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パラ五輪日本代表・森宏明さん 母校、淑徳中学高等学校で壮行会

パラノルディックスキー日本代表・森宏明さん
母校、淑徳中学高等学校で壮行会

北京大会に続き、パラノルディックスキー日本代表に内定している森宏明さんの母校、淑徳中学高等学校の生徒が、先輩を応援しようと企画した壮行会が開かれました。
(取材/市川理香 写真/学校提供)

恩師も驚く仕上がり

2026年2月6日にミラノ・コルティナ2026オリンピック冬季競技大会が開幕。そして、3月6日には、ミラノ・コルティナ2026パラリンピック冬季競技大会も開幕します。

パラノルディックスキー日本代表に内定(※)しているのは、森宏明さん。昨年12月24日、母校の淑徳中学高等学校で、生徒会企画の壮行会が開かれました。森さんは、前回北京大会に続いて2回目の出場ですが、高校卒業までクラス担任だった酒井健弥教頭先生が「体の仕上がりが全然違う」と感嘆するように、鍛え抜かれていることはウエアの上からも一目瞭然です。

※現時点で各競技団体がミラノ・コルティナ2026パラリンピック冬季競技大会に推薦する選手。今後、日本パラスポーツ協会日本パラリンピック委員会の「ミラノ・コルティナ2026パラリンピック冬季競技大会日本代表選手団編成方針及び選手選考・決定手順」に基づき決定される。(パラサポWEB)

森宏明(もり・ひろあき)さん
1996年生まれ。野球部で主将、投手、四番として活躍していた高校2年の夏に、交通事故で両足を切断。明治大学文学部に入学し、3年生のとき(2017年)、パラノルディックスキーを始める。2019年4月朝日新聞社入社。
(朝日新聞リクルートサイトより)

森宏明さんインスタグラム

淑徳讃歌の大合唱

壮行会は、森さんが淑徳高校野球部時代やノルディックスキーで滑走している写真などのスライドショーでスタート。本人が体育館後方から入場すると、会場の空気が一変し、生徒の視線は森さんに釘付けになりました。

インタビューでは、「やりたいことはあるけれども将来が不安」という生徒からの質問に、「持久力が必要な競技で苦手意識があったけれども、熱中して続けてみたら楽しくなる瞬間があった。続ける決断に自分が納得できるかどうかが大切」「雪の降らない板橋育ちの自分だけれども、スキーをやらなかったときやらなかったことを後悔するのは嫌だと思った」という体験で回答。「怠けないようにするにはどうしたらいいか」という質問には、「事故で自分の足で歩けなくなり、マイナスからのスタートになった。一つずつ積み重ねて人生をより良くしていこうとしたら、怠けるのが面倒くさくなった」。パラアスリートになったきっかけ、事故からどうやって立ち直ったのか、といった質問にも丁寧に答える姿に、アスリートとしての自信がにじんでみえます。

全校生徒で寄せ書きをした国旗の贈呈、応援歌「淑徳讃歌」の大合唱も受けて、「愛あるイベントをありがとう」「集大成と思って、応援してくれる人の気持ちも背負い、メダル獲得を目指す」と笑顔で応じました。

出口付近では、森さんに「頑張ってください」と声をかけたり、ハイタッチや握手を求めたりする生徒、ハグする野球部員の姿も。

知れば知るほど、応援したい気持ちに

今回の壮行会の企画・運営は、生徒主導で行われました。中心となった生徒会長・本山幸知さん(高2)は、まずは森さんのことを知ろうと、経歴や競技歴などを調べたり、森さんの高校時代を知る先生方に当時の話を聞いたりしました。

「大掛かりなことまでは考えていなかったのですが、森さんのことを知れば知るほど応援したい気持ちが強くなり、それを伝えたくなりました」

みんなの協力に感謝

本山さんは、壮行会の準備について、期末テストを挟み、自分のイメージをみんなにわかってもらうことに苦労したと振り返りますが、生徒会や部活(放送部)の仲間、吹奏楽部、森さんの後輩に当たる野球部員が協力してくれたからこそできたと感謝します。
森さんと直接会ったのは、この日が初めて。「終始、笑顔が明るかった」と印象を語り、こう続けました。
「事故から立ち上がりパラアスリートになったこと、すごいと思う。ミラノ・コルティナで成果を出してほしいし、絶対に競技をみて応援します」

森さんが好きな歌、「ハレルヤ」(宮本浩二)は「勇気とともに」と歌います。
日本とミラノ・コルティナとの時差はマイナス8時間。
皆様も森さんに声援をお願いします。

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