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受験情報ブログ

2/4(金)AM 多摩大学附属聖ヶ丘中学校が2年目になる『リスニング入試』を実施!

2/4(金)AM、多摩大学附属聖ヶ丘中学校(東京都多摩市)の『リスニング入試』が実施されました。

2/4(金)午前、2年目になる多摩大学附属聖ヶ丘中学校(共学校)の『リスニング入試』が実施され、27名の受験生が受験しました。同校の『リスニング入試』は、基礎学力の国語・算数(各20分)、リスニング(40分)が行われます。

学ぶ楽しさを知る「A知探Q(英知探求)」の学び

多摩大学聖ヶ丘中学校は、1992年に開校されました。小田急線・京王線の「永山」駅と京王線「聖蹟桜ヶ丘」駅の中間地点に位置する小高い丘の上にあります。天気がよい日は校舎から富士山をのぞむこともできます。
同校の教育は、
・学びの主役は生徒にある
・学びの種のまく
・学びは自己を変える
という考えをもとに、生徒が社会人になったときに自らの意思や考えで人生を切り拓いていくことができるような人になれるような教育が育まれています。

そして、答えを知ったその先に新たな問が見えてくるという生徒が学ぶ楽しみを知ってもらえるような「A知探Q(英知探求)」という教育が行われています。夏の講習では、生徒に学ぶ楽しみが伝えられるよう、先生たちも楽しみながら行われる探求講座が行われています。

しなやかに変化し続ける学校としての行動理念のもと、設備も充実

同校は1学年120名4クラス編成で、少人数のきめ細かい指導をされています。また、物事の本質を見抜く分析力を磨くため、実験や体験学習を多く取り入れ、本物から本質に迫る教育が行われています。

理科の授業では、天体観測室で口径12.5cmの屈折式赤道儀式望遠鏡が使われています。また体育では、室内温水プールで季節を問わず1ヶ月の水泳の授業が展開されています。グランドも現在は工事中ですが、鮮やかなフレッシュグリーンの人工芝に張り替えられています。

詳しくは、同校が発信しているこちらの動画をご覧ください。

集合時間は9時40分、10時から「基礎学力の国語(20分)」...

同校の『リスニング入試』の集合時間は9時40分です。受験生と保護者は受付で手指の消毒と検温を済ますと、保護者控室へ案内されます。9時40分を過ぎると、受験生は試験会場へ誘導されました。保護者は受験生に一声かけて手を振ったりして見送ります。試験会場は2会場に分かれて行いました。受験生たちはそれぞれ案内された試験会場で着席後、机の上に置かれた「試験の注意事項」や「地震発生時の行動マニュアル」を読んだり、参考書を読んだりして試験時間まで待っていました。

9時50分、受験票回収が始まり問題用紙が受験生一人ひとりに配付されていきます。解答用紙に受験番号と氏名を記入し、その時を待ちます。緊迫した時間が流れます。
10時00分にチャイムが鳴り、いよいよ「基礎学力 国語」(20分)が始まりました。試験監督の先生の「はじめてください」という合図で、受験生たちは一斉に試験問題を開きます。鉛筆で文章をなぞりながら読む受験生、試験問題を手に取って文章を読む受験生、皆、真剣な眼差しです。

今年の基礎学力の国語は本文の書き写しから始まります。出典された文章は、福澤諭吉の「学問ノススメ」でした。
『リスニング入試』は、小学校の授業をしっかりと受けて学習していれば得点できるような試験になります。とくに基礎学力の国語と算数は、中学受験の学習をしていなくても解ける問題になっています。
国語は書き写し問題の他に文章読解が2問出題されました。問題数は多くはないので、焦らずしっかりと解答することが求められます。

10時25分、続けて「基礎学力 算数(20分)」がスタート!

10時20分、「基礎学力 国語」の試験が終わると、国語の解答用紙が回収され算数の問題が配付されます。
10時25分、「基礎学力 算数」の試験が始まりました。

今年の算数も、全部で20題出題されました。計算問題から始まり、文章題の一行問題から図形問題まで幅広く出題されていました。
計算問題では2022年にちなんで、「2022」や「20.22」などの数字を使った問題。文章題では、平均や割合などの基礎問題、円や台形の面積などの問題が出題されました。
国語同様、算数も基礎的な問題になるので、計算間違いをしないようにしっかりと解答することが求められます。

11時05分、「リスニング(40分)」がスタート!

算数の解答用紙が回収されると、休憩時間に入ります。受験生たちはトイレに行ったり、試験問題を再度解き直したりしていました。
11時00分、最後の科目「リスニング」の問題用紙が配付されました。同校の「リスニング」は放送で流れる日本語の聞き取り問題になります。
11:05分、チャイムが鳴り一斉に問題用紙を開いて、放送を聞き取ります。メモも取って構わないので、受験生たちは必死に鉛筆を走らせます。

今年の「リスニング」の問題は、問題を聞き取り問題用紙に書かれている選択肢を選ぶ問題や、問題用紙に書かれている表やグラフを参考に問題文を聞き取り解答する問題など様々な形式で出題されました。
聞くという能力は、受験生たちが学校の授業や、普段の生活においてコミュニケーションをとる上でどれが大事なことでどのような意図があって話されているのかと日ごろから相手の意図を汲むことを意識することで養われます。
それだけに一朝一夕で身に付くものでなく、社会に出てからも必要な能力です。

11時45分、「リスニング」が終わりました。40分と長時間集中していたからか、受験生たちも終了の合図とともに表情が緩みました。
4日目という受験生も多かったと思いますが、本当にお疲れ様でした。
ここまでやり切れたことは、受験生にとってかけがえのない財産になるはずです。
中学受験はあと少しで終わりになりますが、新たなステージへ自信を持って進んでいってほしいと思います。


入試問題につきましては、後日同校のホームページで掲載される予定です。
詳しくは同校のホームページよりご確認ください。

受験生ファーストの入試

今回、同校を取材させていただき、先生方の思いや優しさにふれることができました。
朝の寒い時間から校門から受付まで先生方が受験生や保護者たちを誘導し、笑顔で温かく迎え入れていた姿や、新型コロナウィルス感染症拡大で不安を抱えられていらっっしゃる受験生たちのために自家用車での来場や、しっかりとした感染症対策の準備、特別措置として2月19日に追試を設定するなど、受験生の立場に立った目線で入試が行われていました。

きっと、同校に入学された生徒さんはこのような先生方に6年間見守られながら、のびのびと学校生活を送ることができて楽しいのではないかと思います。
まだ同校を訪れたことがない受験生や保護者の方は一度足を運んでいただくと、先生方の熱意が感じられるはずです。

同校の取り組みはこちらから