受験生マイページ ログイン
受験情報ブログ

高校受験を 自分で考えることの 大切さVol.2

高校受験情報誌 Find!MY高校2025連携記事

「自分で決める」高校受験情報誌 Find!MY高校2025 より

志望校を見つけてみよう

男子校か女子校か共学か

中学まで共学だった人は、男子校や女子校はどんなものか想像がつかないと思います。男子しかいない環境や女子しかいない環境は、同性なので相手のことがわかりやすい反面、ぶつかる可能性があり、共学だと男女間のコミュニケーション能力が養われるかもしれません。ですがコミュニケーションは、その人の個性や人格で個別に行うものであり、AさんによくてもBさんはイヤだったりするものです。外から学校を見ても内部のことはわかりませんが、気になる学校を見つけたら、在校生の声などを参考にしたり、実際に学校に足を運んだりして、学校の雰囲気を自分で感じてみることが大切なポイントです。

インターネットで調べる方法

内申点や住んでいる場所を入れると条件に合った併願校を教えてくれる「併願ドットコム」や、内申点や住んでいる場所を入れるだけで、首都圏全私立高校345校の中から自分の条件に合った私立高校を教えてくれる「単願ドットコム」というサイトがあり、どちらも無料で利用できるので、志望校~受験校選びを検討する際にとても役立ちます。

準備を始めよう

中学1・2年生からスタートを

高校受験で出題される問題は、中学1・2年で学習する範囲・内容のものが多く、この本を手にしたみなさんが中学1・2年生であれば、今から高校受験を視野に入れた勉強に取り組むことをおすすめします。入学当初から積極的に授業に参加し、テストにも真剣に取り組んでいれば、内申点で高い評価を得られて入試に有利になります。特に難関校を目指しているのであれば、中学3年からの受験勉強では間に合わない可能性があります。志望校が決まっているのなら、できるだけ早めに始めることをおすすめします。

スケジュールを把握しておこう

公立高校を第一志望としている受験生でも、併願校として私立高校を受験する人がほとんどです。例えば東京都の場合、私立高校の入試は、推薦・一般とも、都立高校より先に行われます。学校によって日程は異なりますが、例年、多くの私立高校で推薦入試は1月22日から、一般入試は2月10日から始まります。合格発表は、推薦・一般ともに、入試日当日から数日後までに行われるので、私立高校の受験結果を知ってから、都立高校受験にのぞめます。これは東京都の例なので、自分が住んでいる自治体の入試概要を確認しましょう。

また推薦入試を受験する場合や、一般入試で併願優遇を利用する場合は、都内の多くの私立高校で、中学校と高校の先生が受験生の合格の可能性について事前に話し合う「事前相談」が12月15日以降に行われます。

推薦入試と一般入試

東京都の私立高校の推薦入試は、内申点、面接、作文/小論文などで合否が決まる入試です。一方、一般入試は学力試験の結果が重視される入試です。

推薦入試では、面接や適性検査(英語・国語・数学の3教科を一般入試よりも短い時間で行う学校が多い)、作文、実技などを各学校が任意で実施し、内申書やそれらをもとに合否判定が行われます。内申点も重視されるので中学校での成績が比較的安定している人に向いている試験です。ただし、中学校長からの推薦と各高校が定める推薦基準を満たしていなければ受験することができません。推薦入試の出願条件や試験内容は学校ごとに異なり、推薦入試を廃止する学校も増えているので、挑戦を考えている人は学校や塾の先生になるべく早く相談することをおすすめします。

東京都の私立高校の一般入試では、内申書、面接に加えて、おもに英語・国語・数学の3教科の学力試験の得点をもとに選抜する学校が多く、なかには教科を選択させる学校もあります。学力試験以外に面接や作文、実技を行う高校や、学力試験をマークシート方式で行う高校もあります。一般入試は学力試験で実力を発揮できる人や、幅広い選択肢から志望校を選びたい人、推薦基準を満たせない人に選ばれる試験です。一般入試には、入試相談が必要な単願併願ではなく、誰でも受けることができるオープン入試もあります。

さいごに

学校に行ってみよう

これまで勉強面での志望校選びのお話をしてきましたが、実際に通うことを考えた志望校選びも大切です。最初に「高校受験の主役は君だ」と掲げたのは、高校の3年間学校に通うのは、“あなた”。通学時間や通学路、通学方法はどうか。学校の建物や設備はどうか。先輩生徒や先生の雰囲気、授業は面白そうか。入りたい部活はあるか。進路指導や大学受験のサポート体制はどうかなど。主役のあなたが行きたい学校かどうか、文化祭やオープンスクールや学校説明会に参加して、感じることがとても大切です。

何校受験するか?

都道府県によっても違いはありますが、公立高校の一般入試は同じ日程で、私立高校の一般入試も数日間に実施されることが多いため、日程的に受けられる高校の数は自ずと決まってきます。東京都の場合は、2025年度は都立高校入試は2月21日に行われ、都内の私立高校の多くが一般入試を2月10日~12日の3日程の間で行っていました。ここから考えると、実際に出願できるのは2~4校程度です。もっと増やすこともできますが、大切なのは、志望する意味合いを明確にして決めることです。

また志望する意味合いを考えるときには、

①第一志望:自分が行きたい学校

②次点校:第一志望の次に行きたい学校

③押さえ校:最低限、高校生になるという保険のために受ける学校

の3つにわけて検討することをおすすめします。また具体的な志望校を絞り込んでいくのは、中学3年生の9~10月頃で良いでしょう。

学校選びで失敗しないために

01友達と一緒では選ばない

高校は友達と遊ぶために行くのではなく、将来につながる勉強をするために行くところです。一人ひとり目指すことは違うはずです。学校選びは、“友達と一緒”ではなく、自分が求めるものを満たしてくれるものがあるかどうかをきちんと見極めて選びましょう。

02すすめられたからで決めない

学校や塾の先生に、すすめられたままに志望校を決めるのはやめましょう。豊富な受験情報と今まで指導してきた経験を持つ先生方の意見やアドバイスは大切ですが、実際に通うのはあなたです。自分自身で学校に行き、雰囲気を感じてみましょう。

03知名度だけで決めない

聞いたことがあるから。有名だから。みんなが知っている学校だから胸を張っていえるから。そんな理由で志望校を選ぶのはやめましょう。いくら知名度が高くても、自分に合った学校でなければ、学校生活が充実しないかもしれません。知名度より自分に合った通いたい学校であることが重要です。

04偏差値だけで決めない

偏差値は、志望校を決める時の重要なポイントですが、偏差値だけで決めると後悔するかもしれません。特に直前になって、合格圏内の学校だからと、今までまったく意識していなかった学校に変更するのはやめましょう。なぜならそれではその学校が自分に合った学校なのか知る時間がないからです。

高校受験情報誌 Find!MY高校2025

Find MY高校は、中学生が“自分で選ぶ受験”を実現するための高校受験情報誌です。
豊富な学校情報に加え、進路を考えるヒントや、自分の興味・価値観を見つめ直すための問いかけを掲載。人に言われたままではなく、自分の意志で進路を決める力を育むことを大切にしています。15歳という最初の大きな節目に、自分と向き合い、未来への一歩を踏み出すきっかけをつくる一冊です。

高校受験情報誌 Find!MY高校2025 電子書籍はコチラ

この記事をシェアする
  • リンクをコピーしました