに1カ月間延長することになりました。


そんな前例のない事態の最中、私立中高一貫校で男子校の城北中学校・高等学校(以下、城北と略称)の第1回入学試験が行われました。多くの私立学校ができるだけ密を避けるようと入試取材を断るなか、城北の入試委員長・清水団先生は「来年以降の受験生のためにも、今年のコロナ禍での入試を記録しておく必要があるでしょう」と快諾してくださいました。

城北の入学試験は2月1日、2月2日、2月4日の計3回行われます。


昨年2月1日入試では前年比約20%増の436名もの受験生が出願しましたが、今年の出願者数は大幅に増えた昨年と同じ436名が出願しています。昨年に引き続き、城北の人気ぶりが伺えます。

例年とは異なるwithコロナでの中学入試、城北のコロナ対応

私は昨年2月2日も城北の入試取材をしたのですが、今年の入試の様子は昨年と大きく異なりました(昨年の取材レポートはコチラ)。一番の変化は、進学塾の先生方による激励の花道が無くなったことでしょう。例年であれば大勢の先生方やスタッフが朝早くから激励に駆けつけていたのですが、今年はその姿を見ることができませんでした。


激励の花道がないことは受験生にとって残念なことですが、これも全て感染リスクから受験生を守るためです。城北は早くから学校ホームページにて「コロナウィルス感染症への対策」について公表してきました。ホームページには入試委員長・清水団先生による動画メッセージも公開されており、受験生の不安をできる限り払拭しようとする配慮を感じました。

今回、城北が実施したコロナ対応は以下の通りです。


●2月28日に追加試験を実施
●受験当日の朝、もしくは校舎前の検温で37.5度以上の場合は追加試験を案内
●学習塾の応援花道は自粛のお願い
●試験教室の入室を7時30分から7時に変更(検温・消毒などによる混雑防止)
●食堂と講堂の保護者控室は、密を避けるため中止
●広場での密を避けるため、広場内のベンチを撤去
●受験生にはマスクの着用とマスク入れの持参をお願い
●校舎の入り口で検温と手の消毒を実施(入り口で密にならないような配慮あり)
●試験教室の備品は全て消毒済み
●試験教室の収容人数を40人から30人に変更(ソーシャルディスタンスの確保)
●試験教室の全ての机に飛沫防止のパネルを設置
●試験の間の休み時間に試験教室の換気を実施
●例年の在校生スタッフは中止し、誘導も含めて全て教職員で対応

2月1日の城北入試、最初の受験生は7時前に登校

2月1日の入学試験の集合時間は8時20分ですが、最初の受験生が城北に到着したのは7時ちょっと前でした。例年であれば、早めに登校した受験生親子のために、講堂と地下一階の食堂が控室として開放されています。しかし今年はコロナ対応のため、こうした控室はありません。


その代わりに今年は、例年よりも30分早い7時から試験教室へ移動することができるようになりました。受験生が試験教室へ移動する時間を長くすることで、受験生が密にならないように配慮しているのでしょう。実際、入り口前の広場や検温・消毒スペースが混雑するようなことは一切ありませんでした。

川越街道から住宅街を抜けて城北へ、教職員が交通案内

城北の最寄駅は、東武東上線の上板橋駅と有楽町線・副都心線の小竹向原駅の2つがあります。どちらの駅からでも徒歩で城北へ登校できますが、入試当日は比較的近い上板橋駅を利用する受験生が多いようです。


上板橋駅から川越街道を渡ったところで、学校正門へと続く住宅街の路地を通り抜けて城北へ向かいます。受験生親子の安全安心と近隣住民のことを配慮して交通整理が行われています。例年ですと在校生スタッフが交通整理にあたっていたのですが、今年はコロナのため教職員のみで行われました。

受験生親子の姿は、7時25分を回った頃から徐々に増え始め、7時45分頃に登校のピークを迎えました。


例年であれば、正門から校舎へと向かう道の両側に、進学塾の先生たちによる激励の花道が受験生を出迎えるのですが、今年は残念ながら花道はありません。


その代わりに今年は、Zoomなどのオンライン会議システムや電話などを使って、進学塾の先生から激励を受けている受験生の姿を見ることができました。たとえ受験当日に駆けつけられなくとも、受験生を応援する気持ちは去年までと何一つ変わらないでしょう。先生からの激励を受け取った受験生は、引き締まった表情で試験会場へと向かっていきます。

試験に向かう受験生を見送る保護者たち

保護者が受験生に付き添えるのはここまでになります。「いってらっしゃい!」「落ち着いてやるんだよ!」最後に思い思いの言葉をかけて、我が子を試験へ送りだす保護者たち。校舎入り口へと歩いていく我が子の勇姿を、多くの保護者が最後まで見守っていたのが印象的でした。


例年であれば、受験生を見送った保護者は控室である講堂や食堂に向かうのですが、今年はコロナ対応のため保護者控室はありません。やはり子供たちのことが気になるのでしょう、受験生を見送った保護者の多くが広場や講堂前のスペースでじっと待っていました。


8時を過ぎて登校してくる受験生も少なくなると、祈るようにその場で待っていた保護者たちも吹っ切れた様子で帰路につきました。

保護者に見送られた受験生たちは、検温&消毒スペースが設置されている校舎の入り口へと向かっていきます。受験生同士が密にならないようにと、検温&消毒スペースは6箇所に用意されており、先生たちが受験生たちを丁寧に誘導していました。(なお、今回の検温で37.5度以上だった受験生は一人もいなかったそうです。)


城北の先生方が特に心配されていたのが検温場所での渋滞でしたが、検温&消毒スペースを6箇所に用意したことや、移動開始時間を30分早めたことなどの対策が功を奏したのでしょう。受験生が密になるようなことは一切なく、終始スムーズに移動がなされていました。

万全のコロナ対策の中、いよいよ試験スタート!

受験会場である教室に入室したら、試験の説明が始まる8時30分まで時間があります。多くの受験生は、試験直前の確認作業に充てていました。試験教室の全ての机には、飛沫防止のためのパネルが設置されています。机の列の間隔も十分なスペースが確保されており、試験の間の休み時間には教室の換気も行われるそうです。


また8時30分の試験の諸注意では、「試験会場の道具と備品は全て消毒済みですので安心して使用してください。ただし、マスクの着用はお願いします。」と放送が流れました。試験教室のコロナ対策は万全でしょう。8時40分、いよいよ試験スタートです。がんばれ、受験生!