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受験情報ブログ

芝浦工大柏がグローバル・サイエンスクラスを新設

芝浦工業大学柏中が2016年からグローバル・サイエンスクラス新設
希望者には英語口頭試問による加点

芝浦工業大学柏中学校〈千葉県柏市・共学校〉では、来春2016年入試から、特進クラス「グローバル・サイエンスクラス」を新設することを先に公表しました。

「グローバル・サイエンスクラス」の募集

芝浦工業大学柏中学校全体で計180名を募集定員とする中学入試のなかで「グローバル・サイエンスクラス」(1クラス40名程度)は下記の内訳で募集されます。

◆1回目 1/23(土)
 定員:グローバル・サイエンスクラス約30名,一般クラス約80名

◆2回目 1/27(水)
 定員:グローバル・サイエンスクラス約10名,一般クラス約45名

◆3回目 2/4(木)
 定員:一般クラス約15名

1回目、2回目の入試は、いずれも4教科で実施。得点上位の受験生から「グローバル・サイエンスクラス」の合格を決定。また、一部英語を得意とする希望者には、4教科に加えて、午後に英語による口頭試問(10分程度)を実施し、英検3級相当以上と判定された受験生には、そのレベルに合わせて加点を行うということです。

2月4日は従来の学科試験から変更へ

なお、2月4日に実施する一般クラスの3回目入試を、従来の学科試験から「課題作文と面接」に変更します。

【2/4(水)3回目入試/試験科目】
・課題作文①:文系分野45分
・課題作文②:理系分野45分
・面接10分

〈課題作文について〉
この課題作文は、合計の字数で300~400字程度を文系分野と理系分野で2題出題(簡易な適性検査型論述作文)。文章や図、表を合わせて、読み取れることや自分の意見を記述するもので、同校のWebサイトには6月上旬から模擬問題が提示されています。

〈面接について〉
人物を確認する簡単な面接で、口頭試問のような形は行わない。

〈判定方法〉
課題作文を重視した上で、面接などを加味して判定する。1回目、2回目を受験している場合は、プラス要素としてその得点も参考にする。

なお、これらの入試変更と合わせて、全回の入試で「Web出願」を導入し、受験生の保護者の労力の軽減を図るということです。

「学び続ける人材」の育成により力を注ぐ芝浦工業大学柏中高

芝浦工業大学柏中高では、2020年の大学入試改革に向け、基礎学力、実践的な英語力とともに知識の運用力を持った「学び続ける人材」の育成により力を注いでいこうという方針を掲げています。

同校ではすでに、中学開校以来、総合学習を重視し、一人一台のタブレットPCを使い、Webによる教材開発コンテストに中2~高2まで参加し、プレゼンテーションの機会も多く設定してきました。

目標達成シートや手帳指導などにより主体的に自己分析をし、課題設定をする生徒の育成も意識し、英語教育においてはすでに4技能をきちんと身につけるために、様々な改革を行ってきました。
さらに2015年度からは、Webによるビデオ教材も導入し、反転学習などアクティブラーニングの取り組みをまた一段進めています。

中高ともに特別なカリキュラムを展開中!

そうした流れの中で、今春2015年度から高等学校で「グローバル・サイエンスクラス」をスタート。この取り組みを中高6ヵ年のものとするために、来春2016年度からは、中学校でも「グローバル・サイエンスクラス」を設置する運びとなりました。

なお、同校では以前から高校に、「SSH(スーパーサイエンスハイスクール)」の取り組みを継続した「芝浦サイエンスクラス」を設置。今春2015年度からは、文系にもこうした特別なカリキュラムを設置するために「グローバル・サイエンスクラス」に発展させてきました。

そこでは理系の取り組みだけでなく、英語や討論などの文系的要素も取り入れながら、高校2年生以降は、「グローバルコース」と「サイエンスコース」にわかれ、高校3年では東大などの最難関国立大受験を突破するカリキュラム編成を導入しています。

2020年大学入試改革を見据えての進化・発展に今後も注目

その一方で、一般クラスの「ジェネラルラーニングクラス」は、千葉大、筑波大、私立難関大を受験するクラスとして位置づけ、高1・2年で行われていたサイエンスの課題研究なども課外で希望者を対象に実施していきます。

2016年度より設置する中学校の「グローバル・サイエンスクラス」は、こうした取り組みにつながる準備段階として設置し、中1~中2、中3~高1、高2~高3と、3段階でそれぞれ適切にカリキュラム設定をしていくということです。

5年後の「2020年大学入試改革」を見据えて、来春から中学入試にもその教育のあり方を反映させ、さらに自らの教育を進化・発展させようとしている芝浦工業大学柏中学・高等学校。今後の人気動向の変化や、学校からの情報発信にぜひ注目してください。