受験情報ブログ

工学院大学附属中高「21世紀型教育」キーワード紹介

ここでは、工学院大学附属中学校・高等学校の「21世紀型教育」キーワード集をご紹介します。

9月9日(日)発行の『ブレイク』掲載の学校紹介記事「私学の魂」のコーナーでは、工学院大学附属中学校・高等学校をご紹介します。ここでは、年々進化する「21世紀型教育」の導入最先進校ともいえる同校の「21世紀型教育キーワード集」をご紹介します。

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「21世紀型教育」導入最先進校を9月度『ブレイク』でご紹介

9月9日(日)に実施される小6第3回「統一合判模試」の受験生にお配りする「解答と解説」冊子『ブレイク』の巻頭の学校紹介記事「私学の魂」のコーナーでは工学院大学附属中学校・高等学校をご紹介します。

中学校にハイブリッド3クラスを開設して4年目を迎え、今春からは高校でもハイブリッド4コースの体制がスタートした工学院大学附属中学校・高等学校。

年々進化を図り、「21世紀型教育」の導入最先進校ともいえる同校の「21世紀型教育」とはどのようなものなのでしょうか?

以下に、工学院大学附属中高の教育展開を伺い知るために、学内で使われているキーワードについて、いくつか説明を抜粋してご紹介します(上記「私学の魂」記事中では、これらのキーワードをまとめた、同校の「21世紀型教育」の概念図だけをご紹介しています)。

詳細は、同校の『学校案内』やリーフレットなどの資料にわかりやすい紹介されていますので、関心のある方は、ぜひ同校の学校説明会や見学会などに足を運んで、直接に同校の先生方のお話を聞いていただければと思います。

工学院大学附属中高の「21世紀型教育」キーワード解説

・21世紀型教育(21CENTURY EDUCATION
多様化する社会の変化に対応できる生徒を育てるため、独自の教育プログラムを行っています。世界に目を向け、知識・技能だけでなく、思考力・判断力・表現力を身に付け、主体性・多様性・協働性を養い、世界から必要とされる若者になるための教育を進めています。

・Global(グローバル教育)
英語の学習を通して世界の現状を学び、世界市民としての感覚を身につけます。特にコミュニケーション力やプレゼンテーション力の養成を重視した授業を行い、C1レベル〈※〉の英語力を目指します。

・Innovation(イノベーション教育)
「未来志向の若者を育成する」……未来志向にイノベーティブはつきものです。PBL・PILのような相互方向型の授業は「生徒と生徒」「教師と生徒」が互いの考えや発想をシェアしながら教師がインタラクティブに授業を進めていきます。

・Liberal Arts(リベラルアーツ)
講義(レクチャー)による一方通行型の授業を極力避け、PBL・PIL(アクティブラーニング)のような対話形式の授業によって、知識の理解にとどまらず、分析・統合・創造などの知識の活用を重視していく中で創造的思考力を養成し、自己肯定感を持った若者を育てます。

・アクティブラーニング
教員が一方的に知識を教え、生徒がノートを取って試験に備えるという授業スタイルでは知識偏重になりがちです。教員は方向性を示唆し、常に問いを投げ掛けながら、生徒が自ら考え、情報を探し、問題解決の方法を導いていく相互方向型の授業で、知識の活用力や主体性、コミュニケーション能力といった実社会で必要な力を身に付けていきます。

・PBL(PROJECT BASED LEARNING=問題解決型授業)
具体的な課題を設定し、その解決に向かって取り組む問題解決型学習法です。解なき社会で存分に力を発揮するために、自ら考え、的確な判断を生み出せる力、予測できない急激な変化に立ち向かえる力を養います。

・PIL(PEER INSTRUCTION LECTURE=対話型授業)
一つの正解を求めるだけでなく講義に対話を導入する授業法で、グローバル化に対応した世界標準の教育です。

・ICT教育(INFORMATION COMMUNICATION TECHNOLOGY)
「電子黒板を導入し、ビジュアルイメージを多用することで、わかりやすくて記憶に残る「五感で学ぶ授業」を実現します。もちろん教室にはWi-Fiも完備。中学生はiPadを、高校生は「BYOD」で各自のPCを持ち、電子黒板と連動した双方向授業や、探究型活動に活用していきます。そして情報化社会に育つ世代に必須といえるITリテラシーを身に付けます。情報検索、映像編集、プレゼンテーションのツールとしてだけではなく、教育用SNSのEdmodoの活用で、自学自習にも役立っています。

