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動き出した2017年入試。聖セシリア女子中が2/4に「B方式〈1科目+「読解・表現」〉入試」を新設!

動き出した2017年入試。
聖セシリア女子中が2/4に新たに「B方式入試」を実施!

今春2016年首都圏中学入試のトピックとしても注目された「私立中入試の多様化」が、来春2017年入試に向けてますます拡大するなか、聖セシリア女子中学校〈神奈川県大和市。女子校〉でも、2月4日に新たな「B方式〈1科目+「読解・表現」〉入試」を新設することがこのほど公表されました。

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「B方式〈1科目+「読解・表現」〉入試」とは?

同校Webサイトに掲載された「2017年度中学校入試日程(PDF)」には、下記のように紹介されています。

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聖セシリア女子中学校では、従来の2科4科選択型の試験に加え、新方式の試験を導入し、以下の日程で2017年度入試を実施いたします。

◆新たに加わる試験の名称:B方式
◆日時:2017年2月4日(土)午前
◆内容:①算数または英語(1科目選択)及び②「読解・表現」
 算数:一般入試と同程度の内容・難易度のもの
 英語:英検4級レベルを標準としたもの
 「読解・表現」:新聞や雑誌などの記事を題材としたものから内容を理解し、自らの考えが述べられるかを採点の基準としたもの
◆趣旨:現在本校では「読解力「表現力「論理力」の育成に取り組んでおり、2020年以降の大学入試改革においても必要となるこれらの力に長けた児童の入学を求めます。

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なお、試験時間は英語・算数は50分100点満点、「読解・表現」は30分50点満点、サンプル問題は9月中に公表が予定されているということです。

なぜ、新形式の試験を導入したのか

今回の新形式(B方式)入試の導入について、同校入試広報部からは以下のようなコメントをいただいています。

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【新方式の入学試験の導入理由】

「聖セシリア女子では「読解力」「論理力」「表現力」の育成に取り組んでいます。それは、2020年以降の大学入試改革においても必要となる力であり、これらの力がそろってはじめて「幸せな人」として生きていく学力となると考えているからです。
◆「読み取る力(読解力)」…文章に限らず、人の話や映像や地図からも相手の伝えたいことを正確に読み取る力こそ、全ての学力の基盤となる必須の能力。
◆「組み立てる力(論理力)」…次に読み取った内容を整理し、それまでに学んできた知識や体験とあわせて、整合性のある理論として組み立てて体系化する力が必要になる。
◆「伝える力(表現力)」…最後に自分の中で体系化した理論を、言葉・数式・映像・身体表現など様々なツールを使って相手に伝える力が備わって学力として完成する。

例えば、現在中学2年生に取り入れている授業「イングリッシュエクスプレス」は、英語で自分を表現する」ことを目標にしたプログラムで、英語でミュージカルの発表を目指しています。英語で歌を歌い、英語のセリフを覚え、ダンスも加えて年2回の発表をクラスごとに行っています。英語でミュージカルを創りあげる過程で、協調性や語学力とともに、「読解力」「論理力」「表現力」を育んでいるのです。

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これらの力を測定するため、新方式の入学試験を現試験に加えて実施することとしたということです。

1科目を算数としたのは「論理力」を測るもので、私立中受験のために学習してきた受験生向けの「得意科目入試」の意味合いと受け止めてもよいでしょう。

もう1科目を英語としたのは「読解力」を測るものだということですが、小学校の正科にもなり、また学校外で「英語」「英会話」を習ってきた小学生もチャレンジできるものです。英検4級レベルの実力相当の出題が予定されているということです。

なお、実施日を2月4日に設定したことは、前半日程の集中を避けることと、土曜日で新たな層には受験しやすさがあること、などが理由ということです。

受験~進学の門戸を広げる入試改革

この新たな入試の導入によって、塾に通って従来型の4科目・2科目の受験勉強をしてきた小学生だけに限らず、英会話をはじめとした様々な学習や習い事に励んできた小学生にとっても、聖セシリア女子中学校を受験できる機会が拡大したと考えてよいはずです。

一方ではこれまで通り、従来の2科4科選択型の試験も行われますので、塾での4科目・2科目の受験勉強をしてきた小学生にとっても、それまで両立してきた習い事や学習のなかで、自分の「得意科目」を生かして受験することもできます。

より多くの小学生にとって、自らの力や学習意欲を試す機会となり、私立中高一貫校への受験~進学の門戸を広げてくれた、今回の聖セシリア中学校の入試改革は、同校への通学が可能な、神奈川県中央エリアを中心とした小学生には朗報といえるでしょう。ぜひ注目していただきたいと思います。