コラム

女子ゴルフ山口すず夏選手。「学校から世界へ」インタビュー②

〜中学校生活〜(2/4)

「学校から世界へ」第3回アスリートは、世界のトップが集結する全米女子オープンに14歳で出場(日本人女子の海外メジャー最年少出場記録)。今年1月に行われたオーストラリアアマチュアゴルフ選手権では日本人初制覇と、女子ゴルフ界で非凡な才能を発揮している、共立女子第二高校の山口すず夏(やまぐち・すずか)選手です。【取材日:2018年5月28日】(文:金子裕美 写真:永田雅裕)

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世界で戦うトッププロのメンタルを学ぶ

---中嶋常幸プロが主催するジュニア・アカデミーに入ったのは中学生の頃ですか。

山口さん 中1の時に入りました。年に2、3回の講習ですが、とてもためになります。今も特待生として参加させていただいています。

---そこで得たことを教えてください。

山口さん (中嶋プロは)全英、全米など、世界の大舞台を経験されている方なので、あの時のメンタルはこうだったとか、中嶋プロがジャンボ(尾崎将司)さんと戦う時はこうしていたとか、メンタル面で参考になる、おもしろい話をたくさん聞けます。技術も教えてくださいますが、(受講生には)それぞれ教わっている人がいるので、スイングについては気になることだけを指摘するという感じです。

---アイススケートも練習に取り入れたことがあるそうですが、それはお父様のアイデアですか?

山口さん はい。父が市の広報紙を見て「トレーニングにいいかもしれない。ここ(市主催の講習会)に行け」と言うので、中3の冬に3ヶ月間くらいやりました。最初は「えーっ」て思いましたよ。人見知りではありませんが、習い事などですでに出来上がっているグループに入っていくのは恥ずかしいので抵抗感がありましたが、行ってみたら楽しかったです。

--アイススケートの経験は?

山口さん ないです。それが人生で初めてのスケートだったので、最初は私の腰あたりしかない子どもたちと一緒に、全然滑れないところから始めました。でも、週1で3回くらい行ったら普通に滑れるようになりました。クラスも5ランクくらい上がって楽しかったです。

--ゴルフには役立ちましたか。

山口さん はい。スケートは軸を意識して滑らなければいけないので、そういうところはゴルフと同じだなと思いました。

--おもしろい発想ですよね。

山口さん 足首も柔らかくなりました。スケート靴を履いてリンクでかかとを浮かせずに立ったり座ったりということをした時に、最初はできなかったんですね。でも、やっているうちにできるようになりました。それもゴルフに役立っています。

頭角を表した中学時代!

--中学時代に頭角を表したのは、いろいろな練習の積み重ねがあったから?

山口さん 練習量が増えていきましたし、小学生の頃は体が細かったんですね。まわりにいるゴルフをやっている子たちと比べるとすごく細かったので、中学に入ってからは頑張ってごはんを食べる量を増やしました。そのうちメキメキと体が大きくなって、身長はそんなに高いほうではないですが、(プロツアーなどで)大人の中に混ざっても引けを取らないくらいになりました。海外には体が大きい人が多いので細く見られてしまうのですが、トレーニングの成果もあって今があるのかなと思います。

--トレーニングはいつ頃取り入れましたか。

山口さん そんなに(筋力が)劣っているほうではなかったので、小学校の頃はしていなかったです。小さい頃からトレーニングをすると成長が止まると言われているので、本格的にやり始めたのは高校生からです。

--理論を体で表現することは得意なほうですか。

山口さん 全部が全部、そうではないですが、言われたことは意外とすぐに身につけられるほうだと思います。スポーツは全般的に好きですし、できるほうだと思います。最近、はまっているのが卓球です。高校の試合の時に、軽井沢にある学校の施設に泊まったのですが、そこに卓球台があって、試合に出ている子たちと対決しているうちに結構できるようになりました。観るだけなら野球も好きですし、他のスポーツも全般的によく観ます。