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2/1(水)城北中第1回入試レポート、コロナ対策の制限が緩和

2月1日(水)、城北中学校・高等学校(以下、城北と略称)では第1回入学試験が行われました。

東京エリアと神奈川で中学入試がスタートした本日2月1日(水)、城北中学校・高等学校(以下、城北と略称)では第1回入学試験が行われました。今年もコロナ禍での中学入試となりましたが、昨年・一昨年に比べて制限が少し緩和されています。受験当日の様子をご覧ください。〈取材・撮影・文/福原将之〉

城北の出願者数は36人増の425名

城北の入学試験は2月1日、2月2日、2月4日の計3回行われます。昨年2月1日入試では389名の受験生が出願しましたが、今年の出願者数は36人増の425名が出願しました。城北の人気ぶりが伺えます。

コロナ対策の制限が緩和

城北は入試のコロナ対策として定評があります。昨年度は早くから「コロナウィルス感染症への対策(https://www.johoku.ac.jp/blog/40729/)」をホームページで公表し、保護者・受験生の不安を和らげていました。今年度の城北のコロナ対策は基本的に昨年度と同じですが、二点、制限が緩和されていました。

一つ目の制限緩和は「保護者控室の復活」です。コロナ禍によって多くの中学入試では保護者控室がなくなったため、試験中に保護者の居場所はなく、一度学校を離れる必要がありました。今回、城北では講堂と食堂の二カ所が保護者控室として開放されていました。保護者控室が復活したことは保護者にとって非常に嬉しいことでしょう。コロナ禍以前の保護者控室に用意されていた温かいお茶は、コロナ対策のため残念ながらありませんが、自動販売機があるため困ることはありません。

二つ目の制限緩和は、入試当日の受験生応援の解禁です。中学入試の風物詩だった「塾の先生による激励の花道」がコロナ対策により姿を消していましたが、今回の制限緩和によって復活する可能性が出てきました。今年は大手塾が自粛したため以前のような激励の花道は見られませんでしたが、少数ながら受験生の応援に駆けつけた塾の先生、教育関係者の姿も見られました。私も経験がありますが、試験直前の先生からの応援は本当に力になります。こちらも受験生にとっては嬉しい制限緩和だと思います。

受験生の登校、ピークは7時50分

それでは入試当日の様子をレポートします。城北の最寄駅は、東武東上線の上板橋駅と有楽町線・副都心線の小竹向原駅があります。上板橋駅からは徒歩10分、小竹向原駅からは徒歩20分の距離ですが、入試当日は比較的近い上板橋駅を利用する受験生が多い印象です。2月1日の受験生の集合時間は8時20分ですが、密を避けるために朝7時には試験会場に入場することができます。最初の受験生が到着したのはちょうど7時ごろでした。

受験生親子は上板橋駅から川越街道を渡り、住宅街のまっすぐな路地を通って城北へと向かいます。受験生の交通安全と近隣住民のことを配慮して、学校正門前や川越街道の大きな交差点では手旗を手に持った教職員が交通整理にあたっています。写真は川越街道から学校までの登校風景になります。

受験生親子の姿は、7時25分を回った頃から徐々に増え始め、7時50分ごろに登校のピークを迎えました。敷地が広く十分なスペースが用意されていたため、ピーク時でも受験生同士が密になるようなことはありませんでした。写真はピーク時の正門前と校舎前の広場になります。

受験生を励ます保護者たち

今年から入試当日の受験生応援が解禁されましたが、大手塾が自粛していたこともあって激励の花道はなく、広場は昨年・一昨年と同じような様子でした。少数ですが応援に駆けつけた塾の先生が激励している姿や、スマホを使ってオンラインで通話している受験生親子の姿も見られました。

保護者が受験生に付き添えるのは、試験会場の校舎に入る手前の広場までとなっています。拳と拳を突き合わせる仕草でエールを送るお父さんや、激励のハグで受験生を包み込むお母さん。広場では思い思いのやり方で我が子を送り出す保護者の姿が見られました。校舎入り口へと歩いていく我が子の姿を、多くの保護者が最後まで見守っていたのが印象的でした。

試験会場入り口には検温&消毒スペース

保護者と別れた受験生たちは、試験会場がる校舎の入り口へと向かっていきます。校舎の入り口には検温&消毒スペースが設置されており、先生たちが受験生たちを丁寧に誘導していました。検温&消毒スペースは6ラインが用意されており、ピーク時でも受験生同士が密になることはありませんでした。

いよいよ試験スタート!保護者は控え室へ

試験諸注意の校内放送が始まる8時30分までの時間、多くの受験生は試験直前の確認作業に充てていました。教室には受験生がリラックスできるよう、小さめのBGMが流れていました。1教室あたり受験生30名となっており、机の間隔も十分なスペースが確保されていました。8時40分、いよいよ試験スタートです。

城北の試験時間は国語・算数が各50分、理科・算数が各40分となっており、試験に12時25分に終わる予定です。受験生を見送った保護者たちは、今年から復活した保護者控え室である講堂や食堂へと向かっていきます。控室は換気がされつつも暖かく、保護者もここで一息つくことができたようです。わが子の合格を信じ、力を十分に発揮できることを祈って、4時間あまりの待ち時間を過ごすのでしょう。がんばれ、受験生!