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動き出した2017年入試。明大中野八王子が2/5PMに「B方式《4科総合型》入試」を新設!

動き出した2017年入試。
明大中野八王子が2/5PMに「B方式《4科総合型》入試」を新設!

今春2016年の首都圏中学入試では、「私立中入試の多様化」が目立つなか、来春2017年入試に向けて、有名大学付属校にもそうした新たな入試の導入を検討する動きが出始めています。

併願しやすい2/5(日)に「B方式《4科総合型》入試」を設定

その先陣を切って、明治大学付属中野八王子中学校〈東京都八王子市。共学校〉が、2017年入試では、2月5日(日)午後に、「B方式《4科総合型》入試」を新設することを先に公表しました。

同校がこれまで実施してきた、①2/1、②2/3の第1回・2回入試は、従来通り「4科目」で「A方式入試」として実施しますが、この「B方式入試」は、他の明治大学付属校が入試を行う2/1~2/4を避けて、なおかつ公立中高一貫校の志望者にとっても併願が可能な2/5(日)の午後に設定されました。

同校のWebサイトでは、4月21日に「2017(平成29)年中学・高校募集要項」と「平成29年度中学校入試 2月5日午後 B方式《4科総合型》入試 新設」が合わせて公表され、続く4月27日(水)には「中学校 B方式《4科総合型》入試のリーフレット(PDF)」がアップされています。

「私立型受験生」、「公立型受験生」どちらでも受験できます

日本の教育と大学入試のあり方が大きく変わろうとしている節目に、中学入試でもそうした変化に対応すべく、新たな入試形態の導入に踏み切った同校の、今後の人気動向が注目されます。

とくに東京都西南部と多摩エリアでは近年、都立の中高一貫校が一挙に増加したことにより、それらの公立中高一貫校への志望者が増加しています。こうした状況のもとで、「私立型受験生、公立型受検生のどちらでも受験できます」と題された、この新たな入試が登場したことで、公立中高一貫校志望者からも大いに注目されることが予想されます。

この2016年の首都圏中学入試では、いわゆる「適性検査型(思考力型・PISA型・総合型なども含む)入試」を実施する私学が、前年の「53校」から「86校」まで増加しています。そして来春2017年入試に向けても、すでに5~6校がそうした新たな入試の導入を公表しています。

間口の広がる中学入試

こうして中学入試が、「多様な受験準備スタイル」からチャレンジしていける、間口の広いものになっていくことは、公立中高一貫校の志望者はもちろん、小学生時代に多様な「習い事・スポーツ・芸術」に打ち込んできた子どもたちのなかには、従来型の「2科目・4科目入試」の受験勉強は不足していたとしても、このように、総合的な「思考力・判断力・表現力」を試される入試形態であれば「挑戦してみよう!」と考える親子もきっと多いことと思います。

なお、この明大中野八王子中学校の新たな「B方式《4科総合型》入試」の練習問題は、9月24日(土)14:30から行われる同校の第2回学校説明会で配布されるということです。関心のあるご家庭は、ぜひその問題をご覧いただくことをお勧めします。