・iMovie
iMovieで生徒たちは簡単に動画編集が行えます。授業やさまざまなプロジェクトで作成する動画からたくさんの傑作品が生まれます。

・Edmodo
Edmodoは教育用SNSです。連絡事項の確認や、宿題の提出などさまざまなやり取りに使います。先生が管理をしているので安心です。

・ロイロノート
思考のまとめ、教材配布、画面配信など双方向で授業を展開し、協働学習するのは欠かせないツールです。

・SWAY
写真を選んだり、文字を入力したりするだけで簡単にスライドができるプレゼンテーションツールです。自分のアイデアをまとめたり、行事のレポートを作ったりとさまざまな場面で活用します。

・Fabスペース
図書館内に設け新たに設けたFabスペースやMAKE ROOMには3Dプリンタや3Dスキャナー、iMacが完備。校内いたるところにレゴもあり、アイデアを形にする環境が...

・探究論文
高1の2学期から1年かけて、興味を持ったテーマに沿って主体的な調査・研究を行い、それを論文に仕上げます。将来について考えるきっかけにもなります。

・プロジェクトツアー
単なる観光旅行ではない、現地で課題に取り組むツアーです。2017年度は広島と東北の2方面で実施しました。

・英語教育
ネイティブ教員と日本人教員によるチームティーチングでオールイングリッシュの授業を展開しています。日本初のCambridge English Schoolの認定を受け、Cambridgeとの連携を図りながら、ペアワークやグループワークといったアクティブラーニング型の授業で生きた英語を習得します。実用英語検定など資格検定の取得も重視しており、英語力のチェックに活用しています。

・CLIL(クリル)
Content and Language Integrated Learning(内容言語統合型学習)の略語。他の教科と連動し、さまざまな社会の問題等を英語で読んだ後、その解決策をグループで議論し、プレゼンテーションを行ったり、実際に行動したりすることで、INPUT→OUTPUTの流れの中で英語を身に着けます。

・Cambridge English School
「Cambridge English School」とは、ケンブリッジ大学出版発行の教材を採用し、英語学習の成果をケンブリッジ英語検定で測定する学校のうち、学校全体で英語力向上に取り組むことに関し、3カ年計画のコミットメントを約束した学校を対象とするスキームです。認定を受けると、英語の職能開発のためのオンラインプログラム・Cambridge Teacher Developmentを受講できる等、魅力的な特典が用意されています。
本校ではケンブリッジ大学出版発行の教材『Uncover』(中学)・『Unlock』(高校)を採用しています。これらの教材は身近な話題から社会問題まで多彩なTopicを取り上げており、4技能をバランスよく習得できる構成になっています。またケンブリッジ大学英語検定も行っており、国際基準による「Reading」「Writing」「Listening」「Speaking」のレベルチェックに活用しています。

・CEFR(セファール)…C1英語
Common European Framework of Reference for Languagesの略称でヨーロッパ言語共通参照枠と訳されています。外国語の習得状況をA1、A2、B1、B2、C1、C2の6段階のレベルで表したものです。本校がめざすC1レベルは熟達した言語使用者として「広範で複雑な話題を理解して、目的に合った適切な言葉を使い、論理的な主張や論議を組み立てることができる」レベルとされており、英検では1級がC1に相当します。

・STEAM(スティーム)教育
アメリカで取り組まれている教育政策の一つで、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Art(芸術)、Math(数学)の5分野のことを指し、それらを横断的に行っていく教育方法です。

・MoG(モグ:Misson on the Ground
アジア新興諸国をはじめとする世界各地で社会事業家が抱えている経営課題の解決に挑む「グローバル×ビジネス×マインド」を学ぶ実践型の教育プロジェクトです。現在までに、インドネシア、フィリピン、ベトナム、カンボジアで実施しました。事業の立案から現場でのビジネスの流れまで一通りを経験します。

・サイエンス教育
ハイブリッド特進理数クラスの理科では、実験や研究について学ぶ機会を多く設けています。机上の論理だけではなく、サイエンスへのワクワク感を体験しながら学び深めていくことができます。物事の本質を自ら探究するための「問い」や「好奇心」を育み、相互方向の授業によって自主性も高め、科学的思考力を深めます。

・デザイン思考
本校が独自に設定している「デザイン思考」という授業は、「豊かな発想力でアイデアを形にし、発信することができる」「問題解決的な探究のプロセスをたどることにより、思考力を育てる」「情報の検索方法や整理の方法、効果的な活用方法を習得する」「メディア情報リテラシーを育成する」という4つの柱で構成されています。ICTを活用し、「予測不能な社会」で活躍できる力を養います。

