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コラム

春高バレーで文京学院大学高、八王子実践高が躍動!

今年1月の春の高校バレーに出場した文京学院大学高と、八王子実践高が、それぞれ活躍を見せてくれました。

1月4日(木)~8日(月・祝)の5日間にわたって東京体育館で開催された、第70回「全日本高等学校バレーボール選手権大会(=通称・春の高校バレー)」に、女子の東京都代表として出場した文京学院大学高等学校と、八王子実践高等学校が、それぞれ持てる力を発揮して奮闘を見せてくれました。

全国6400校の頂点を決める大会に東京都代表として出場

新年を迎えて間もない1月4日(木)~8日(月・祝)の5日間にわたって東京体育館で開催された、第70回「全日本高等学校バレーボール選手権大会(=通称・春の高校バレー)」。

全国6400チームの頂点を競う、高校生バレーボーラーの最大目標であるこの大会に、女子の東京都代表として出場した文京学院大学高等学校〈東京・文京区。女子校〉と、八王子実践高等学校〈東京・八王子市。共学校〉が、それぞれ持てる力を発揮して奮闘を見せてくれました。

惜しくも文京学院大学高は、大会初日の第一試合で対戦した金蘭会高等学校(大阪代表)に2対0のストレートで、八王子実践高はベスト4進出をかけた3日目の準々決勝で対戦した東九州龍谷高(大分代表)に2対1のフルセットで敗れました。

しかし、それぞれ、最終日の決勝にストレート勝ちで優勝を決めた金蘭会高と、準優勝した東九州龍谷高という、ともに優勝候補の双璧に挙げられていた強豪校を相手に、堂々たるプレーで善戦し、躍動を見せてくれた戦いぶりは立派でした。

文京学院大学高は2年ぶり9回目の春高バレー出場

文京学院大学高は、今回は東京第3(開催地)代表として2年ぶり9回目の春高バレー出場。全国的にもレベルが高く、勝ち抜くのが最も過酷といわれる女子の東京都予選大会で、今回は準決勝で下北沢成徳高に敗れたものの、3位決定戦(開催地代表決定戦)で共栄学園を破って、全国の舞台に駒を進めた戦績は称賛に値するものです。

2年前に東京第2代表として出場した2016年の春高バレーではベスト4まで進出。優勝した下北沢成徳高に準決勝で敗れたものの、決して大型ではないチームながら、元気あふれる高校生らしいプレーで会場を沸かせました。このときに関係者が一体となってチームに声援を贈った文京学院大学高の応援団に特別賞が授与されました。

続く一昨年2016年末の東京都予選では、3位決定戦(開催地代表決定戦)で共栄学園に敗れ、この春高バレーへの出場を逃した文京学院大学高。敗れたその日は、そのまま真っ直ぐ学校に戻って練習をしたと伺ったことがありました。その悔しさをバネに、今回の代表を勝ち取りました。

1回戦で今大会優勝の金蘭会高を相手に善戦!

大会初日の1回戦で当たった金蘭会高は、メンバーのうち6名がU-19日本代表に選出されているという選手層の厚い強豪校。セットカウントは0対2、スコアは15対25、18対25というものでしたが、最後まで粘り強く、文京学院らしいプレーで頑張りを見せました。

とくに、開催地・東京代表ならではの、バレー部員と保護者、OGに加え、在校生と学校関係者が一体となっての応援団の声援は多いに会場を沸かし、その声援にも励まされたチームが、その期待に応える奮闘ぶりを見せてくれました。

八王子実践は準々決勝で東九州龍谷高とフルセットの激闘!

一方の八王子実践高は、全日本チームにも多くのOGを送り出してきた、多くの人に知られるバレー界の古豪。今大会へは3年連続40回目の出場になります。2016年1月の春高バレーでは、事前に優勝候補に挙げられていた金蘭会高を準決勝で破って決勝に進出。優勝した下北沢成徳高との“東京決戦”を演じて注目を集めました。

今大会では、1回戦シード校として2日目から登場した2回戦では、やはり名門の四天王寺高(大阪代表)に2対1のフルセット勝ち、大会3日目の3回戦では大谷室蘭高(北海道代表)に2対0のストレート勝ちして、準々決勝まで勝ち上がりました。

そこで対戦したのが、今大会に準優勝した強豪・東九州龍谷高。1セット目を先取(13-25)されても2セット目を取り返し(25-20)、フルセットの激闘に持ち込みましたが、3セット目に最後は突き放されて(19-25)のセットカウント1対2で敗退し、惜しくもベスト8までの進出となりました。

SSH&SGHアソシエイト校の文京学院は中学入試もユニーク

こうした女子バレーボールの活躍が目立つ文京学院大学高ですが、同校は、「SSH(スーパーサイエンスハイスクール)」指定と、「SGH(スーパーグローバルハイスクール)アソシエイト」指定をともに受けて、時代の要請に応える先進的な教育を展開するユニークな女子中高一貫校です。

たとえば中学入試での入試科目(入試タイプ)は、第1回~4回の入試が「2科(算数・国語)」または「2科+選択(理科2題・社会2題・英語2題より、2題選択)」というユニークな形式で、第5回入試のみ「4科(算数・国語・理科・社会)」での入試となります。

つまり、国語と算数の2科以外の科目は、自分の長所や強み、得意な科目を生かして選択できる、英語を含めた「得意科目選択型」入試ということになります。

文京学院大学中高の“世界につながる”3コース制の学び

このほか、今春2018年から2月2日に新設された「コース別思考力チャレンジ」入試では、同校の中学1年次の「ファンデーションステージ」を経て、中学2年次から選択する3コース(グローバルスタディーズ・アドバンストサイエンス・スポーツサイエンス)につながる「思考力入試」が導入されます。

このなかの、「グローバルチャレンジ」は、「思考力総合問題(100点・50分)+面接」、「サイエンスチャレンジ」は、「理科実験、レポート作成(100点・50点)+面接」、「スポーツサイエンスチャレンジ」は、「スポーツ科学実験、レポート作成(100点・50点)+面接」という形式のユニークな入試が行われます。

なお、同校の学校説明会、入試解説会、個別相談では、こうした入試方法の詳細な内容の説明および受験アドバイスが行われるといいます。

今回の文京学院大学高の春高バレーでの活躍に関心を持った小学生と保護者の皆さんには、ぜひこの機会に、同校のユニークな“世界につながる”グローバル教育のあり方にも注目していただけると良いでしょう。

八王子実践中学校も来春2019年からの入試改革を検討中!

一方の八王子実践中高は、比較的規模の大きな、これまでは高校募集が主体の共学校でしたが、来春2019年入試からは、中学入試と中高一貫教育にあらためて力を入れていくために、大きな入試改革を検討しているということです。

どういう改革が公表されるか、いまから注目しておきたいところです。同校が八王子地区の中学受験に新風を吹き込む存在になると、近隣エリアの小学生と保護者からの「私学への期待」もさらに高まり、このエリアの中学入試がいっそう活気づくことになるでしょう。