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受験情報ブログ

首都圏屈指の女子人気校・鷗友学園女子中学校の第1回入試

暖かな朝になった2月1日(木)、鷗友学園女子中学校で行われた第1回入試の様子をお伝えします。

キリスト教精神に基づき「慈愛と誠実と創造」を校訓とし、心の教育を行っている鷗友学園女子中学校・高等学校。例年に比べ、ずいぶんと暖かな朝になった2月1日(木)、同校で行われた第1回入試の様子をお伝えします。〈取材・撮影・文/市村幸妙〉

自ら進んで学べる環境があるから輝ける

アドミッションポリシーを、
1.大学受験のための学習だけではなく、あらゆることに興味・関心を持つことができる生徒
2.自ら進んで問題を発見し、その解決に向けて、仲間と協力して真剣に取り組むことができる生徒
3.困難な状況の中でも、しなやかに粘り強く、自分の人生を豊かにしようと努力する生徒



とする鷗友学園女子中学校・高等学校。


募集要項・アドミッションポリシーの結びには、以下の言葉が記されています。


「みなさんも、目を輝かせて自ら進んで学ぶ鷗友生の一人に加わりませんか。心よりお待ちしています」


校長の大井正智先生はこの言葉の通り、同校の生徒たち、そして受験生について、
「本校の生徒たちはみんな、とても楽しそうに学校生活を送っています。新入生も楽しく過ごしてほしいと願っていますし、そういう学校でいなければと思っています」と話します。

つつがなく校内へ歩を進める受験生たち

鷗友学園女子中学校の2024年度第1回入試は、募集人員約180名のところ、520名の出願者がありました。出願者数は昨年に比べて53名減りましたが、これは年々難化している同校のチャレンジ層が抜けた結果でしょう。


注目すべきは、63.8パーセントという初日出願率の高さです。出願期間は1月10日からでしたが、2023年12月20日より出願サイトで事前登録をし、出願に備えていたご家庭が多かったのだそう。


それだけ、鷗友学園女子への思いを持った受験生が集った入試となりました。


同校の最寄駅は、東急世田谷線宮の坂駅もしくは小田急線経堂駅ですが、学校へは世田谷の閑静な住宅街の中を進みます。

開門は7時、集合時間は8時10分です。


筆者が到着した6時45分と同じ頃、お手伝いを希望した中1生たちが登校していました。約30人の生徒が受験生の案内係や休み時間中の換気などを行います。自分自身の入試時のことが記憶に新しいからこそ、より受験生たちに寄り添える存在です。

受験生の登校、ピークは7時25分

この在校生たちについて、大井正智校長先生は、
「本校では毎月、お誕生日会を開催しています。その際に生徒たちは『先輩方がとても大切にしてくれているし、その尊敬できる先輩を目標にしていきたいんです』と口々に話してくれます。


お手伝いを買って出てくれた生徒たちは、上級生になるからと張り切って、受験生を迎えることを楽しみにしています」
と微笑みます。

さて、募集要項には開門時間が午前7時と記されていましたが、10分ほど前にはもう開けられ、先生方は受験生たちを迎える準備万端です。


大井校長先生も「今日のこの日は一生に一度ですから、万全で出迎えてあげたいのです」と話します。


6時55分ごろには何組かの受験生親子の姿が見られ、その後も続々と受験生親子がやってきます。


幾度も学校へ足を運んでいる受験生たちは先生方とも顔見知りのよう。穏やかに挨拶をしていきます。


「説明会などでもお話をしていますし、見知った顔があれば少しはホッとできるのかなと思って。あまり役に立たないかもしれませんが」と大井先生は笑います。


さらに4年生、5年生の見学組が何組も訪れており、大井先生はその親子にも声をかけていきます。

緩やかに受験生の列は続きますが、ピーク帯は7時25分頃、7時40分頃。


それでも今年は検温がなかったため、大行列にはならず、受験生親子はつつがなく校内へと進んでいきます。

教頭の福井守明先生によると、準備は整えていたものの、今年は特に保健室受験などの連絡はなかったとのこと。受験生たちが健康でこの日を迎えられていたならば、それがいちばんです。


なお、保護者控え室は2箇所あり、今年から温かいお茶の提供を復活させたのだそう。こんなところからも同校の温かな気配りを感じ取ることができます。

第2回は2月3日。さらに熾烈な入試になることでしょう。

それでも、目を輝かせて自ら進んで学ぶ鷗友生の一人となるべく、これまでも、そして入試当日も自分なりのベストを尽くした受験生たちに精一杯の賛辞を送りたいと思います。