受験生マイページ ログイン
受験情報ブログ

動き出した2017年入試。東洋大京北はじめ各校が新たな入試を導入!

動き出した2017年入試。
東洋大京北はじめ各校が新たな入試の導入を公表!

連休のさなかではありますが、来春2017年の中学入試に向けて、首都圏では東京・神奈川を中心に、様々な入試改革(入試要項変更)が公表されつつあります。今春2016年入試では「私立中入試の多様化」が目立った傾向としてマスコミにも注目されましたが、来春2017年入試に向けて、さらにその動きに拍車がかかる見通しです。

東洋大京北 記述・論述型「『哲学教育』思考・表現力入試」実施

共学化と現在の白山校地(新キャンパス)移転から2年目を迎えた東洋大学京北中学校〈東京都文京区。共学校〉では、来春2017年入試では、従来は第4回入試の日程であった2月4日の入試を、記述・論述型の「『哲学教育』思考・表現力入試」という形式で行うことがこのほど伝えられました。詳細は追って同校の学校説明会や入試報告会などで公表される見込みです。

女子聖学院 「日本語プレゼンテーション入試(仮称)」新設

今春2016年入試では、新たに「英語入試」を実施して注目された女子聖学院中学校〈東京都北区。女子校〉では、来春2017年入試では、この「英語入試」に加えて、日本語でのプレゼン力を見る「日本語プレゼンテーション入試(仮称)」を新設することを、4月17日(日)に行われた首都圏模試センター小6「統一合判」の際の説明会で先に公表しています。

この女子聖学院の新設入試の日程や試験内容は6月上旬に公表予定とのことですが、教育目標のひとつに「BE A MESSENGER~語る言葉を持つ人を育てます~」を謳う同校が、英語と同様に注力している国語でも「コミュニケーションの技術を磨き、インタビューやプレゼンテーションを含む表現活動に内容に興味がある、または得意としている受験生に入学して欲しいと考えています」というコンセプトの入試であると伝えられています。

桐蔭学園 一般4次入試を廃止し「AL入試」実施

神奈川でも、桐蔭学園中等教育学校〈神奈川県横浜市。男子校〉桐蔭学園中学校〈男子部・女子部〉が、来春2017年入試では、これまで2月4日に行ってきた一般4次入試を廃止し、この2月4日に「AL(アクティブラーニング)入試」を実施することを、先に同校のWebサイトで公表しています。試験内容は、「総合思考力問題(映像による講義などを受講し、内容に関わる問題を解く)」、「算数基礎(教科書レベルの思考力問題を含む)」、「面接(自己紹介や発表などを行う)」となることが、同サイトに掲載されている「AL入試」の案内に付記されています。

桐光学園 第3回B試験(「英語資格入試」「T&M入試」)新設

同じく神奈川の桐光学園中学校〈神奈川県川崎市。男子部・女子部〉では、今春2016年に新設した「英語資格入試(第1回B)」を発展させる形で、来春2017年入試では2月4日に第3回B試験(「英語資格入試」と「T&M〈talent and motivation〉入試」)を新設することがこのほど伝えられました。「英語資格入試」は昨年と同様に国・算・面接・書類(英語資格)で行われ、出願資格は「英検3級以上、またはそれに準ずるもの」。「T&M〈talent and motivation〉入試は国・算・面接・書類(志望動機・資格証明書・大会記録)で行われ、出願資格は「小学校時代に各種競技大会・コンテスト・資格試験などで優秀な成績を残し、桐光学園でさらにそれを伸ばしたい人」ということです。詳細は追って公表される見込みです。

カリタス女子 英語も選択できる新たな「3科目型」入試の実施

神奈川の女子校、カリタス女子中学校〈神奈川県川崎市。女子校〉では、来春2017年入試では、従来の日程に加え、2月2日午後に、英語も選択できる新たな「3科目型(読解・論述+算数+理科または英語)」の入試が新設される模様です。こちらも追って詳細が公表される見通しです。

新たな入試の導入によって

このように東京だけではなく神奈川県でも、来春2017年中学入試に向けて、新たな形態・傾向の入試が導入される動きが盛んになってきたことが注目されます。

これらの新たな入試の導入によって、受験生は「各自の得意な科目・学習歴・活動を生かして」中学入試にチャレンジすることが可能になるケースも多いことでしょう。一人でも多くの小学生が、希望と自信を持って中学受験に挑んでいけるようになることをお祈りします。