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首都圏最難関、筑波大学附属駒場の入試レポート

首都圏最難関の筑波大学附属駒場に661名の精鋭が挑む。

東京・神奈川入試も折り返し地点にさしかかった2月3日、この日は国立・公立中学校の入試が一斉に行われます。首都圏最難関校の筑波大学附属駒場中学校には661名の受験生が名乗りを上げました。

今年も第1次選考は行われず!

例年同様、第1次選考の抽選は行われず、出願者全員が第2次選考の学力検査に進むことができました。
試験当日は前日の雪模様とは打って変わって、晴天に恵まれました。最寄りの駒場東大前駅には7時30分を過ぎると多くの受験生親子の姿が見られました。学校へ向かう道中にも応援の塾の先生の姿が、またある塾は学校付近の公園で激励を行っていました。

学校へ近づくにつれ徐々に熱気を帯びてきます。メインストリートの淡島通りは激励の塾関係者で埋め尽くされていました。受験生は先生を見つけると駆け寄り、力強く握手を交わしアドバイスをもらいます。これまでの努力の成果を発揮するべく、一様に気合の入った表情で入場する姿が印象的でした。

554名が受験!合格を目指して!

控室からピロティへ移動しいよいよ試験会場への入場が始まります。ここから先へ進めるのは受験生のみ、保護者は心配そうに後ろ姿を見送ります。子供の姿が見えなくなった後も、祈るような思いでその場に留まる保護者の姿が多く見られました。
8時30分を過ぎると受験生もまばらになり、検査開始が近づくにつれ校門付近も先ほどまでの喧騒が嘘のように静けさを取り戻します。
また、淡島通りを挟んだ歩道から入場の様子を眺める恐らく5年生であろう小学生の姿も見受けられました。来年は自分がこの舞台に立つんだと受験への気持ちをさらに強く持ったことでしょう。

ここ3年の筑波大学附属駒場中学校の出願者数を見ると、793名(2016年)、689名(2017年)、661名(2018年)と若干の減少傾向にありますが、依然として倍率は4倍以上を保っており、首都圏最難関の高き壁であることに変わりありません。最高峰に挑む受験生は様々な苦難を乗り越え、努力を積み重ねてきたことでしょう。この経験は大きな糧となり、今後の生活の大きな自信となるはずです。
時刻は9時をまわり、大きなトラブルもなく無事検査が開始された様子です。すべての受験生が自分の持てる力を全て出し切り、悔いのない入試になるよう祈るばかりです。