・Learning by making
考えたことを実際に形にし、それを他の人と共有するという過程を大切にしています。広島・東北のプロジェクトツアーに向けて平和について考えた生徒たちは、調べたことをムービーにまとめました。そのムービーは国際平和映像展祭に出品し、みごとファイナリストに選出されました。映像制作だけでなく、3Dプリンタやレゴなど工学院には何かを形にするチャンスがたくさんあります。

・図書館
読書や自習はもちろんのこと、リソースセンターとしての役割も担っており、「探究論文」に取り組む高校生も情報を求めたくさん利用しています。またグループでの活動でも数多くの生徒が利用しています。館内にはFabスペースが整備されており、iMacや3Dプリンタを使ってプログラミングに熱中している生徒もいます。図書館の活動も活発で、館内は生徒がつくった楽しいPOPであふれています。
今年からは『Over Drive』電子図書館の活用もスタート。生徒たちは各自のデバイスから本を借りることができるようになりました。洋書が充実しているので英語学習にも大活躍です。

・Life is Tech
Life is Tech!は、中高生の「創造する力」と「つくる技術」の習得をめざすプログラムで、最新のIT技術を学ぶことができます。通常は全国各地の大学で行われるプログラムですが、本校でも夏に3日間開催しています。ゲーム、デザイン、プログラミング、アプリ開発、DTMなど自分の好きなコースを選ぶことが可能です。メンターが個別にサポートしてくれるので、初心者でも安心して参加できます。

・グローバル教育(GLOBAL EDUCATION
多彩な国際交流プログラムの下、さまざまな発見と感動に満ちあふれた海外体験が自分の可能性を広げます。

・夏期海外研修(中3対象)
特進理数クラスと特進クラスではオーストラリアのアデレードで、3週間の異文化研修を実施しています。原則全員が参加し、ホームステイをしながら現地の学校に通います。英語の特別レッスンを受けたり、現地校の授業を受けたり、アクティビティに参加したりします。英語力を磨くことはもちろん、現地での暮らしを通して、文化や生活様式の違い、人間関係の在り方など、実に多くのことを肌で感じる機会になっています。
インターナショナルクラスの生徒はアメリカのハンツビルで、スペースキャンプとロボティクスキャンプに参加します。同年代の他国の生徒と一緒のドミトリーで寝食をともにし、グループ活動を通して、「課題発見」「問題解決」等を学びます。「理科と数学を英語で学んで」いるからこそ、参加できるプログラムになっています。

・短期海外研修
夏休みを利用して希望者を対象に、2週間程度の短期海外研修をマルタ島で行っています。大切なのは飛び込んでみる勇気です。その経験がその後の成長につながります。英語のレッスンのほか、さまざまなアクティビティに参加し、世界の仲間たちとグローバルなつながりを築きます。
また、フィリピン・セブ島での語学研修(3週間)も希望者を対象に実施します。短期集中型のマンツーマンレッスンで、英語力の向上を目指します。

・3か月留学&トビタテ!留学JAPAN
高校1・2年生の希望者を対象に、3ケ月間の短期海外研修留学を行っています。昨年はオーストラリアで実施し、5日間の語学プログラムの後、ホームステイしながら現地校の生徒と同じ授業を受けました。本校独自に開発したプログラムのため、現地校との連携を密に行っています。また参加者には東京都から補助金が支給され、留学の後押しになっています。今後さらに6カ月、12カ月の留学制度も構想中です。
「トビタテ!留学JAPAN」は、日本の若者が海外留学に自ら一歩を踏み出す気運を醸成することを目的として、将来世界で活躍できるグローバル人材を育成する留学促進キャンペーンです。本校の卒業生もその1期生の一人として選ばれ、オーストラリアで3か月の留学を体験しました。本校は「トビタテ!留学JAPAN」にエントリーして、世界でチャレンジしようとする生徒を応援しています。

・模擬国連
模擬国連は一人一国の大使を任され、特定の議題について実際の国連における会議と同じように議論、交渉し、決議を採択することを目的とした活動です。本校生徒も積極的に模擬国連に参加します。ネイティブの教員が特訓・サポートして本番に備えます。英語によるコミュニケーション能力のみならず、国際的な諸問題に一層の関心が必要です。交渉力、課題を解決する力なども養います。